みんなのシネマレビュー |
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1. インランド・エンパイア 《ネタバレ》 裕木奈江のシーンだけがオーラを放ち輝いてる。 このシーンだけ猛烈に推奨します。彼女がいなければ3点程度。 リンチさん、彼女を主演で撮ればよかったのに。 裕木奈江はもっともっと評価されていい女優さんです。 映画は1時間半くらいにまとめあげ、カミソリで切るような鋭い演出にすべきだった。 監督主導すぎると、カットできずにのんべんだらりとなってダメになる見本。[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-03-26 18:44:16)《改行有》 2. 息もできない 《ネタバレ》 主人公はチンピラ。口べた。だからなにからなにまで・・愛情の表現すら暴力なのだ。 肉体言語というべきか。 根はいいやつ。よって暴力シーンも殺伐とせず、どっかほんわかしてるところがある。 彼は同じように心に傷を持つひねくれた女子高生と出会い、親交を深めるうちに自らの人生を反省し、 暴力を捨て、やり直そうと思う。 しかし、彼が暴力を捨てた時、すなわち、力を失ったとき、因果応報のごとく暴力に殺される。 残酷でせつない末路。 主人公が自殺しようとした憎い父親を背負って走るシーン、 そして女子高生の膝の上で・・二人で傷をなめ合うようにすすり泣くシーンは圧巻。 体験者ならわかるはず。傷ついた男に女の子の膝がどんなに優しいものか。 惜しむらくは、女子高生がちゃんとした萌え系の制服であってほしかった(笑) もっとうわべは明るい女の子でもよかった。そこが-1点。 是非日本でリメイクしてください。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-24 17:28:06)《改行有》 3. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 《ネタバレ》 公開当時は前作に全然及ばないと思った。ところが今見返してみると、なかなかに面白い!という 不思議な映画です。とにかくスピルバーグの演出にエネルギーがある![映画館(字幕)] 8点(2008-06-17 03:37:00)《改行有》 4. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 レイダースからリアルタイムで見てます。ファンです。 しかし、今回は良くない。なにが悪いか。 一番駄目なのは脚本。これって、ほんとにフランクダラボンなど 他の脚本を没にしてまで通った最終稿なんでしょうか。 1~3のアイディアから全然進歩してないです。寄せ集め。 謎解きも今テレビでやってる「パズル」とたいして変わんないんじゃあ? マリオン、せっかく出たのに・・なんとなく無意味。 ケイトブランシェットも大ファンなんだが、 もっと魅惑的に見せられるんじゃないのだろうか。どこか間抜け女に見えてしまう。 どうも登場人物の動きや絡みが悪い。 スピルバーグの演出もイマイチ切れがない。なんか観客をなめてますよね。 「こんなオマージュっぽいシーンを出したら、ファンはニヤリと喜んでくれるだろう」みたいなスケベ心、丸見え。それはそれでいいんだが、グッと来ない。 CGは驚くことに今回すごくCGくさい。なんか10年前くらいのレベルに戻っちゃった? 浮いてます。 核実験シーンは道徳的観点からは別になんとも思わなかった。 あれが駄目ならトゥルーライズなんかもっと駄目だ。 というか、核は駄目で他の爆弾ならいいなどとは私には考えられない。問題はもっと別だ。 つまり、その核シーンが全く機能してない。伏線にもなんにもなってないというとこが問題なのだ。 核を扱うなら、いっそのこと、日本を舞台にしたほうがよかったんじゃないでしょうか。 (日本舞台というアイディアもあったらしい) 結論。限りなく駄作に近い凡作。 これで終わり?いや~。汚名返上にもう1回作ったほうがいいんじゃないでしょうか。 これはひどいです。 次回は傑作「古畑中学生」を書き上げた三谷幸喜を脚本家に推薦したい(笑)いや、マジで。彼ならもっと気の利いたもんを作ってくれるはずだ。[映画館(字幕)] 2点(2008-06-14 03:24:42)《改行有》 5. イノセンス 《ネタバレ》 簡単に言うと、精巧な少女H人形を作るために、ナマの 少女を誘拐、その子のゴースト(いわゆる、知識、知能、人格)をダッチワイフに転写していく。 ナマの少女の方は最後には廃人となり、死んでいくという恐るべき犯罪に挑むバトーとトグサ。 まずこの設定にぶっ飛ぶ。欧米で公開されたらとんでもない 抗議運動が起こるんじゃないだろうか。よくぞ押井さん、 この危険なテーマをやってくれましたという感じ。 ただ欠点もある。1:2Dと3Dがケンカしてるように見える。 私はこういうのはアヴアロンのような実写で見たかった。 あるいはFFムービーのような完全3D。 なぜかというと、2Dのシーンでは肝心の少女人形の、リアルドール独特の生命感、存在感、不気味さ、妖美さ、色気がものすごく軽くなってしまった感もあるからだ。 2:アクションシーンが平板。全然ドキドキしない。 最後の少女人形軍団が、ザコキャラのように弱い(笑) もっとアクションにアイディアが欲しい。 例えば相手がコンピュータなら、最低限バトーや素子の行動パターンを読み、次々にそれに対応した攻撃をしかけてくるようなものじゃなくては。敵のコンピュータがデクノボウに感じてしまった。 ラストの戦闘シーンだけでも壮絶なものに作り直してほしいくらいだ。戦闘が終ってもバトーも素子も元気いっぱいなんだもん。もったいない。 3:いちいち難しい言葉を引用するのは、かえって軽薄に感じる。 *音響はすごかった。音楽が素晴らしい。サラウンドも緻密・繊細。 7点(2004-03-11 15:14:19)《改行有》 6. インデペンデンス・デイ 《ネタバレ》 やっぱり「宇宙戦争」のリメイクでしょうね。 宇宙戦争では地球のウイルスが彼らを撃退したけど、 今度はコンピュータウイルスが撃退する。 彼らのシステムはウインドウズだろうか。 見せ方はうまい。ただ、妙な脱力系ギャグは入れないで欲しかった。緊迫感をそぐ。 それからやっぱ、アメリカバンザイが鼻につくね。 いろいろ問題は多いけれど、個人的にはこういう 宇宙空間ではなく、地球上において、街を破壊しながら 低空飛行でビルをすり抜けながら地球軍と戦うような スピード感溢れるSFがもっと見たいです。 6点(2004-03-07 00:45:29)《改行有》
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