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1. GODZILLA ゴジラ(2014)
《ネタバレ》 音響効果やCGなどは他の方々におまかせして、記したいことだけ少々書きます。
ここで登場するゴジラは、現在の米国の暗喩に見えます。「暴力的で凶暴だけど正しいと思ってやってる俺ヒーローのはずなの。世界で評判悪いしだれもわかってくれないけどさ」
監督が核開発に良心をとがめており、なんとか罪悪感を逃れたいと思っているのを設定で感じました。ゴジラが米軍の空襲と原爆のイメージによって生まれたことを監督はよく知っています。それでも核爆弾に正しい使用法があると信じる作品内の米軍には砂糖のような甘さを感じました。[映画館(字幕)] 6点(2014-12-23 20:58:50)(良:1票) 《改行有》
2. ゴッドファーザー PART Ⅲ
《ネタバレ》 前回2作を鑑賞し、しっかりおさらいしてから映画館に入りました。
マイケルの湖畔の屋敷が朽ち果てている場面から始まり、ここでまず感動します。
この映画、コッポラが黒澤監督の「乱」を観た事で生まれた映画と思っています。
黒澤監督は「リア王は英邁な君主だが、もし暴虐な男だったなら・・・」という、
シェークスピアの原作にない要素を「乱」で付け加えました。
コッポラはこれで、「暴虐だった男の善行があだをなす」老いたマイケルを描く気になったのです。その試みは成功していると思います。よい完結編でした。[映画館(字幕)] 8点(2010-02-06 01:28:59)《改行有》
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