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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. この世界の片隅に(2016) 映画終盤、空襲日誌で8月6日へのカウントダウン見せつつ「広島へ帰る」という展開がもう鬼。ただこの展開が演出じゃなくずっと変わらぬ時間の流れの中で展開し、8月6日もクライマックスではなく(ちょっと変わった出来事が起こった)1日の1つとして描かれている。戦局とすずらキャラクターの変化もその日々の積み重ねの上で変わっていく。そこがこの映画の良さである。[インターネット(邦画)] 9点(2019-08-04 00:43:46) 2. GODZILLA ゴジラ(2014) 暗いというかほぼ暗闇で最後まで何が起きてるか全くわからないのだが。Youtubeに上がってるバトルシーンのみ抜き出したものだとちゃんと見えてるのでブルーレイ化する時の調整の問題?それとも再生プログラムのせいなのか。まあどちらにしてもそもそも夜にばかり戦わせるのが悪いので監督の問題。金払って暗闇を見せられるんだからほとんど詐欺[ブルーレイ(字幕)] 0点(2015-06-15 00:27:04) 3. 告白(2010) 本来どちらかというとカルトのジャンルに入るはずだが、こういう小説が大衆受けする日本人のミステリー好きここに極まれりという感じか。日本社会病理の集大成でさっそく海外でもカルト的評価を集めハリウッドからリメイクのオファーもあるようだが、こういう日本人独特の感性は嫌いではない。しかし行間を読ませるのが肝の社会病理小説を行間を読ませない内容で映像化してしまい空気感だけの典型的ミステリーに仕上がっており陳腐さを招いてしまっている面が目立つ。この監督、下妻物語ではかなりのファインプレーをしたが、今回は畑違いの所に手を出してしまった印象が否めない。[DVD(邦画)] 5点(2012-03-22 17:12:57) 4. コンテイジョン 単なるウィルスパニック映画になりそうなところだが、何が善で何が悪か、何が正解で何が間違いか、どこに寄りすぎることもない多角的な視点から社会状況を個性派俳優の惜しげもない投入で描いたまさに渾身のリアリティをほこる社会派パニック映画に仕上がっている。この臨場感とスリルは味わう価値あり[DVD(字幕)] 8点(2012-03-03 16:50:55) 5. 恋とニュースのつくり方 てっきりプラダを着た悪魔の監督だと思ったらノッティングヒルの監督か、というのも女性のキャリアと恋愛を女性視点で描いた映画だったから。思えば昔のラブコメディはプリティ・ウーマンに代表される男により引き上げられるような女性が多かったが、90年代メグ・ライアンの一連の等身大の都会派トレンディドラマを挟み近年はこのような自立しキャリアを積む女性を描いたものに移行してきている。この20年で女性を取り巻く社会環境は大きく変わった。かつてジュリア・ロバーツでノッティングヒルを撮った監督で、主人公の戦う相手にリチャード・ギアの「ライバル」ハリソン・フォードをキャスティングしたというのは、この流れを意識しているのではないかと思えてならない。ラブロマンスの「現在における集大成」。プラダやこの映画も10年後には「2000年代のトレンディドラマ」なんて言われてるのだろうが、これが現代の都会で働く女性であり、しばらくのラブロマンスの「トレンド」はこういうものになるのだろう。プリティ・ウーマンやユー・ガット・メールをリアルタイムで見た頃「おしゃれな映画だなあ」と思った。こういう映画(プリティ・ウーマンのレビューにも書いたが"ファッションのような映画")を見ると、映画は時代を映す鏡だと実感する。その時代に生きた人々の息を感じられる、個人的にこういう映画は好きだがね。[DVD(字幕)] 7点(2011-10-18 06:24:15)(良:1票)
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