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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 恋は邪魔者 くすっと笑える小ネタが満載でサクサクとテンポ良く進んでいて、けっこう面白かったです。しかし、60年代のアメリカって、未知の10年間ですね。へんてこりんを通り越して、近未来的でした。フェミニズムをコミカルに描いた映画ですが、レニーちゃんがブリブリしていて可愛い。レニー姉さんファンの僕としては十分満足のいく作品でした。恋の駆け引きも面白かったし、自立して社会で活躍していく女性像も、男ながら爽快なものを感じました。ちょっと露骨にエロ描写があったので7点ぐらいで。[DVD(吹替)] 7点(2005-12-20 19:41:25) 2. コーチ・カーター 《ネタバレ》 『これは部活動である』というテーマを徹底している点に好感が持てました。スポ根にある『栄光』で話を進めるだけでなく、その背後にある『慢心』をあます所なく描いている。ただの感動映画に収まってなくて非常に良いです。犯罪・貧困・妊娠・進路。粋がっていてもまだ10代の若者が直面する問題に、カーターコーチは助けるのではなく、直接的にまたは間接的に生徒たちが自分で解決するよう、厳しく教育していく様にズシリと感じるものがありました。カーターコーチがエリートビジネスマンであったら、かつて成功した男に過ぎなくなってしまいますが、小さなスポーツ店の店主で収まっているあたり、ジュニアやワームと同じく、優秀な選手でありながら学業の壁に悩んだ人生を送ってきたのを想像させられ、この若者たちを自分と同じような高校プレーヤーで終わらせたくないという厳しさの奥にある優しさを感じます。序盤、「黒人同士で”二ガー”と呼び合うのはクールか!?」と疑問を訴えるカーターコーチがいました。話が進むにつれて、卒業生の8割が刑務所に入所するリッチモンドを、誇りをもって「俺たちの故郷はリッチモンド!」と叫ぶバスケ部員たちこそ、最高にクールです。しかし『腕立て伏せ500回』は恐怖ですね(笑)。[DVD(吹替)] 8点(2005-12-20 18:02:16)(良:1票) 3. 50回目のファースト・キス(2004) 周囲の人間が、いかに身内の病気と向き合うかを教えられました。ルーシーの家族はルーシーを傷つけたくないがために、普段の生活に気を配る。恋人となりたいヘンリーは、なんとかしてルーシーに思い出を残そうと奔走する。逃げたほうがいいのか立ち向かうべきなのか? 観ている人は、自分だったら果たしてどちらを選択して振舞うのがいいのか?そういう点で深く考えさせられました。舞台がトロピカルなので重々しさは帳消しされていますが、ラブストーリーに関心がない人でも胸につまるものがあると思いました。序盤がお下品だというコメントがちらほら見られる映画だったのですが、吹き替えで観ましたので毒は感じなかったですね。保健体育的なエロと思ってもらっていいと思います。ラストは納得できるものがあり、後味すっきり爽快です。[DVD(吹替)] 8点(2005-12-07 22:52:50) 4. コールド マウンテン レニー・ゼルウィガー演ずるルビーの粗野でパワフルな女性が強烈なインパクトを残してくれました。個人的に大ファンなので、オスカーを受賞したのは嬉しいです。南北戦争のつめあとは、『風と共に去りぬ』とか『グローリー』でしか分かりませんでしたが、本作を観てよかったです。出てくる女性の性描写が戦時の地獄を上手く体現しております。最初は弱弱しかった、二コール演ずるエイダが、ルビーの影響で力強い女性に変わっていくのも、必見です。[DVD(吹替)] 7点(2005-06-07 11:04:22)
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