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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  怒り 《ネタバレ》 殺人事件から一年後、容疑者に特徴の似た三人の男がそれぞれ東京、千葉、沖縄に現れ、周囲の人々と関わっていく様を描いた群像劇だが、この中に犯人はいるのか、それは誰なのかというよりも、三人と関わる人々の人間模様を中心に描いていて、豪華なメインキャストの熱演もあってドラマとしてはそれぞれに見ごたえのあるものになっていると思う。それに犯人は誰という観客がもっとも興味を引くであろう部分にもミスリードを多くして最後までその興味を持続させるのもよく考えたらありがちに感じるもののそこそこうまく、そのおかげで引き込まれた部分もある。犯人のモンタージュ写真は三人の特徴をよく捕らえたものになっているが、モデルとなった実際の事件の犯人にも似ているあたりは細かい。ただ、脚本としては主題のほかにいろんな要素を入れているためにやや散漫な印象が残るものになってしまった感があるのも事実で、とくに沖縄パートの米兵によるレイプ事件はデリケートな問題ゆえに群像劇のエピソードの一つとして描くには無理があり、これをやるならこのテーマだけで社会派映画を別に一本作ったほうがいいような気がする。殺人事件の犯人は最後に判明するが、犯人の突然豹変するその姿はそれまでのふるまいからするとどうしても違和感を感じさせるものであり、なにかやや強引に犯人を定めてしまった感がある。またその犯人が殺されるという結末も強引に後味の悪い方向に持っていこうとしてる感じで好きになれない。ほかの二つのエピソードが後味もそんなに悪くなく終わっただけに、このパートの後味の悪さが際立ってしまい、見た後はなにか微妙な気持ちになってしまった。せめて、群像劇ではなくオムニバスだったら印象は違っていたかもしれない。それにいっそこの三人の中に犯人はいなかった結末でも良かった気はする。[DVD(邦画)] 6点(2018-01-06 20:52:52)(良:2票)

2.  居眠り磐音 《ネタバレ》 原作未読、NHKのドラマ版も全くの未見で、朝ドラ「カムカムエブリバディ」を見終わった(本格的に見始めたのは途中からだったのだが、なんだかんだ言いながら最後までけっこう面白かった。)タイミングで同じ脚本家ということだけで見てみたのだが、普通にテレビ時代劇のような軽いノリでそこそこ安心して楽しめる反面、ストーリー展開が重めなのがなにかバランスがよくない印象。でも、本木克英監督といえば喜劇のイメージが強いためか、前半のシリアスな展開にちょっとビックリ。しかし、この前半部分が駆け足気味で深みがなく、とくにもっとこの三人の関係は掘り下げたほうが良かったように思うし、その時点でなるほど映画よりもテレビの連続もののほうが向いているように感じてしまったのは残念。国元を追われ、浪人となった磐音(松坂桃李)が江戸で出会う人々のあたたかさや優しさが丁寧に描かれているところはさすが松竹の本領発揮といったところ。後半のヒロインであるおこんを演じるのが木村文乃なのだが、松坂桃李との共演はどこかで見たと思ったら、これも朝ドラの「梅ちゃん先生」だった。柄本明と柄本佑の親子が出ているが、前半で磐音の友人役として佑が登場し、後半に悪役として明が登場するという使い方はなかなかうまかったと思う。クライマックスの花魁の道行きシーンもそこそこ美しく撮られていて印象に残った。続編あり気に終わるのだが、また機会があればNHKのドラマ版を見てみようかな。[DVD(邦画)] 5点(2022-04-16 23:29:42)

3.  一命 《ネタバレ》 三池崇史監督が「十三人の刺客」に続いて往年の名作時代劇をリメイクした映画。「十三人の刺客」同様にオリジナルである小林正樹監督の「切腹」を見て一週間ほど経ってから見た。「十三人の刺客」はうまく現代のエンタメ時代劇としてアレンジされたものに仕上がっていて、工藤栄一監督のオリジナルを見たあとに見ても楽しむことができたが、本作は「切腹」をほぼなぞるかたちで進行する無難な仕上がりで、まったく面白くないというわけではないが、法廷サスペンスでも見ているかのような緊迫感があった「切腹」と比べると、後半になってからずっと回想シーンというのもあってか、あまり緊迫感は感じられず、「切腹」よりも人情劇としてのウェイトが強い印象で、そこが物足りないし、登場人物のセリフもやや説明的になっているような気がする。また、立ち回りのあと、役所広司演じる勘解由が後の処理を命ずるシーンがないことで本作が「切腹」とは印象がやや異なったものになっている。これによって「切腹」ではラストの井伊家側の態度を示すシーンを描くために必要と感じたラストの半四郎の立ち回りがただの見せ場と化しているような感じになっているし、劇中の季節が「切腹」とは違うのも、このシーンに雪を降らせて、3D効果による見せ場を演出したかっただけではないか。はっきり言ってこのシーンの雪は不要な気がする。それと、欠勤している三人を演じる俳優が「切腹」と比べて小粒な感じで、半四郎と彦九郎の決闘がないのも物足りない。半四郎役の海老蔵はスキャンダラスなイメージがどうしても強く、好きではないが、まずまずの好演といったところ。でもやはり仲代達矢のあの演技力には勝てないか。(当時の仲代が本作の海老蔵よりもほんの少し若かったというのは驚く。)勘解由役の役所広司もうまいのだが、やはりこれも三國連太郎のほうがはまっていたと思う。いっそ、半四郎役を役所広司で、勘解由役を仲代達矢にしてしまったほうが良かったような気もする。ところで本作はタイトルをなぜ変えたんだろう。「切腹」のままのほうがインパクトがあっていいと思うのだが。 音楽担当が坂本龍一なのは「切腹」の音楽担当が武満徹だったことを意識した起用かもしれない。[DVD(邦画)] 5点(2013-01-17 15:41:05)

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