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プロフィール
コメント数 731
性別
自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  恋は舞い降りた。 《ネタバレ》 生死の境をさまよう唐沢寿明の主人公に、玉置浩二扮する死神(天使だっけ?)が、「これから最初に言葉を交わした女性を幸せにすると、あなたは生き返れます」と言う。で、その相手が、江角マキコ扮するバツイチ女…。でも、その時の唐沢寿明は、生きている人間には姿が見えないハズじゃないの? この明らかな“設定上のミス”あるいは説明不足に「あ~あ」と思う向きは、以後この映画のアラばかりが目についてしまうに違いない(事実、アラが多いのだから…)。 じゃあ、こう見方を変えてみよう。唐沢と江角の出会いそのものが、玉置の死神だか天使の仕組んだことだったとしたら? …と。 映画の中じゃまるでそういった説明や暗示すらないけれど、たぶん間違いないっ! そう考えることで本作は、「出来損ないのファンタジー」から「心優しいクリスマス映画」へと様変わりしてくれるでありましょう。 そう、不幸な男女が、運命(というか、それを操る神様や天使や“優しい”悪魔)の悪戯でスッタモンダの末に幸せを掴む。そんなささやかな“奇跡”を描くのが「クリスマス映画」と定義するなら、本作は日本映画史上最も正統的(!)な「クリスマス映画」だ。幼い頃、母親に捨てられた記憶から、愛を信じられない売れっ子ホストの主人公と、ダンナに浮気されて別れたヒロイン。共に愛することに臆病なふたりは、ハチャメチャな珍騒動を繰り広げつつも少しずつお互いの心を開いていく。その様子をヴィヴィッドに見つめていく眼差しは、「ああ、映画だなぁ…」という瞬間をいくつもぼくたちに用意してくれているのだ。いや、ホンマに。 つかこうへいゆかりのスタッフ・キャストが揃った本作には、確かに「小劇場っぽさ」が、例えば唐沢のセリフ回しなどにもうかがえる。けれど主人公が、今は社宅の賄い婦をやっている母親にそっと会いに行く場面をはじめ、人の心のひだをかくも深く、優しく描けるのは、やはり「映画」だけだ。そのことをあらためて教えてくれるこの作品は、ぼくにとって、ささやかだけれど忘れ難い「クリスマス映画」なのであります。 《追記》テレビ放映で再見。唐沢と江角の出会い、ちゃんと「見えるようにしときましたから!」という台詞があったんですね…(^^;) でも、やはりあれは玉置エンジェル(死神?)が、はじめっから仕組んでたんですよっ! そして、やっぱり「好き」です、この映画。[映画館(字幕)] 8点(2004-12-25 13:04:57)(良:1票) 《改行有》

2.  恋するシャンソン 個人的には、1950・60年代の「前衛的」かつ「純文学的」なトンガッていたアラン・レネよりも、この映画や、『メロ』なんかの通俗的なまでに分かりやすく、素直に物語や題材と戯れるかのようなレネの方が何倍も大好きだし、作品も素晴らしいと思います。シャンソンに合わせて口パクで歌い、他愛なくも微笑ましいパリジェンヌ(とパリジャン)たちのスッタモンダを描く、ただそれだけの映画なのに、ここにはホンモノの幸福な「気配」があって、見る者をほんわかと包み込んでくれる。一体、アラン・レネの映画でまったりニッコリできるなんて、誰が想像できた? …さてはこの巨匠、”脳軟化症”でボケたかとささやく向きもあるでしょうが、だったら、ボケとはひとつの”恩寵”でもあるんだな、とぼくは申しましょう。8点(2003-11-18 12:24:45)

