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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. コブラ・ヴェルデ 緑の蛇 《ネタバレ》 ヘルツォークといえば、文明論映画。 ポイントは、いかに異文化でキンスキーが変わっていくとこだろうと思って観てた。 なるほど、ヘルツォーク、メロドラマみたいな異文化との女性との恋で 変わるとか、そんなことはしない。 ここでは、命の危機を、異文化(西アフリカ)の地の政争で命拾いし、 アマゾネス軍団率いて、天下をとっちゃうという話に持って行く。 しかし、奴隷のために純情なアマゾネスを利用したという形になり、彼は孤独である。 そして、母国のフランスからもおたづね者になり、 国と国の狭間でのたうちまわるのを、ラストの海と陸の間で、 波にもまれて、溺死していくキンスキーの姿に象徴的に重なる。 見事!ヘルツォークの文明論映画、みごとなオチ![DVD(字幕)] 7点(2022-07-10 20:26:13)《改行有》 2. 国士無双(1986) 《ネタバレ》 面白い! ホンモノがニセモノに負ける。この素材は面白い! そしてニセモノはとにかく女(どれも上物!)にもてる。 ホンモノの剣士のお嬢さん。 人情味ある下町娘。 エロチックな女妖剣士。 この3人がニセモノを取り合うのだ。まったく羨ましい話である。 そしてお嬢さんとニセモノは一緒になり、 さぁこれからニセモノのとぼけた表情もいつまで続くやら?ってことで話が終わる。 さすが伊丹万作原作。万作さん監督作品も観てみたかった。 ツ●ヤ発掘良品とかで復刻してくんないかな(笑) でも、これってアメリカの娯楽映画に多いよね。 ホンモノが嫌な性格で、ひ弱な青年が急場しのぎの技で、ホンモノに勝ち、最後ヒロインとハッピーエンド。 ニセモノの方が女性は燃えるらしい(笑)[DVD(邦画)] 7点(2020-10-11 21:41:59)《改行有》 3. ゴンドラ 《ネタバレ》 大学時代、東京で観た映画を再見。 アニメ台頭時期のロリコンブームから企画されたのだろう。 ストーリーはない。 ただ都会人の再生らしき話かな? 出稼ぎ青年と都会の孤独な女の子の、故郷でのひと夏の思い出といったとこか。 こんなに警戒心のない女の子はいない。 ロリコン青年のロリータへの神々しいばかりの「信頼」(「愛」)??が描かれている。 アニメ、ロリコンを語る上では、ある意味、奇跡的な映画だ。 まぁ、他の時代ではありえない。[DVD(邦画)] 6点(2020-08-15 22:14:14)《改行有》 4. コーラスライン 《ネタバレ》 アッテンボロー監督も逝ってしまった・・。舞台からカメラが出ないのに、2時間があっという間だった。この頃の各監督が競い合って磨いてた映画演出術が、自分には一番心地いい。某レンタル屋は、借りられる頻度の少ない映画は、棚から消える。アッテンボロー氏への追悼企画として、何本か借りようと思うが、恐らく「ガンジー」くらいしか無いだろうな。[ビデオ(字幕)] 8点(2014-08-27 21:00:22) 5. コブラ 斧をカチンカチンと頭上でぶつけるパフォーマンスは何だったのでしょうね?こういう映画はお約束をふまえているので、何も考えずに観られて、時間つぶしにもってこいです。「リーサルウエポン」「ビバリーヒルズコップ」や沈黙シリーズみたいに続編も創ればよかったのに。[ビデオ(字幕)] 5点(2009-06-01 22:21:34)
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