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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. イースト/ウエスト 遥かなる祖国 この映画を観るまで、第二次世界大戦後のソ連に移住した人々がどういう生活をしていたかなんて、まったく考えもしませんでした。主人公アレクセイは戦争中フランスに亡命していたのですが、妻マリーを伴い、夢と希望を持ってソ連に帰国します。船で到着した早々、彼らは現実に直面します。裏切り者の処刑が目の前で行われていたのです。やがて夫は共産党の医者として要職に就きますが、妻は今までとまったく違う生活にとまどい、ひとりの青年と不倫関係になってしまいます。夫も近所の女性と不倫関係になり、家庭崩壊の様相を呈するようになります。ところが、アレクセイは密かに、妻と子供をソ連から亡命させることを考えていたのです。今のままでは彼らは不幸なままだ。自分が仕事に打ち込む余り、ひとりぼっちの妻はああいうことになってしまった。そう考えていたからです。カトリーヌ・ドヌーヴ演じる大物女優が、ある日慰問を兼ねてソ連を訪れます。アレクセイは密かに彼女に亡命の手助けを頼み、長年の準備期間を経て、ある日彼ら家族はソ連からの脱出を試みるのですが、あろうことか、アレクセイは故国に残ることを決意し、妻と子だけをドヌーヴに託すことにします。サイドストーリーとして、マリーと不倫関係にあった青年サーシャの水泳選手としての活躍と、泳いで亡命するという話があります。映画初出演のセルゲイ・ボドロフ・Jrが何事にも一生懸命な青年を演じています。大女優として貫禄の演技のドヌーヴ、美しい人妻マリー役のサンドリーヌ・ボネール、寡黙ながら家族の幸せを願い、自分を犠牲にするアレクセイ役のオレグ・メンシコフなど、それぞれがなかなかはまり役だと思います。自分のせいで、ソ連に連れてきた家族が不幸になってしまった事に対するアレクセイの後悔の気持ちが痛いほどわかります。不倫という難点はありますが、実は家族愛、夫婦愛がテーマになった佳作だと思います。8点(2003-11-20 04:41:47)(良:1票) 2. 陰謀のセオリー なにか被害妄想的なメル・ギブソンがおかしかったですね。ドアに鍵いっぱいかけたりして。ストーリーはだんだんとハラハラドキドキが増してきて、けっこう楽しめましたね。この映画では、ジュリア・ロバーツも魅力的だったなあ。「ペリカン文書」といい、こういう役が似合うね。8点(2003-11-18 16:24:38) 3. インデペンデンス・デイ 宇宙人と戦うというストーリー、そこそこ楽しめます。ダメおやじだったパイロットの話が個人的にいちばん好きですね。ラストで充分活躍するし。7点(2003-11-18 16:17:46) 4. インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア 今や単体で活躍する俳優がごっそり出ていたんですね。ブラピとクルーズの、なんかモーホーっぽい雰囲気が面白かったです。7点(2003-11-18 16:11:25) 5. 依頼人(1994) 生意気なクソガキと、これまた生意気な女弁護士が主人公ですが、反目試合ながら最後に意気投合するという典型的なパターンですね。ただ、トミー・リー・ジョーンズが出てくることで、画面が引き締まると思います。最後のテープのシーンはニヤリとしてしまいました。7点(2003-11-18 16:09:02) 6. 今そこにある危機 ”ジャック・ライアン”シリーズのコアなファンの人にはウケが悪いのかもしれませんが、映画単体として私はそこそこ楽しめましたよ。ウィレム・デフォーが怪しげな役を好演していました。7点(2003-11-18 16:06:12) 7. IT/イット〈TVM〉 けっこうこういうの好きなんだけどなぁ。皆さん評価低いですね(苦笑)。小さい頃からずっとひとりの女性を想い続けるというの、好きですよ。変なピエロの化け物の目的が最後までよくわからず、ちゃんと解決できたのかという疑問は残りますが、不条理というのはキングの代名詞ですから、それも好いのでは?7点(2003-11-18 15:55:14) 8. 居酒屋ゆうれい ダメ男のショーケンと幽霊の組み合わせも面白いよねえ。山口智子は妙に肉感的で色っぽかったなあ。7点(2003-11-18 15:50:51) 9. イル・ポスティーノ いいですねえ。とても素敵な作品です。後半で、マリオがパブロのために、"蓄音機"でいろいろな音を録音して回るシーンが印象的です。こういう出会いっていいですよね。寂れた漁村が素敵に見えてくるから不思議です。なんとなく「ニュー・シネマ・パラダイス」を連想させるような作品です。ときにはこういう作品でホッとするのもいいのではないでしょうか。とにかくじんわりと感動が押し寄せてくる作品でした。何度も見返したいなあ。8点(2002-11-11 22:21:51)
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