|
1. 皇帝ペンギン
高い得点つけた皆さん、ごめんなさい。この2点も作品ではなく、あの厳しい環境で撮影を続けたスタッフのご苦労に対してです。DVD字幕となっていますが字幕・吹き替え双方とも観ました。ともかく観た後何も残りませんでした。何も残らない映画だと気が付いたときに、何でだろうと考えました。この映画はドキュメンタリーともいえないしストーリー性のある映画ともいえないのがその原因かと思われます。まずドキュメンタリーであれば、同じフランスとドイツ合作のディープブルーの方が数段上です。誰もが知っている皇帝ペンギンの生態ですから、ドキュメンタリーとして撮るのならもっと深いところまで掘り下げて欲しかった。きれいなところ美しいところばかりで、生きていくうえで過酷な場面がかなり簡単に語られてしまっていて物足りなさを感じます。例えばあの寒さですからもっと沢山の成鳥やヒナが犠牲になっているはずでしょうし、天敵の被害もかなりあるはずですがあまりにもさらりと流されています。いわゆる汚い、残酷な画像は意図的に省かれています。あれではドキュメンタリとは言えず製作者の自己満足映画です。またストーリー性を持った映画としてみるならばもっと物足りない。まだ、タロジロの「南極物語」や物議を呼んだ「キタキツネ物語」の方が観ていて面白かったです。こういう映画は日本人が作った方が面白いのかもしれませんね。それとあの音楽にも我慢できませんでした。映画のまとまりのなさとあのフニャフニャ感爆裂の音楽がこの映画の印象に残らない原因だと思われます。[DVD(字幕)] 2点(2006-01-30 07:55:11)
2. コールド マウンテン
《ネタバレ》 映画館で見ることが出来ず、先日レンタルで見ました。よい評価をされている方が多い中、この得点は申し訳ないのですが、でも私の中ではこの程度です。南北戦争の悲劇。同じ国の人間がふたつにわかれて戦うという悲惨な状況を、北・南のどちらが正義・悪とは分けず、双方戦争時の人間の残酷さをしっかり描いていて現実的で感心しました。あのような地獄だからインマンはエイダの待つコールドマウンテンに帰りたいと思ったのでしょう。しかし、後半にかけて、過去のアメリカ映画のお決まりのパターンがだんだん見えてきて、ラストのオチはインマンとエイダが再会したところから想像できてしまいました。普通ここで最後は観客の期待や想像を裏切るようなラストがありそうなものなんですが、何の変化もなく、悪い義勇軍指揮官とその取り巻きを退治して、せっかく帰ってきたインマンが死んで、たった1度愛し合った結果子供が出来て、残された者で幸せに暮らしていく。戦争なんてなかったような平和な農場風景で幕が降りる。チャンチャン・・・。みなさんはこれで満足?泣けました?私はこの監督の力量不足を感じましたね。ただ、ナタリーポートマンの、夫を失った若い未亡人はなかなかうまく演じていたと思います。インマンが逃がそうとした北軍兵士を射殺するシーンは現実的でした。たぶん誰もがああなりますよね。5点(2004-09-29 07:38:50)
3. 恋におちて
総じて評価が高いようですね。私もそのひとりです。この映画を見た後のすがすがしさって何だろう?っていつも思います。それまで、どちらかというと恋愛映画に縁がなさそうに見えたデニーロが、本当に切なく、こういう立場に陥って苦悩する大人の男の役をうまく演じています。もちろんメリルも素晴らしかった。しかし、この二人の周りの人間模様も納得できるつくりでしたね。みなさんも指摘していますが、デニーロと奥さんの会話。奥さんの気持ちがよく出ていましたね。かえって第一線を越えてしまったほうが奥さんには、まだ気持ちが楽だったんでしょうか?あの平手打ちは今まで見た映画の中でも本当に悲しいものでした。不倫が良い悪いは別にして、もう一度見てみたい映画です。9点(2003-12-09 07:55:59)
0 | 0 | 0.00% |
|
1 | 0 | 0.00% |
|
2 | 2 | 7.14% |
|
3 | 0 | 0.00% |
|
4 | 3 | 10.71% |
|
5 | 3 | 10.71% |
|
6 | 2 | 7.14% |
|
7 | 0 | 0.00% |
|
8 | 6 | 21.43% |
|
9 | 11 | 39.29% |
|
10 | 1 | 3.57% |
|
|
|