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プロフィール
コメント数 2162
性別 男性
年齢 57歳
自己紹介 実は自分のPC無いので仕事先でこっそりレビューしてます

評価:8点以上は特別な映画で
全て10点付けてもいいくらい
映画を観て損をしたと思ったことはないので
酷評しているものもそれなりに楽しんで観たものです


  *****

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21.  イレイザーヘッド リンチが好き勝手やってます。悪夢を映像化するリンチワールドの原点であり、リンチワールド全開の作品。突然の結婚からその悪夢は始まっている。未熟児が怪物にしか見えないというのも一つの悪夢だと思うのだが、このあたりは個人的にいかにもB級ネタに感じられて、グロテスクな赤子の造形も含めてチープ感を拭えないのですが、踊り子登場からはリンチにしか作り得ない独特の意味不明感というか、いや意味は確実にあるのだが、そんなものはどうでもよくなるくらいのイマジネーションの奇抜さ、しかもただ奇抜なだけではないとても惹かれるセンスを擁したイマジネーションの洪水にただひれ伏すのみ。と言うものの、正直、私にとってこの映画は踊り子のシーン以外はどうでもよい。でも、反対にリンチといえばこの踊り子の笑顔が真っ先に思い浮かんでしまうのだ。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-12 16:44:20)

22.  インビジブル(2000) 透明になって最初にしたことが、居眠りしている女性動物学者のシャツをはだけさせてオッパイに触ることって、、、素晴らしーい!!(オイオイ)、、いやでも、エッチ系コメディでもないのに初っ端からこんなことするなんてある意味凄いことですよ。ただ、このエロ行為が透明になったことによる副作用なのか、そもそも主人公がスケベなのか、あるいは男なら誰でもそうなるのかが判りにくい。なぜなら冒頭で見せたゴリラの凶暴化のように何がしかの副作用の提示がなされており、実際主人公も凶暴化していることからこの副作用説を全く否定できないのだ。さらにこの凶暴化もはたして副作用なのかどうか怪しいと思ってしまう場面が、透明人間は目をつぶることができないというシーン。過度のストレスが原因である可能性まで浮上する。もちろんこれらが重なり合っての結果として見てさらっと流せばいいのだが、ココを明確にしてくれるとぜったいもっと楽しめるに違いない。ハレンチ行為も過剰な暴力も原因が明確だと、不快感が拭われる、と言ったら言い過ぎかもしれないけど、救いのないものの中に救いを見出したような気になるような気がするのだが。[DVD(字幕)] 5点(2007-07-26 12:39:34)

23.  刺青一代 《ネタバレ》 そうそう、クライマックスがホントに凄い。傘を渡された高橋英樹。この次のシーンから画面ががらりと変わる。夜の雨の中、傘と着物が光を当てられ眩しく輝き、「いざ行かん!」てなセリフが聞こえてきそうな颯爽とした走りが映される。舞台劇のような、歌舞伎のような、つまり現実的ではない見せるための走り。鳥肌が立った。色とりどりのの光を放つ襖を開けてゆき、アクリル板を使った真下から捉えた殺陣。清順美学炸裂!その怒涛のクライマックスまでもけっこう好き。伊藤弘子がここでも男を引き寄せる不思議な魅力を持つ女として登場しているが、その妹役の和泉雅子の明朗快活でお転婆で健康的な可愛さが抜群に良く、これが任侠ものであることを忘れるくらいに明るく楽しい空気で溢れさせる。刺青を背負う男もこんな娘に迫られたらたじたじである。そんな笑いも交えつつ描かれる朗らかな日々から一転する清順ワールド。この強引さがたまらん。[映画館(邦画)] 9点(2007-07-13 14:55:08)(良:1票)

