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1. インファナル・アフェア 終極無間
《ネタバレ》 「インファナル・アフェア」3部作は香港映画史にに残る大傑作だと思います。今作ではファーストの前後を描いていてラウとヤンの他にエリート警察官ヨン、彼と結びつく本土の大物密輸商人シェンというフィクサー役が話を盛り上げます。私はⅢだけ公開を待てずに香港のDVDで観賞したのですが、劇場公開版よりもディレクターズカット版の方が登場人物たちが過去、現在とどう絡んでいるのかや内面をはっきりと良くわかるように描いており楽しめました。こんな娯楽映画でリアルな表社会と裏社会の人間関係を描いた映画は深作欣二作品以来ではないでしょうか。アンドリュー・ラウ監督の欲望の街シリーズはかなり「仁義なき戦い」の影響を受けているのが感じられました。終極無間を観てラウの無間道(無限に続く地獄)な生き様に涙!9点(2005-03-03 23:58:30)
2. インファナル・アフェア 無間序曲
前作につづいて2作目も熱い男のドラマに釘付けです。このシリーズは名作「ゴッドファーザー」シリーズや「グッドフェローズ」などのノワール作品の上を行く仕上がりになると思いました。
そりゃ、大コケした「ギャングオブニューヨーク」の名誉挽回の為にもスコセッシがリメイクしたがるわけだよ。それに「ゴッドファーザー」をあんなマフィアはいねーよと否定して製作したのが「グッドフェローズ」。たしかにマフィアを美化しすぎてたし善い奴、悪い奴の線引きが明確でした。だからスコセッシはリアルな日常をメインに描いてました。たぶん彼自身がそのような環境で育ったのが一番の動機だったのでしょう。
この「インファナル・アフェア 無間序曲」では無駄のないストーリー展開で香港の中国返還にゆれた90年代を舞台に人間の性、終わりのない憎しみの連鎖を描き、前作で散りばめた多くの伏線を補完するようなサイドストーリーを組み込み、よりいっそうの深みを与えています。人間は何に動機づけられ、生きて、そして死んで行くのか。日本語で言うところの無間地獄、原題の『無間道』という仏教用語はこの映画を観終わっても深く考えさせられるタイトルです。9点(2004-09-16 22:27:00)《改行有》
3. インファナル・アフェア
これって「フェイス・オフ」やん!!と思いながら観ましたがジョン・ウーの単なる娯楽作とは全く違ってとても味わい深い人間ドラマがこの映画にはありました。正義と悪という二項対立的な勧善懲悪に陥らず一人一人のキャラクターを描きこんだ脚本が素晴らしい。トニーの哀愁漂う演技も良かったし。香港では上映済みの2、3作が早く観たいなぁ。9点(2004-02-19 12:04:30)
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