みんなのシネマレビュー |
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1. コラテラル 《ネタバレ》 確かに、いつもと違うトム・クルーズではあった。あの、ニカッとした笑顔を見られずに残念なような良かったような。もっとどんどんアクションが続くのかと思ったら、案外、タクシーの中での会話が多く、それがまた妙に古くさい人生論議で(訳が悪い可能性もあるけど)、緊張感のないサスペンスだった。アニーと主人公のめぐりあわせ方があまりにもありがちで、どこにも予想を裏切る部分がなかった。ラストの地下鉄でもう少し荒唐無稽なアクションがあっても良かったような気がするんだけど、最後まで「非現実的なことに巻き込まれた現実的なお話」にまとまっていた。[地上波(吹替)] 5点(2007-10-24 15:17:13) 2. ゴシカ 《ネタバレ》 最初、冤罪の話なのかと思っていたのだが、違った。予想していたよりショッキングな展開で、びっくりした。画面も暗くて怖かった。ありがちの展開とも言えるが、復讐するために、ここまでやる幽霊というのは、けっこう珍しいと思う。幽霊にとっては、ミランダも共犯者だったのだろうか? そしてミランダの殺人が、法的に、幽霊の仕業だと認定されるのって無理だと思うのだが・・・・・・。ミランダ役に何もオスカー女優を使うことはないだろうと思うし、ペネロペ・クルスも彼女の持ち味は全然出ていなくて、この映画にこの二人って、キャスティング的にもったいないなぁと思った。4点(2004-10-28 08:57:55) 3. GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 マトリックスの原典だというので、観てみたけれども、さっぱり良さが分からなかった。自己とは何か、というテーマも、こういう描き方では目新しいとは思えなかった。そもそも「製造元がうっかり生み出したものを回収している」という設定が、安易だ。それに、セリフが多すぎると思う。映像は美しいけれども、一般向けエンタテイメント作品ではないような気がする。3点(2004-04-01 22:19:45) 4. コレクター(1997) 被害者のヒロインの強さの描き方が、非常にスッキリと嫌みでなく、良い。映像もなかなかカメラワークが良いと思う。ただ、生存者がこういう形で見つかっているのにFBIの捜査がこんなにずさんてことは無いだろう。地下にあそこまで大がかりなものをつくっても、発見されないのか? アメリカでは。それにしても、予測範囲内で、ありがちな真犯人だった。3点(2003-12-14 21:45:26) 5. GODZILLA ゴジラ(1998) ゴジラは、進歩しすぎた生活の暗部として誕生し、警告として暴れる・・・・・・という頭があるせいか、観ていて「?????」しか浮かばなかった。他の車は追いつかれているのに、主人公たちがタクシーで暴走して助かってるのが、お約束とはいえあまりにもテキトーすぎる。何のためにこの映画を作ったんだろう? ゴジラの卵が並ぶ場面と、その後の子ゴジラ大群との追いかけっこは、ジュラシックパークじゃん!!としか思えなかった。ラストを観て、まさか続編作る気じゃ・・・・・・と危惧したがさすがそれは無いようなので安心した。2点(2003-11-27 08:26:21) 6. ゴッドファーザー PART Ⅲ 《ネタバレ》 マイケルがこれまで苦心してきたファミリーの運営も、結局、崩壊へ向かうというのが悲しい。前2作に比べれば、迫力が足りない部分は否めないが、小者ばかりで誰もヒーローのいないコルレオーネ・ファミリーの姿と重なる。アンディ・ガルシアがまぁまぁイイ味を出しているが、ノリの軽い現代っ子にはもうちょっと違う俳優をあてたらもっと「世代の隔絶」が、際だったのかもしれない。法王庁の腐敗を指しての「ボルジア家のようだ」というセリフが印象的だった。ボルジア家というのは、いまだに悪の象徴なのだなぁ。