24.  犬神家の一族(2006) このシリーズには数々のお約束があって、それはオープニングクレジットだったり、「解かったぞ」と全然解かってない加藤武が叫ぶ十八番のセリフだったり、お馴染みのキャスティングだったりするのですが、一番このシリーズを独創的にしているのは回想などで惨劇を見せるときの短いカット割だったと思うのですが、今や短いカットの連続は主流となり、もてはやされた感もある現代の映画環境において、まるで逆行するようにオーソドックスに撮っているように思えたのは今の映画に慣らされた私の錯覚だろうか。とにかくいかにも今風な映画ではなかった。そこに物足りなさ、あるいはリメイクの必然を疑問視する声があがるのだろうし、私自身も拍子抜けこそなかった(もともと期待してない)が、なんで?という疑問符が残る。美しい画が飛び込んでくるわけでもなし。斬新なセリフの重なりだけが妙に浮いていた。みんな歳をとったなぁという感慨だけじゃねぇ。あ、大滝秀治は変わってませんでした。ココはヨメさんといっしょに笑った。オリジナルよりも落ちてるとも思わないけど、オリジナルにはシリーズ1作目のパイオニアとしての価値があるので1点引いときます。[映画館(邦画)] 4点(2007-07-02 19:35:55)

25.  イタリア旅行 《ネタバレ》 ヌーヴェル・ヴァーグに影響を与えたと言われているらしいが、先に戦争を描いた3作品を観た後では、倦怠期の夫婦のドライブという地味な流れは物語上の抑揚が当然なくかなり退屈に感じた。車から見える風景や訪れる博物館や遺跡がバーグマンの心情を映し出しているのだが、バーグマンの独り言や表情がそのことを補填していて解かりやす過ぎるのも不満。それでも『ストロンボリ/神の土地』のように原因が描かれているわけでもない、ただひたすらヒビの入った夫婦関係を映しているだけなのに映画として成り立っているというのが凄い。そして修復不可能に見えた夫婦の絆の復活だけが実にドラマチックで感動した。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-06-19 10:47:06)

26.  インファナル・アフェア 香港ノワールの独特のニヒリズムが発する臭さを継承しつつも、その臭さをぎりぎりのところで抑え、より洗練されたドラマに仕上げたストーリーが好評を得ているのだと思うが、個人的にはもっとドンパチが見たかった。臭いドンパチが見たかった。モールス信号は無理があるけど面白い。若き日の姿はもうちょっとなんとかならなかったのか。それからケイタイはマナーモードにしましょう。[DVD(字幕)] 5点(2007-02-06 13:12:42)

27.  イディオッツ 《ネタバレ》 トリアーは、人は皆平等に愚かなのだと考えているのかもしれない。その愚かさをひたすら隠し続けなければいけないのがこの世の常。隠す術を知らない者たち(障害者)のように全てをさらけ出して生きてゆけたら、ある意味幸せなのかもしれない。ストレスは消え、虚勢をはる必要もなく、もしかしたら戦争だって起こらないかもしれない。だからといって愚かさをさらけ出しなさいと言っているわけではない。それは現実的ではないから。ここに登場する人たちがそれを証明する。愚かさを隠す人がいる以上、その中でさらけ出すには相当な勇気がいることを。障害者に見る純粋性に近づこうとする者たち。一人の女が純粋なハートを手に入れたかもしれないラスト、この世はそれを許さない。[ビデオ(字幕)] 6点(2006-12-21 16:10:24)

28.  硫黄島からの手紙 案の定と言うべきか『父親たちの星条旗』に続き私に大きな感動と混乱をもたらした。過去のイーストウッドならば渡辺謙を自らの分身とし、主人公として描いたであろう。しかし今のイーストウッドはそれを絶対にしない。でもこの作品に登場する日本人たちは軍国主義の思想が蔓延する中でもそれぞれが自分自身の思想を持ち続ける孤高の戦士たちだ。すべての人がイーストウッドの愛すべきアウトローなのだ。だから表面的には過去のイーストウッド作品とは異にしながらも『父親たちの星条旗』と反するように実にイーストウッドらしい映画のような気もする。それぞれが兵士であるまえに一人の人間であることが強調される。かといって人間ドラマで逃げない。「天皇陛下万歳」、一人を除いて誰もが心からそう叫ぶ。戦死した祖父が戦地から私の父に宛てた手紙がうちにあるのですが、「お国のために」という当時の空気がその一通の手紙からも読み取れます。そんな風潮が前提としてあることをけして濁さない。「一人を除いて」の一人とはもちろん主人公であり語り部である二宮和也である。彼は今の時代の人間がタイムマシーンに乗ってやってきたかのような人。そうすることで今の時代の我々観客とその戸惑いを共有する。過去の悲劇を今に伝える伝道師の役目を担っている。それからもう一つ。『父親たちの星条旗』で友人を死なせたことを永遠に悔いる衛生兵の苦悩、その友人の死のこの『硫黄島からの手紙』での扱いのなんてあっけないこと。二つの作品がセットになることで戦争が個にもたらすものの大きさが実に顕著に表されていると思う。 [映画館(字幕)] 8点(2006-12-12 12:45:31)(良:1票) 《改行有》

