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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい 《ネタバレ》 TV版でこのアニメに惚れて、劇場版も見たわけですが、正直TV版を観た人は賛否両論だろうと思っていました。あたしはこれはアリだと思いました。元々、TV版のダイジェスト版として企画されたものを再編集と追加カットで内容はTV版と大きく変わっているけど、エヴァの劇場版(Air/まごころを君に)と実は殆ど同じ事をやっている訳で、多分、この辺はエヴァへのオマージュも含まれていると思うけど、大きく違うのはエヴァはTV版の連作としての別解釈だったのに対してエウレカの方は、完全なる別物語にしつつ骨子は殆ど変えなかったという点なのだと思います。そう理解したからこそ、違和感を全く感じずに楽しめました。[映画館(邦画)] 8点(2011-02-06 20:09:01) 2. コレリ大尉のマンドリン すいません、久々のフォローモード。(笑)ニコラス・ケイジって役者はあたしははまってたと思う。こういう叙情的な映画で始めはいかにも陽気なイタリア人って感じの指揮官が、情にほだされたり、怒りをあらわにしたりと、なかなか良かったと思いますけどね。ペネロペがいかんせんギリシャ系住民って感じでなくてスペイン人って感じが強かったのが気になるけどね。【チューン】さんが国と戦争を侮辱してるようなと言ってるけど確かに侮辱してるね。それが伝わればあの映画は成功だったでしょう。所詮戦争とか国家なんて侮辱されるべきものだから。主題がイタリア兵の虐殺なのか、恋愛を語ったものなのかという点は、実は前者だと思うのだけど、原作にしても似たような叙情的な話なんで、しょうがない部分が多いと思います。【ちっちゃいこ】さんがこんな軍隊がいるかとか、いきなりドイツがイタリア攻撃するのか説得力に欠けるとか言ってるけど、あれ実話でっせ。(笑)無視せんといて下さい。7点(2002-02-27 12:48:53) 3. 極寒激戦地アルデンヌ~西部戦線1944~ まず、間違えて欲しくないのが、歴史上の事実として、アルデンヌの森での戦い(バルジの戦い)とマルメディの虐殺の所だけが事実であるという事。従ってオープニングに”事実に基いた”と謳っているのは、そこだけで、物語は完全なフィクションなので、気楽に見るべきカナ。シナリオ的には面白いと思うけど、小道具見る限りは、いい加減な部分もあるので、その点を気にしなければまぁ及第点だと思います。技法的にはもういい加減脱却しろよ、と言いたくなるほど、プライベートライアンの影響を受けてます。あと、ちょっとテンポが悪いかな。シナリオに波があるのはわかるのだけど、場面の切替が大げさに感じたので、ちょっと判り難い所もありました。 [DVD(字幕)] 6点(2006-03-12 15:48:44)《改行有》 4. 恋人はスナイパー 劇場版 狙撃手をネタにしている映画だからもっと地味なのを想像していたのだけど、派手ですね。(笑)リアリティについては当る、当らない以前にスナイピングに対する知識の貧弱さが完全に露呈してしまっていて残念です。シナリオ的にはかなりハリウッド映画の馬鹿らしさを踏襲しているのであまり文句は言わないけど、折角狙撃に関する薀蓄を並べてあるのに、銃の扱い方や狙撃の姿勢、銃のカスタマイズにはてんで疎くて、ごく簡単な部分でしか狙撃の技術的な部分が語られていなくて、その割にはカットの割り方には狙撃の為の知識を匂わせる、そういうのが物凄く気になりました。こういうところは海外の映画の方が丁寧かつ上手に作る気がします。役者的には中村獅堂は歌舞伎の表現なんかが自然と出ていて、面白いですね。でも、狙撃手に向く性格の演技では無いですね。その辺は阿部寛も同様。そう考えると、やはり役者よりも脚本と演出に問題があるのでしょうね。ウッチャンは個人的には好きな芸人だけど、企画段階でもう少しアドバイザーを入れるべきだったのでは無いでしょうか。 [DVD(字幕)] 5点(2005-05-28 20:15:38)《改行有》
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