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プロフィール
コメント数 731
性別
自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  イブを待つ昼と夜 ひそかに愛する青年の後ろ姿を、彼女はこっそりと8ミリで撮影する。そしてその映像を、彼女は壁にかけた自分のワンピースに映写するのだ。彼女の服に重なる、愛する男の後ろ姿。そしてその映像を、彼女の手がゆっくりと“愛撫”していく…。 断言してもいい、ぼくはこれほどまでに美しく、官能的で、それ以上に深い諦念と、透明な哀しみにあふれた映像を、それまでもそれからも見たことがないことを。ワンピースの生地の起伏によって歪んだ後ろ姿。彼は決して振り向かない。それを慈しむようになぞっていく手。…「恋」する者の歓喜と絶望が、かくも鮮烈に「映像」(というか、この作品にはどうしても「イマージュ」という言葉を用いたい)へと昇華した瞬間、このささやかな8ミリ映画は、間違いなくひとつの<事件>となった。 そう、これは坂本崇子という女性が、クリスマスイブまでの日々を8ミリカメラで映像日記風に綴った、ただそれだけの作品だ。季節のうつろいや、街の表情、殺した蚊、…何気ない日常の風景に、彼女自身のモノローグが重ねられていく。しかし、“ただそれだけ”のはずの映像(と、彼女の「声」)は、いつしか見る者(の「心」)を狂おしいまでにをとらえ、魅了し、決して忘れられないものにするだろう。何故なら、ここにあるのはひとりの女性の「魂のふるえ(=エモーション)」そのものだから。そのエモーションは、見る者の心に否応なく共振する。彼女と同じ「ふるえ」を受け取り、同じものを見て、同じように感じるのだ。それを「恋」というなら、この映画は何より「恋の映画」に他ならない。あの時、小さな会場で本作を見た誰もが間違いなく「恋」してしまったことを、ぼくは知っている。そしてぼくという観客も、出会って20年近くたった今もなお、「恋」し続けている…。 それにしても、もう一度“再会”する機会はあるんだろうか。ある、と信じたい。どうですか、「イメージ・フォーラム」関係者の皆さん![映画館(字幕)] 10点(2005-09-01 13:29:58)《改行有》

2.  E.T. 今回あらためて見直して、ETに意思が通じると分かった主人公の少年が、身の回りの日用品やなんかを「これは何々で、これはこんな風に使うもので…」と夢中になって教えようとするシーンで涙がこみあげてきた。ああ、ひとりっ子や、友だちのいない子どもって、ようやく仲良くなれる相手を見つけたときに、こんな風に自分の知っていることを教えてあげようとするんだよな。もっともっと自分を分かってもらおうとするんだよな…。そんな、多感で孤独な少年期の”こころ”を描かせたら、スピルバーグの「天才」に優る者はいない。そしてこの作品は、そんな彼の最も彼らしい良さが発揮されたものだと思います。そう、彼の映画は、見かけの派手派手しさや娯楽性の裏に、いつもそういった純粋なイノセンスが息づいている。それはとても傷つきやすく、しかし、キラキラと輝いていて、あやうさと美しさがひとつになっている…。トリュフォ-監督がスピルバーグのことをあれほど”評価”していたことも、きっと彼の内にもう一人の自分を、「アントワーヌ・ドワネル」を見たからでしょう(この『E・T』が世界中で大ヒットしたからといって、それだけで批判するなんて向きはナンセンスだ。それだけこの映画が「幸福」だったのだと、祝福してあげようじゃないか。もうひとつの、同じ《主題》を変奏した『A・I』が、どこまでも「不幸」だったのに対して。しかしぼくは、どちらも大好きです)。今さらながら、満点献上。10点(2003-06-30 13:46:25)(良:4票)

3.  インド夜想曲 それまでハードボイルドもどきの犯罪映画なんかでお茶を濁していたアラン・コルノ-監督が、別人のごとき冴えを発揮。とある人物を探して彷徨を続ける男(だが、探しているのは一体誰なのか。あるいは、彼自身?)を追うキャメラのけだるいというか、アンニュイなタッチが絶妙でありました。ジャン=ユーグ・アングラードも、ドンピシャのはまり役。個人的には、彼の代表作じゃないかと。8点(2003-07-14 17:44:55)

4.  犬死にせしもの ハチャメチャになりそうで、一本ビシッと男の心意気が全体を締めた、なかなかの快作。真田広之と佐藤浩市のやんちゃぶりが何とも痛快だし、周囲の怪しい人物たちも、アクの強い個性派がそろって見飽きない。今井美樹ちゃんのハダカは…正直「色気ねぇー」でしたが。井筒カントクは、やはりあなどれない。7点(2003-10-09 13:34:29)

5.  インドへの道 もともとデビッド・リーンの映画は好きになれないんだけど、これを見た時は、あまりの衰退ぶりにやはり感慨を禁じ得なかったな。ヒロインの錯乱と、それによって窮地に立つ誠実なインド人の法廷劇をまがりなりにも成立させるためには、インドの風土の”何”が彼女を狂わせたのかをもっと丁重に描くべきじゃないのか。おそらく体力的にインドロケを割愛したせいか、何だか舞台の中継でも見ているかのような「色気」のなさに、リーンも終わったな…と思ったものだった。そして案の定、これが遺作となってしまった。いまさらながら、合掌。4点(2003-10-09 16:42:59)

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