3.  GODZILLA ゴジラ(1998) ゴジラは好きだけど、エメリッヒも同じくらい好き(笑)な小生としては、大いなる期待と喜びをもって見たものでした。…まあ、いささか期待が大きすぎたという感も否めませんが、それでも、これはこえで十分面白いじゃないか、と。何より、巨大生物がニューヨークに出現というプロットに、オタク風学者がヒロイン振り回されながらも恋に落ちるという、ハリウッド黄金時代に一世を風靡したスクリューボール・コメディ(!)をサブプロットとして持ってくるというあたりに、エメリッヒとディーン・デブリンの”野心”がうかがえるってもんじゃないですか(特に、恐竜の骨をめぐる大騒動を物語った『赤ちゃん教育』ね)。残念ながら、エメリッヒにそっち方面の語り口は似合わなかったという齟齬感が残ってしまう結果におわったけれど。それでも、一見おバカな「SF大作」野郎に見られがちなこの監督が、実はいろいろ「映画的」な試みを盛り込もうとしている点は認めてあげてもよろしいんじゃないですか?7点(2003-10-18 16:40:18)

4.  コーンヘッズ あの宇宙人一家って、つまりは「不法滞在移民」なんですね。そんな彼らの年代記が、コミカルな中にもアメリカ社会への風刺と皮肉が効いていて、なかなかの出来映え。でも、さすがに元がサタデーナイト・ライブだけに、映画館よりビデオで見る方がしっくりくるスケール感のなさだけど。7点(2003-10-18 15:47:15)

5.  コーカサスの虜 いつ殺されるか分からない状況のなか、不思議と牧歌的でもあるロシア人捕虜2人の日々。途中で片方は殺されるんだけど、それでも、殺す方も殺される方もそれぞれに誇りをもっているところに、不思議な畏敬の念が湧いてきます。トルストイの原作を現代に翻案しても、何の違和感もないコサックの村と人々の「変わらなさ」。…つくづく、良い映画です。9点(2003-10-18 15:33:55)(良:1票)

6.  ゴースト&ダークネス すみません、個人的にこういったタイプのオーソドックスな映画って、大好きなんです。まだ未開の地だったアフリカの大地を走る蒸気機関車にウルウルし、まるで『白鯨』のモビー・ディックみたく悪魔的なライオンのコンビに戦いを挑む、人間の男2人の意地にもほれぼれし…。まあ、脚本ウィリアム・ゴールドマン、撮影ヴィルモス・ジグモンドという超豪華なスタッフの割にはこれか…という不満はないでもないけど、変に「野心的」にならずストレートな冒険物語に仕上げたスティーブン・ホプキンス監督に、少なくともぼくだけはエールを贈りたい。8点(2003-10-18 15:24:19)

7.  ゴースト/ニューヨークの幻 最初に見た時、こんな他愛ない感傷的な「コメディ」で、周囲のお客さんたちがワンワン泣いていることに驚愕したものだった。俺の見方が間違っていたのか…とも思ったが、もう一度見直しても(今みたいに指定席制じゃない、あの頃の映画館がなつかしい…)途中でバカバカしくなって出ちまったぜ。そりゃあ、けっこうよく出来た作品ではあるけどさあ、『フライングハイ』の監督の映画に、そこまで入れ込むってのはいかがなもんでしょうか。たぶん監督のザッカーは、これもお気楽に仕上げたにすぎないんだから。そういう映画の内容に見合ったコメディエンヌぶりのウーピー・ゴールドバーグには、最大級の拍手を贈ろう。6点(2003-10-18 15:05:51)

8.  紅夢 チャン・イーモウって、何を撮っても「傑作」になってしまうなあ。そして、特にこの映画で顕著なんだけど、彼の駆使する色彩美は、「中国的」とか「アジア的」というより、明らかに西洋的な「マニエリスム」の洗練へと向かっているのでは。この点を批評家たちも指摘していないから、ここで提起しておきます。で、それはまあいいんだけど、この映画にはどこか、人間たちをまるで昆虫か何かのように「観察」するといったような、極めて冷ややかで残酷な眼差し(つまり、人の生死に頓着しない「神」の視点…?)があって、確かに見事な映画だとは認めるけれど、個人的にどうしても好きになれない。まあ、チャン・イーモウの初期作品はみんなそうなんだけど。6点(2003-10-18 14:52:56)(良:1票)