それにしても、法王が殺されるようなストーリーを作っちゃって良いのだろうか?7点(2003-11-27 08:15:39) 7. ゴースト/ニューヨークの幻 デミ・ムーアの可愛らしさと、ウーピー・ゴールドバーグの面白すぎる存在感で、ものすごく良い映画になってしまった映画。よくよく考えると、話は単純なのに、笑って泣いて、観た後でなんかものすごく恋がしたくなるというか、せつな~くなってしまいます。デミのアパートの間取りがとっても素敵。7点(2003-11-25 10:03:06) 8. ゴースト&ダークネス 《ネタバレ》 それなりに怖くてドキドキする映画だった。ハッピーエンドで終わってくれて良かった。でも、よく考えたら雄のライオンがあそこまで積極的に人を襲うはず無かった。でも実話???? あと、最初、マイケル・ダグラスだって気付かなくて、ビックリ。「え、ハリウッドのロイヤルスターといわれる人が、何でこんな衣装着て、こんな役をやってんの?」と思ってたら、死ぬし。しかも制作総指揮マイケル・ダグラスだった・・・・・・。二度ビックリ。 6点(2003-11-19 13:42:03) 9. 告発の行方 《ネタバレ》 ジュディー・フォスター演じる少女に非がないわけではないが、それでもレイプはレイプである、というストーリーに賛同したい。ヤジった男たちを有罪にした弁護士もえらいし、有罪にすることのできるアメリカもスゴイ。7点(2003-11-18 19:10:50) 10. ゴールデンボーイ(1998) 凍りつかせるような空気を持った演技のできる美少年ブラッド・レンフロと、上品で穏やかな物腰の裏に不気味なものを持っていそうな雰囲気のイアン・マッケラン。まさに、人の心の闇がテーマとなっている映画で、妖気ただよう怪演のぶつかりあいがすごかった。が、脚本としてはもう一ひねり欲しかったような。7点(2003-10-24 21:49:49) 11. 氷の微笑 公開当時は、なんかものすごい映画を観たように思ったのだが、今になってみると、そうでもない。でも、この時期のシャロン・ストーンは本当に魔性の美女だ。5点(2003-10-20 21:29:53) 12. ゴッド・アーミー/悪の天使 オカルト系ホラーとしては、なかなか楽しい作品だった。黒メイクに黒ずくめの衣装の天使たちも、天使が人間に嫉妬するという設定も面白かった。大まじめに、大天使ガブリエルや堕天使ルシファーを登場させる映画は、珍しいと思う。ルシファーは、そもそもファーストエンジェルでもっとも神に愛されるべきを、下級天使や人間たちに神の愛が注がれることに苛立って、神に反逆したため、地獄に追放されている・・・・・・という設定など、かなり、日本のオカルト少女漫画風だ。クリストファー・ウォーケンの怪演が何とも言えず印象深い。5点(2003-10-19 13:32:37) 13. ゴーストシップ 冒頭の殺戮シーンがグロい。映画館で観なくて良かった。出だしはなかなかスリリングな感じで期待していたが、正直、見ている内にどんどん「ああ、ハズレ映画・・・・・・」という感じがしてきた。明かされた真実も、最後のオチも、全然面白くない。ああいう、悪魔の存在は、キリスト教的な概念なのだと思うが、あまり恐怖感が伝わらないし、よくわからなかった。ガブリエル・バーンが、なんとなくメル・ギブソンぽくて変だった。3点(2003-09-26 01:20:16) 14. 恋におちたシェイクスピア 映像がきれいだったし、コメディとしてはイイ線いってる。でもその男装じゃゼッタイばれるだろー!!ということから始まって、展開がめちゃくちゃで、アカデミー賞受賞映画として観ようと思うと落胆させられる。あたりまえだが、ほぼ同時期に「エリザベス」を観ていたので、こっちの映画って妙にのりが軽くて意味が無くて変な映画だなぁという印象を受けた。何故映画を作るのか、何故芝居をするのか?というのが裏テーマであるから、そこが映画界に受けたのかもしれないけど、アカデミー賞にふさわしいとは思えない。4点(2003-06-23 11:53:34)
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