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1. インビジブル(2000)
テレビで観たので、カットされてるシーンが多いと思うのですが、そこは以前観た(もう5年近く前だけど)記憶で埋め合わせてレビューしたいと思います。
え~、この映画、ハッキリ言って、面白くないですね。オナニー映画専門の監督バーホーベン師匠の映画にしては、あんまり面白くない。コイルのアイデアは流石バーホーベン監督だと思いましたが。
監督の映画では、ロボコップとスターシップトゥルーパーズが大好きなのですが、ロボコップの重さもなければスタトゥルのような馬鹿さも感じられないのです。
この映画は中途半端に馬鹿ですが、中途半端過ぎて重い話になりそうなんです。でも、主人公の感情の部分がいい加減で(確か男性ホルモンのなんたらがなんたらという説明があったと思うのですが)、また中途半端になっているのです。
結局これは、CGを駆使した乳もみシーンを見るための映画でしかないのです。B級エログロを莫大な資金で作ってしまうのは、流石バーホーベン先生だと思いますがね。[地上波(吹替)] 6点(2005-06-18 01:15:18)《改行有》
2. イノセンス
イノセンスで監督は何をやりたかったのか、未だに理解できない。内容がGHOST IN THE SHELLの時とかぶっているとしか思えない。確かCMで監督は「人間は本当に人間なんだろうか」とかなんとか言っていたが、そんな事は前作のラストで十分伝えきったはずだ。前作では人間の脳のコピーが作れるようになり、新しい形で子孫を残すことで新しいタイプの人間が創造された、といったストーリーに衝撃を受けたが、今回のはただそれの繰り返し。ストーリーと伝えたい事も一貫していない。あのストーリーで正しかったんだろうか。キャラクターに伝えたい事をしゃべらせすぎでもある。ストーリーや映像と、メッセージが一貫しているから面白さが増すのに。キムがしゃべってるときなんて特に酷かった。カンヌで何も賞を取れなかったようだが、ある意味仕方ないんじゃないだろうか。一作目が面白ければ二作目は期待されてしまうから、新しいものを出さないと期待は越えられないのだから。7点(2004-10-27 23:15:37)
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