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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. インファナル・アフェア 物語の完璧さは誰もが認めている本作。やや説明不足な感もあるが、全てを見せない美学か?タクシーに落ちる前の23階ではいったい何が?エレベーターの狭い箱の中ではいったい何が?そもそも潜入10年ではいったいどんなヒドい目に!? 実は手抜きかもしれない造りに、観る側は想像力という脚色を勝手に付け加えてしまうんです。車で死んじゃった弟分も、実は気付いていたのか、いないのか。多分気付いてなかったんだと思う。ヤンが「え!?やっぱおまえバカ?」という表情だったので。[映画館(字幕)] 8点(2014-06-13 00:19:24) 2. インビクタス/負けざる者たち マンデラ氏の凄さ、素晴らしさは十分に分かった。ぴったりなキャスティングでさすがの演技。そこに非の打ち所は無いです。ただラグビーの試合そのものをもう少し感動的に盛り上げて欲しかったというか、スポーツものと思って鑑賞してしまったのでちょっと物足りなかったかと。やっぱマットデイモンがなぁ、違うかな。[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-11-09 16:33:35) 3. 硫黄島からの手紙 《ネタバレ》 「父親~」と「硫黄島~」二本で成立する作品。戦勝国側と敗戦国側と言えばそれまでだが、それぞれが一方的でなく、かなり中立な立場で兵士の心の動向を追っている。「硫黄島~」は過酷な戦局と一杯いっぱいな日本兵をピンポイントで描いたのに対し、「父親~」はアメリカ本国の事情や遺族の悲しみ、残留兵の苦悩まで描かれている分、「父親~」の方が映画としてより深みを感じるが、ここは日本側を描かなければ結局は米側として成立せず、またその逆でもある。二本で一作として鑑賞することが重要。確かに日本は敗戦国で、戦争末期は痛々しいばかりだが、米国通でありながらも最後は大和魂溢れる栗林中将の言葉は、当たり前に戦争反対の我々世代にも響きましたので、そのまま書きます。→栗林中将「日本は戦に敗れたりと言えども、いつの日か国民が、諸君らの勲功を讃え、諸君らの霊に涙し黙祷を奉げる日が必ずや来るであろう。安んじて国に殉ずるべし。予は常に諸子の先頭に在り。」 おっしゃるとおり、讃え涙し黙祷をささげます。平和な日本に生きる私たちはそうする事しかしてあげられません。[CS・衛星(字幕なし「原語」)] 8点(2010-09-30 21:31:34) 4. イーグル・アイ 度々既視感を感じながらも、畳み掛けるようなアクション、カーチェイスに最後まで興奮気味で鑑賞。あれほどのアクションを見せられると脳みそが一時的に麻痺するのだろう。とにかく最後まで圧倒されっぱなし、その勢いは一流だった。そう、勢いだけは。しかし鑑賞後冷静な脳みそに戻って思ってしまうのが、数々の疑問、辻褄の合わなさであり、そこが一流とは画するところである。シナリオ、背景の練りの甘さがどうしても否めない。後世に残る一流の作品は何度見直しても面白いが、見れば見るほど面白くなくなる感じの作品。[映画館(字幕)] 6点(2008-11-09 21:02:16) 5. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 インディ・ジョーンズのシリーズはそもそも魔宮とか秘境の伝説とか新興宗教的非現実的な世界を追求?する話なので、ツッコミどころ、あり得ない事満載だからと言って批判したくはないです。更に、ジョーンズ博士は考古学博士なので、その見地から反れる事無くナスカの地上絵とそれにまつわる宇宙人説が浮上しても不思議は無いと理解します。そのロマン溢れる地上絵と宇宙人の関係が、凄すぎるアクションによってかき消され、曖昧なSFオチになってしまったのは少々残念な感もあります。ルーカスとスピルバーグという双頭がもしもナスカの地上絵に対してもっともっと斬新な仮説を立ててしまったならば、私達はそれを甘んじて楽しむことが出来たかもしれません。アクションはこれ以上無い程素晴らしかったが、最終的なSFの部分で「宇宙と宇宙の間の世界」とか、自信の無さげな部分が垣間見れてしまい、中途半端な感じになってしまったことが残念なのです。ルーカスとスピルバーグによるSFファンタジーとしてはパーフェクトだと思いますが、アクションムービー・インディジョーンズの枠をはみ出す事無く表現するにはこれが限界だったのでしょう。シリーズの続編を期待すると同時に、二人の更なるSFモノを渇望してしまいます。[映画館(字幕)] 9点(2008-06-25 21:48:37)(良:1票) 6. イン・ハー・シューズ 《ネタバレ》 キャメロンディアスとトニコレットの姉妹。美貌だけが売りのアホ妹と行き遅れた弁護士鬼姉との女の戦い、みたいなのを想像していたのですが、よりリアルでほろ苦い作品でした。二人とも悩んでいて、お互いにコンプレックスを抱いていて、姉妹ってこんな感じなんだろうなあと思いました。彼女たちの身近にいる人(恋人や友人、父や後妻、そしてもちろん姉、妹)は悩みの種になるばかりで助けてはくれなかった。たくさんあっても履かない靴と同じ。けれど妹はそんな現状を打破しようと思ったのか、ただ単に現実から逃げただけなのか、どちらにせよそこで出会った祖母や老人たち、盲目の元教授によって生き方をちょっとだけ変えることが出来ました。相変わらずの二人だったけど、お互いを思う気持ちに素直になれた“瞬間”を見た気がしました。後味の良い作品です。[DVD(字幕)] 7点(2008-02-26 09:04:44)(良:1票)
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