29.  イゴールの約束 ドキュメンタリー出身のダルデンヌ兄弟の映画はどの映画もドキュメンタリー的視点で主人公と主人公の生活が生々しく描写される。この作品では不法滞在する外国人労働者に住居を斡旋しその賃料を飯の種とする親子が登場する。この親子を演じたオリヴィエ・グルメとジェレミー・レニエは些細な仕草によって目に見えない親子の絆までも画面に残し、二人は以前からずっとこの仕事をしてきたかのように自然に且つ手際よく、それこそ演技の枠を超えて役に染まっている。しかしこの映画が素晴らしいのはその完璧なまでのリアルな描写に留まらず、その上に「少年が成長(自立)する」きっかけと過程というドラマチックなものを違和感なく溶け込ませている点。「約束」という情的なものを支点として「父親に従う子供」という図式が徐々に崩れてゆく展開が実に映画的で良い。さらに「現実」に追われる親子の生活ゆえに少年が惹かれるきっかけともなった黒人家族の悪魔祓いや占いといった非現実的な儀式が親子の生活との対比として描写されるあたりもまた実に映画的である。[ビデオ(字幕)] 8点(2006-10-30 15:11:17)(良:1票)

30.  イージー・ライダー フランス、ヌーベル・ヴァーグから遅れること10年、ヨーロッパ映画が大好きなデニス・ホッパーがアメリカ映画の枠を飛び越えて主人公さながらに自由奔放に作っってみたらアメリカン・ニュー・シネマの出来上がり!って感じの意図せずして名作になってしまった感という印象があるが、新しい映画を作ろうという意気込みなしでは絶対にできえなかった映画であることも確か。実際この意気込みなしではラズロ・コヴァックスというヨーロッパ出身のカメラマンの獲得はなかっただろう。ストーリーは行き当たりばったり的ではあっても実はかなり洗練されており「自由」を哲学的に解体し、「自由」という名の不自由さにもがくアメリカが奇跡的なショットで綴られる。奇跡的なショットというのは作り手の意図を超えたものだが、この奇跡を呼び込んだのは「映画への情熱」であり「映画への挑戦」なのだと思う。[ビデオ(字幕)] 7点(2006-08-17 10:28:35)

31.  インサイド・マン スパイク・リーお得意の人種差別という負なるテーマを極力抑えて、アクション娯楽映画に徹しながらも最適なさじ加減で人種差別ネタを絡ませるあたりはさすがにうまいなぁと思った。オープニングのリズミカルかつ異国感漂う音楽がまさにそんな「スパイク・リーのアクション映画」を表現しているようだ。でもでも、なんなんだろうなぁ。もう一回見たら感想変わるかもしれないけど印象が非常に薄い。人種差別ネタのパロディのような使われ方は良かったけど、ストーリーのキーとなる銀行の会長の過去というものが社会派の風味を増してくれるものと思ったら増すどころか単なるストーリー上のキーで終わってて、もちろんそれはそれでいいんだけど、それなら娯楽作としてジョディ・フォスターとかウィレム・デフォーという超の付く有名俳優はもっとあばれてめだってくれなきゃと思う。この二人の役は無名俳優でしてくれたほうが作品の風味を活かせたと思う。[映画館(字幕)] 5点(2006-07-24 19:22:38)

