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1. コンフィデンス
「知っている」ということがいいことばかりじゃない、と証明してしまった映画。
この手の映画はそのトリックを作者が期待したタイミングで、視聴者に見せることが出来れば評価が上がるし、それ以前に見破られたりしたらその評価は下がってしまう。ボクは残念ながら後者で、途中でストーリーを読めてしまった。ただ、もしこの映画の予告を見ていなかったら、このストーリーを読めたかどうかは疑わしい。いや、きっと読めなかったに違いない。5点というのは、そんなボクの心情そのままの評価で、映画そのものをフラットな視線で見ているわけじゃないです。
あまり先入観を持たずに見ることが出来れば、かなり面白いかもしれない。ただ、この手の映画には「ユージュアル・サスペクツ」があり、それが映画の「真実」を見抜いてしまっても楽しめたのに比べると(ユージュアル・サスペクツと比べたらほとんどのクライム・エンタティメントは成り立たなくなってしまうのだけど)、この映画は2度見ようと思わない点でやっぱり5点かな・・・。5点(2004-02-18 16:46:55)《改行有》
2. コール
「フットルース」や「クイックシルバー」のころから大好きで、「告発」や「激流」で再ブレイクしたケビン・ベーコンの演技が見たくて見に行きましたがこれが大失敗。
いやいやいや、ケビン・ベーコンは流石の演技でした。
表情の変え方やしゃべるトーンまで、とてもいい味を出してます。
シャリーズ・セロンもとてもいい演技ですが、個人的には誘拐犯であるケビン・ベーコンにやられちゃって欲しかったな、と。どんなシーン、どんな演技をするのか非常に興味があります(単にAVでは何の満足も得られないからだという噂もありますがね)
ダコタ・ファニングがスタッフロールのトップな理由はまったくわかりません(笑)
3つの場所、3人の誘拐犯、3人の人質というネタは面白いと思います。
ですがこの映画からはストーリーの深さを感じません。演技力と「伏線か・・・?」という意識だけで引っ張っていき、何の落ちも展開もありません。松坂牛を使いながらこの程度の味かよ、という。
この映画を基本にして、単なるサスペンスだけでなく、更に医療関係、人間模様、といった幅の広がったテーマを扱うことは十分にできると思うだけに、スタッフロールが出てきたときには「あれ?おしまい?」という感じ。麻酔科医の立場が日本とアメリカではかなり違うことにそれなりに感心したくらいかな。
2点(2004-02-18 16:57:45)《改行有》
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