みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. こちらあみ子 《ネタバレ》 決して泣かない女の子、あみ子。 ラストの大丈夫って声も、嘘つけって思ってしまう。 いつまでも、この子の成長、見守っていけたらとも思う。 次回作は「うそつきあみ子」かな? 死の匂いのする、子どもの映画は少ない。 「ミツバチのささやき」へのリスペクトだろうか? 一瞬、フランケンシュタインの映画が挿入される。 あみ子を抱きしめたいとも思うが、僕もいつまでも側にいてあげられない。 ラストのおじいちゃんの声に、よき理解者に恵まれる予感を見せて、 この映画は終わり。 いいラストだと思います。[DVD(邦画)] 9点(2023-04-29 18:08:43)《改行有》 2. こんにちは、母さん 《ネタバレ》 人間を追い詰める映画の多い昨今、 山田洋次の映画は、僕らを抱きしめてくれる。 吉永小百合の演技も、これが地じゃないか、ってくらい自然。 温かさの中に時折見せるシビアな歴史も忘れない。 ありがとう、って言いたくなる映画も、今じゃ珍しい。 ありがとうございます、山田監督。 次作も楽しみです♪[DVD(邦画)] 7点(2024-02-25 19:40:11)《改行有》 3. コンパートメントNo.6 《ネタバレ》 「ビフォアサンライズ」みたいな、列車で一緒になった男女のはなし。 これは、シベリア鉄道かと思ってたら、ロシアの西側を縦に走る鉄道なんだね。 ロシア人とフィンランド人の話である。 とかく、ウクライナのことで、評判悪いロシアだが、 やはり国民のロシア人は、武骨だが、気がいい人も多いのだろう。 ペトログリフを見に行く彼女と、地元にそんなものがあるのかと一緒になったロシア人。 岩に刻まれた傷みたいなもの(ネットで調べたら)を、はるばる見に行く、どのの国にもいる歴女。 ラスト、恥ずかしがって見せたがらなかった彼女の似顔絵が、 なんともキュンポイントなんですね。 暖かい気持ちになれました♪[DVD(字幕)] 7点(2024-01-20 18:13:55)《改行有》 4. コーダ あいのうた 《ネタバレ》 「エール!」を先に観ていたので、 どういう風に変えていくのか、興味を持ってました。 こういう女性には、海のような大きな場面が似合うと思ったのでしょう。 ラストの、手話を交えた歌の場面は、後半、沖に出た船の様子が音楽に被ります。 これが実にいい。 この演出のためにリメイクされたとも感じました。 男の子も好印象です。 主人公の女の子も、前作よりも、都会っぽくて、今風です。 兄がいることで、前作よりも逞しくはないのですが、これも今風でした。 良かったです。[DVD(字幕)] 7点(2022-11-24 11:23:17)《改行有》
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS