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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. イタリア的、恋愛マニュアル 《ネタバレ》 4組のカップルの話がオムニバス方式でつながっていきますが、どんどんシビアに興味深くなっていきます。出会いの話は平凡ですが、カップルが年を重ねて倦怠期になるにつれ考えさせられます。倦怠期も恋愛のエスプリだと思わないとと思わせる映画でした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2008-09-02 23:12:36) 2. イノセント・ラブ(2004) 《ネタバレ》 80年代の少女漫画によく見られるゲイとゲイを好きになった女の子の、お互いにとって理想的な生活を描いた映画です。おまけに男性2人はプラトニックを貫き通し、ゲイ好きな女の子は子供まで身ごもります。その手の話を好きな人にはおとぎ話のような話す。そんなラストが見えてしまうストーリーですが飽きさせないのは上手に人物が描けているからだと思います。家族を次々に失い出逢った友人に同性愛すれすれの感情で接する孤独な青年。友人を好きになった自分をクールダウンさせようと都会に出て男遊びをする青年。少し息子を甘やかしがちな気のいい母親。いい男はなんでみんなゲイなのと公言する女性。コリンファレルが苦手なのですが20半ばで童貞の役をおどおど演じているのがおかしいです。BL好きな人が見たら両手放しで喜ぶのではと思いました。[CS・衛星(字幕)] 8点(2008-07-02 16:20:41) 3. 硫黄島からの手紙 《ネタバレ》 イーストウッドの映画を面白いと思えたことがないけど今回もしかりでした。二宮和也は「鉄コン」の声優の時はうまいなあと思いましたが、これはまずい。当時の戦争に赴く日本人のイメージを知らない人のキャスティングと言わざるを得ない。他にも重箱の隅をつつきたいところがたくさんあるけど、それでもイーストウッドとしては合格点。[CS・衛星(字幕)] 5点(2008-03-27 06:24:19) 4. 家の鍵 《ネタバレ》 障害のある子供の面倒を見続けていて、そのために犠牲にしているものを数えながら、ふと自分の人生はなんなんだろうと思ってしまう。障害を持つ子供じゃなくても、寝たきりの親や、家族の面倒を見続けている人たち共通の思い。シャーロット・ランプリングが「この子が死んでくれたらと思う」という言葉の重さ。看病疲れでの殺人や心中をするニュースを見て責めることは出来ないと、つくづく思ってしまします。[CS・衛星(字幕)] 6点(2008-02-29 23:07:35) 5. イノセント・ボイス 12歳の戦場 《ネタバレ》 それほど昔のことではないのに、このエルサルバドルの内戦のことを何も知りませんでした。映画で初めて知った遠い国の争い、考えさせられてしまいました。いまも世の中では同じように子供達が争いに巻き込まれている国があることを思うと悲しくなりました。子供達が徴兵を逃れて、それぞれの屋根の上で横になっているシーン。緊迫感のある出来事なのに不思議な静寂を感じました。次々と人が死んでいくのを子供の目を通して見ているようでいて、その子どもをカメラの映像が客観的に描いているようで、うまいなあと感じました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2007-01-19 05:12:00) 6. イン・ザ・プール 《ネタバレ》 かなり退屈でした。観客を無理矢理笑わそうとする退屈なバラエティみたいでした。おかしな人を扱って色々なエピソードを混ぜ込んではいるけど、おかしな人が面白くないので笑えなかった。好きな俳優女優が多く出ていたので期待していたんですが拍子抜けしました。キャラが薄っぺらいので、感情移入することも、客観的に面白いと思うことも出来ませんでした。NHK教育などに時々でてくる、かなり本気のおかしい人みたいにキャラを作ればもっと楽しめたかも知れない。あと関係ないけど松尾スズキはリリーフランキーとキャラがかぶります。[CS・衛星(字幕)] 3点(2006-08-22 07:31:08)(良:1票) 7. イーオン・フラックス(2005) 《ネタバレ》 フランシス・マクドーマンドの使い方もったいないです。いろいろとCGや未来のアイデアが面白かったです。ただアクションシーンは忍者ものですね。木の葉隠れや左近丸の逆さ吊りなど漫画のシーンを思い出しました。ストーリーの粗は考えずに楽しむ映画です。[試写会(字幕)] 5点(2006-03-04 01:44:00) 8. イブラヒムおじさんとコーランの花たち 《ネタバレ》 好きなタイプの映画だろうと期待してみていたけど、いくつかの印象的な台詞以外なにも残らない映画でした。イブラヒムがモモに親切にする必然性も感じられなければ、故郷に着いた途端に死んでしまう唐突さもなんでって感じです。母親の出てくる場面で兄はいないということの説明もあやふや。娼婦達とのやりとりも、さして面白くないし、ラストをトップと同じようなシーンで終えるところも苦手。一番残ったのはジミートーマスの70年代のヒット「ホワイ・キャンと・ウィ・リブ・トゥギャザー」のリズムトラックでした。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-02 00:11:30) 9. イン・ディス・ワールド 《ネタバレ》 ドキュメンタリーは苦手ですが、最初から作り物のだと分かっているドキュメンタリー風の映画は好きです。この映画でジャマール少年がカフェの客のバッグを盗むシーンで、以前、イランで足を怪我していたとき突き飛ばされてバッグごと盗まれたことを思い出しました。アフガン難民の多い場所で油断をしたのがいけなかったけど、この映画の窃盗シーンを見ても不快感よりしかたないのかもしれないと思ってしまいました。生きると言うことは多かれ少なかれ弱肉強食なんだとあらためて感じました。[DVD(字幕)] 7点(2005-12-13 04:22:07) 10. イン・ハー・シューズ シャーリー・マックレーンはいくつになってもかわいいなあと、ほれぼれと見てしまいました。ストーリー的には少し安直かなと思った部分も多かったけど、こういう映画は好きです。気楽に楽しめました。[試写会(字幕)] 6点(2005-11-30 03:06:45) 11. いつか、きっと 《ネタバレ》 自分の意志とは裏腹にはみ出してしまう人。人生を選べない人。それでも一生懸命に生きていくしかない人生。シンクロしてしまいました。人を刺し殺したり、娼婦をしたり、一歩間違えばただのドロドロ話になるところですが、監督、俳優の力で人生を考えてしまう映画になってます。世の中は意外に何も考えないで生きている人が多いことに最近気がついてしまいました。イザベル・ユベール、モード・フォルジェともに、とても良かったです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2005-10-06 05:46:30) 12. インシデント 《ネタバレ》 キャンディー・クラークがでるから見るか、と言うくらいの気持ちで見ましたが童貞と処女だと殺されてしまうので乱交するというシチュエーションは情けないです。ただ面白い演技をする俳優とかを見つけたので、ちょっとよかったかなと。予断ですが、童貞だと噂されている、もうすぐ50歳になる知り合いのおじさんが「どうして童貞って見分けをつけられたんだろう」と、ずっと気にしていました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-10-03 05:09:49) 13. イン・アメリカ 三つの小さな願いごと 《ネタバレ》 後半は涙と鼻水をすすりながら見ていました。自分を責めながら生きていく人の話にめちゃくちゃ弱いです。ニューヨークのスラム街、貧しくて恐くて吹きだまりな人たちの決して良い環境でもないぼろいアパート。不幸を抱えたままの家族の暮らしなのに幸せな感じがしました。うだる暑さでやっとつけたエアコンがショート、それだけで死にたくなるくらい鬱になりそうなのにニューヨークの街のせいか、どうにかなるだろうという開き直りのような不思議な力を感じました。そんな生活からかいま見える街の生活が不思議なノスタルジックを伴って魅力的でした。ニューヨークに住みたい![CS・衛星(字幕)] 8点(2005-09-17 17:21:10) 14. イノセンス 映像も音楽もとても素晴らしいと思いました。ストーリーも楽しめたのですが、使い古された格言の多発さには、ちょっとゲンナリでした。心に沁みる言葉はポンポンだされると輝くことができなくなってしまいます。5点(2004-03-08 00:28:25) 15. インソムニア こちらを見てからオリジナルのノルウェー版を見ました。あまりにセリフが同じで芸がないです。こちらの方が空の色がカラッとしていて気持ちがいいです。アル・パチーノは、70年代に彼があきるほど演じた彼ならではの役柄ですね。ヒラリー・スワンクも彼女らしいです。ロビン・ウイリアムスは、悪役でもいい人に見えてしまう。風景が気持ちいいです。ちょっとツイン・ピークスみたい。オリジナル版と同得点くらいです。5点(2003-09-21 23:39:35) 16. 命 テレビドラマを見ているような気になりました。とことどころ退屈な部分もあり、映画に入れませんでした。命の重さが伝わってこなかったです。ごめんなさい。主役のふたりも今ひとつでした。4点(2003-07-21 04:23:08)
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