32.  犬神家の一族(1976) 祝!リメイク決定!(市川・石坂コンビで2007年公開予定だとか)と祝っていいのかどうか微妙ですけど、金田一のイメージを初めて原作どおりに再現した市川・金田一シリーズの第一弾である今作が邦画界に確固たる娯楽のカタチを提示したことは事実としてあると思う。その後もシリーズ通して使われる短いカットを連続して見せる独特の編集は斬新さと同時にあざとさも感じないではないが、それぞれが繋がらないカットだったり顔のアップが差し込まれることで恐怖感、それも独特の恐怖感を感じさせている。私にとっての金田一は実はテレビシリーズの古谷一行だったりするんですが、とぼけたヒーローを自然体で演じた石坂浩二の金田一のほうがたしかに映画的なような気もする。[DVD(邦画)] 5点(2006-07-10 19:04:13)

33.  偉大な生涯の物語 シーンの合間に映し出される情景や特に前半にあった遠景のショットが、この映画の扱う人物の崇高さを漂わせる神々しい美しさを発している。しかし中盤あたりからその美しさが消えている。ジョージ・スティーヴンス以外にノンクレジットながら二人の名前が監督の欄にありますがなにか関係があるのでしょうか。この作品、オールキャストながらけして俳優のスター性に偏った演出はなされずに、またわざとらしい見せ場も用意されずに作られていますが、すでに商業主義が何よりも優先されたハリウッドの大作でそれが出来たのはイエス・キリストという名前の重さゆえでしょう。ただ、その重さゆえに面白みにも欠けているような気がします。感情を露にしないこの作品のイエス像は製作者たちの宗教観から来るものなのか、キリスト教世界に彼らなりに配慮したものなのかわかりませんが、個人的にはすでに大ヒットを記録した『ベン・ハー』でけして姿を見せず声も発しない、まるで「神」そのもののイエス像が影響しているのだと思いました。[DVD(字幕)] 5点(2006-06-20 15:13:50)

34.  イグジステンズ 《ネタバレ》 現実の世界と現実ではない世界を通して本質を模索するというテーマは、その現実ではない世界が妄想であるときもあれば、自分を偽って生きた世界であるときもあるが、クローネンバーグにとっては現時点での新作『ヒストリー・オブ・バイオレンス』まで一貫しているテーマである。そして有機物と無機物の融合というのもクローネンバーグ映画の特色のひとつと言える。この作品はそういう意味ではわかりやすいくらいにクローネンバーグらしい作品ということになる。バーチャルリアリティを扱うほとんどの映画がその危険性を提示している中で、この作品は虚構の世界を作り出すゲームデザイナーと現実至上主義者の攻防の中で現実を見失った現実主義者を描いている。つまり虚構の世界を通して現実を見ることの大切さ、もっと突っ込んだ見方をすれば、同じように虚構の世界である「映画」から現実を見ること、そして描くことこそが重要なのだと言っているように感じた。しかしストーリーが陳腐なうえ、そのストーリーを何よりも重視して追っている小説的な作りに不満を感じる。[DVD(字幕)] 5点(2006-06-07 16:10:33)(良:1票)

35.  イナフ 《ネタバレ》 この作品はあくまでジェニファー・ロペスの洗練されたアクションを堪能する映画だと思うのですが、SFではなく現実の世界でより現実的な格闘を見せようとしたために敵を倒すための正当な理由作りのための前振りが長くなってしまったのが残念。裁判での勝機がないのはDVというデリケートな題材を描いているのではなく主人公を追い込んで戦いへと導くためのものでしかない。旦那がしつこく追いつづけるのも変質的な愛を描いているわけではなく、はたまた子供への父性を描いているわけでもなく、やっぱり戦いへと導くためでしかない。ある意味その割り切った姿勢は認めたい。でも旦那の確固たる信念をも感じさせる女性に対する偏見と恐るべき自己中ぶりに、何年もいっしょに暮らす妻が全く気付かないってのはどうでしょう、、と鑑賞する側は割り切れなかったりしています。[ビデオ(字幕)] 4点(2006-03-24 19:42:16)(良:1票)