9.  こうのとり、たちずさんで テオ・アンゲロプロス監督の映画は、極めて政治的なテーマを崇高な映像詩として我々の前に差し出してくる。いったいどうしたらこんなにも美しく、奇蹟のような映像を実現できるのか…という驚きが全編にちりばめられていて、”難解”だとか”退屈”だとかおっしゃる向きもあるだろうけれど、ぼくは愛してやみません。そんなアンゲロプロス作品の中でも、これはある種の「円熟味」を感じさせる一編。もっとも、いつも以上に映像の「詩的」な部分が強調されているかのような、そのため、却ってテーマが見えにくくなった感があるのも否めない。しかし見ている間は、ただただ陶酔あるのみです。…本作に限らずアンゲロプロス作品を、テレビの小さい画面でみるのはかなりシンドイでしょうけど。8点(2003-10-18 14:34:25)

10.  恋人までの距離(ディスタンス) 旅先の列車の中で知り合った男女が、1日中とりとめのないおしゃべりを続け、別れて(?)いく。ただそれだけのストーリーなのに、見終わった後の至福感ときたら…! 多分に実験的なスタイルの作品なんだけど、それ以上にピュアな感情と、スマートな知性に溢れていて、ホントこれは小さな大傑作じゃないでしょうか。主演のふたり、イーサン・ホークもジュリー・デルピーもいい。イーサンは、ユマ・サーマンよりもデルピーの方が実生活でもパートナーがお似合いなんじゃないか…そう思わせるリアリティが、このカップルにはあったもの。10点(2003-10-18 14:07:40)(良:1票)

11.  恋におちたシェイクスピア 他の方のレビューを拝見して、どうも採点「8」が多いという印象。でも、これが本当に「8」な映画なんですよね。つまり、面白いし良く出来ている。けれどそれ以上ではない…という。青年シェークスピアと、彼が生きた時代の雰囲気をいきいきと描いた脚本の勝利だと思うものの、別に映画でなくとも、例えば舞台の方がより面白いものになったんじゃないかと思わせるところが、物足りなさの理由か。でも素直に面白いし、出来としては良い。ああ、やっぱり8点じゃん(笑)8点(2003-10-06 17:17:54)

12.  こねこ 主人(猫)公のこねこチグラーシャの、やんちゃぶりは、ネコ好きの琴線に触れまくりっ! そうそう、子ネコってこんなにイタズラで、でも何やっても可愛いんだよなあ…と、心の芯がホンワカ・ジンワリきちゃいます。そんな中にも、裕福な層と貧困に喘ぐ層の格差が広がるロシア社会の現実を、それとなく感じさせるあたりのデリケートな監督の眼差しがしっかりと盛り込まれている。どこか、クシシュトフ・キェシロフスキ(『ふたりのベロニカ』)の影響を感じさせるところも、ナイーブな感じで好感度大。ネコ好き以外にも、一見の価値あり! と声を大にしておきましょう。特にクリスマスシーズンに、恋人や愛する家族と見るもよし、独りでしみじみ見るもよし。ささやかだけれど、だからこそ素敵なキャンドルライトをココロに灯してくれるに違いありませんよ。 7点(2003-10-06 15:23:46)(良:1票)

13.  告発 ぼくもこの映画のケビン・ベーコンに1票! ちょっと性急にテーマを打ち出しすぎるとおっしゃる向きもあるでしょうが、そういった”青っぽさ”も魅力のうちではありませんか。びゅんびゅん動き回るキャメラも、そんな監督の気負いが伝わって微笑ましいし。ほんと、なんでそのへんの作り手の心意気を、アメリカ人は理解してあげなかったんだろうなあ。8点(2003-05-22 21:32:09)

14.  心の地図 我が生涯のベスト作品のひとつ(いったい何本ベストがあるねん! というハナシも聞かれますが…)。物語はくさいほどドラマチックかつ通俗的なれど、映画は信じられないくらい詩的で超俗的。一遍の美しい夢を見ているような酩酊感が、いつまでも心に残ります。もう何度この”夢”の世界に浸ったことか…。とにかく、思わずハッとしたり、陶然となる瞬間の連続といった本作に、たぶんぼくは永久に魂を奪われ続けることでしょう。10点(2003-05-22 21:14:35)

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