36.  インサイダー いきなり娘の発作の際の説明台詞にうんざりさせられたものの、一貫して男の美学に拘ったマイケル・マン節はそれだけでぐいぐいと引きつけるものがあった。損得を超えたところにあるジャーナリストとしての信念を最後まで貫き通す男と人々のための研究という信念をタバコ会社の解雇をきっかけに蘇らせる男。実際の話とはかなり違うようだが、二人の男をとことん戦士と化すための脚色であり、ノンフィクションをうまくフィクションに昇華させた好例だと言える。惜しむらくは長いこと。そしてその長さゆえにあっちこっちと点在するアル・パチーノがいったいどこにいるのかが判りづらいこと。やたらと移動させないほうが時間も短縮できてスッキリすると思うのですが。[DVD(字幕)] 5点(2006-02-14 17:14:20)

37.  家路(2001) 何度も何度も映される薄暗い家の中に眩いばかりの光が凝縮された窓。その美しさにいちいち感動していたら、あっというまに映画は終わる。印象的なエンディングをもって。子供の視線がおじいちゃんを見上げる視線からゆっくりとス-ッと下りてゆく。妻と娘を同時に亡くした老俳優の孤独が描かれる全編の中から、両親を同時に亡くした少年の孤独がブワッと浮き上がる瞬間。何度観てもこのエンディングにやられる。途中、退屈だったかもしれない。でもたまに観たくなるし、いつも観て良かったと思う。音楽の入るタイミングがまた絶妙。[DVD(字幕)] 8点(2006-01-05 16:19:05)(良:1票)

38.  伊豆の踊子(1974) たしかに階級差の生み出す悲恋の物語の中で、ひたすらに三浦友和が山口百恵に送る眼差しと百恵の愛くるしい様が映し出されるだけで、物語が内包する残酷性が素通りしてゆくいわゆるアイドル映画なのですが、それだけで切り捨てるにはもったいないほどにアイドル百恵をとらえる画がきっちりとその純朴さと初恋の初々しい女心をとらえている。野山を歩く姿を情景とともにロングで収める画も、旅館の二階から見下ろす画も、別館の窓越しに見える踊り子の姿も、ひとつひとつが丁寧に撮られ、けしてストーリーに深みが無くてもじゅうぶんに見れる映画だと思います。小学生の頃、百恵ちゃんのファンだったという個人的な贔屓目を抜きにしても。たぶん。[ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-24 12:42:59)(良:1票)

39.  いま、会いにゆきます 《ネタバレ》 オチが非常に感動的なお話で、その構成は映画というより小説的だなぁと思いました。ラストで真相を中村獅童と我々に明かしてくれる竹内結子の語りに、驚きと心地のよい感動がありますが、この部分が小説的な最たるところ。小説的であることをダメだと言うつもりはもうとう無いけれど、その部分がこの映画の中で最も良かった部分ってのはちょっと寂しい気もする。医者がいろいろと状況を説明してくれるところは全然ダメ。ゲンナリした。説明セリフじゃなくてナレーションにしてくれたほうがずっと良い。あと、欲を言えば、わけもわからず未来の世界に来てしまった竹内がそのこと(未来の世界にいること)に気づく場面を、ラストのネタ明かしの伏線として、もうちょっと判り易く描いてくれると良かったような。[DVD(字幕)] 4点(2005-11-21 14:59:17)(良:1票)

40.  偉大なるアンバーソン家の人々 『市民ケ-ン』とはある意味正反対の人生を送った男の孤独を描く。アンバーソン家の繁栄と衰退の歴史を、自動車の登場という時代の流れとともにスムースに見せてゆきます。破産後からラストシーンまでのあっさりとした展開とあっけない幕切れ、、もしかしてこれがいじられた個所なのでしょうか。だとしたら、登場人物の描写から時代背景まで実に丁寧に描かれていただけに残念です。時代が動くことを暗示させるダンスシーン、わがままし放題だった主人公の行く末を見届ける気持ちが時の流れとともに薄れゆく様の無情さ、大きな時の流れの中で人間の小ささが際立つ。、、うーん、やっぱりラストが、、。オリジナル版が見たい![ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-26 19:00:27)

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