みんなのシネマレビュー |
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1. インターステラー 《ネタバレ》 凡作。だいぶ前に見てつまらなかった記憶しかなく、あまり話を覚えてもいなかったところ、興行収入も評判もよいということなのでもう一度見たが印象は変わらなかった。 【ネタバレ注意】相対性理論を持ち出して時間のずれが生じるところ、そこまでの時間のずれが生じるほどに重力の影響を受けているなら、生存可能かどうか考える余地がある気がしない。ブラックホールのそばを通るときには宇宙船が「重力遮断装置」を持っていたとしても、到着した星では宇宙船から出て宇宙服だけで活動してたよね。宇宙服を着たまま生活するつもりだったとでもいうのか。信号を発信し続けたのが数分前からというのも、たどりつく信号の間隔が極端に長くなっていたはずで、なんらかの異常を感じ取れたはず。だいたい何らかの星にたどり着いたとして人が目視で居住可能かどうかを判断する仕組みだったんだろうか。それに「プランA」の星が見つかったとして、どうやって大勢を連れていくのか何の説明もなかったのでは。「プランB」だって現実的ではないと思うけれど。津波が来てるのに、もたもたして流されるドイル。23年も眠らずに一人で過ごしたドイルもアッサリ退場。(食料はあったの?) しめくくりは命がけでアメリアを守ったクーパーが五次元世界で地球の自宅に戻ってくる。どこをどうしたらそうなるというの? 科学的な監修を受けたという話だったのに、あちこちご都合主義の理屈で埋め尽くされておりガッカリ。[インターネット(字幕)] 5点(2020-10-19 11:29:10)(良:1票) 《改行有》 2. 1917 命をかけた伝令 《ネタバレ》 佳作。面白いとは思うけど、これがアカデミー賞で本命視されていたのか、という印象。あと、全編ワンカットという宣伝文句はどうなんだろうね。【ネタバレ注意】もちろん実際に全編ワンカットと思っていたわけではなく、ワンカット“風”だろうと理解はしていたが、そんなに長くない時間単位で「ああ、ここはつないでるんだな」と分かる場面がしばしば出てくる。このあたり、同じワンカット風の「バードマン」の方が、まだそれっぽかったと思う。それくらいはしょうがないと思うが、ワンカットというからには上映時間が映画内での経過時間なんだろうと思っていた。序盤で「目的地まで14.5キロ」というセリフがあり、徒歩なら3時間くらいかかりそうだが(映画内で6~8時間くらいかかる、と言っていたと思う)、クルマに乗る場面で「なるほど」と納得し、だから「暗くなる前」には決着するのだろうと思っていた。なのに、なぜ気絶して時間が経過する場面があるのか。それはもう「編集でのワンカット」じゃないよね。(英語版 wikipedia にも "one-shot film" に分類されてはいるけれど) 意図的なミスリードなのかもしれないが、ちょっと納得できない。 ストーリーとしては、序盤で2人で出かけた時点で「ああ、一人は死にそうだな、上官の方かな」ということが予想されて、その通りではあった。あと、“牛乳”を赤ちゃんに飲ますなよ。(分かっててもやむを得ないという切羽詰まった状況の描写ではあるんだろうけれど)[映画館(字幕)] 7点(2020-02-17 02:06:12)《改行有》 3. インデペンデンス・デイ: リサージェンス 《ネタバレ》 駄作。よくこんなものを大金かけて作ったな、というほど中身がない。【ネタバレ注意】ある意味、ストーリーのどこがどうと指摘するのもメンドクサイくらいひどい。前作だって、褒められたストーリーじゃないし、そもそも得体のしれぬシステムに対してコンピューターウイルスで決着するとか冗談がすぎるというものだったが、それでもCGではなく模型を使ったスペクタクル描写という挑戦があった。今の時代に「それはない」ということで、たしかに映像はスペクタクルかもしれないが、ご都合主義にすらなっていないんじゃないかというストーリー。相手にどんな戦力があるのかわからないまま攻撃命令出したり、大きな技術差があろう敵機とそこそこ対等に交戦できていたり、一番ひどいのが、子供を乗せたバスで敵に向かっていくとか、何を考えてるんだ、お前は。ウィル・スミスは、こんなのに出なくてよかったよ、ホント。(まあ、他の駄作には出てるけど)[インターネット(字幕)] 3点(2020-02-17 02:02:48)(良:1票) 4. イソップの思うツボ 《ネタバレ》 佳作。B級映画としては面白い作品だと思う。【ネタバレ注意】「カメ止め」上田監督を含む3監督の共作(かつ上田監督の脚本)ということで、あまり期待せずに見たせいもあるけれど、そこそこ楽しめた。ただ、それはB級として、であり“文句なく楽しんだ”カメ止めに比べられるものではない。また、「カメ止め」がそうであったように、名も知れぬ役者ばかりだけれど、「カメ止め」では“演技する演技”すらうまく見せていたのに、本作では微妙に感じられたというところもある。なにより、ストーリーに魅力が感じられなかった。[映画館(邦画)] 6点(2019-10-20 21:27:42) 5. イコライザー 《ネタバレ》 続編作られるくらいだから、それなりに面白いんだろうと思って、まあ、そこそこ面白かったのは認めるが長い。【ネタバレ注意】こういうアクション映画だと割り切ればいいんだろうけど、アクションを頑張る割に場面の説明を端折り過ぎ。主人公が、どこのラノベだよってくらい圧倒的な強さで圧倒的な情報収集力も持っているが、CIAが持て余す組織を一人であっさり片付けちゃうのなら「とっくにやっておけ」という意味でファンタジー感が拭えない。そこが見どころの映画ではないということなんだろうけれど。[インターネット(字幕)] 6点(2019-01-15 13:10:23)(良:1票) 6. いぬやしき 《ネタバレ》 凡作。原作に特別目を引く人間ドラマがあったという気もしないが、いわば“年寄り”を主人公にし、超能力バトル的な設定で、どれくらい派手なアクションバトルが見られるものかと思っていたが、肩透かしを食らった感じ。【ネタバレ注意】キャスティングは良かったと思う。二階堂ふみのしおんは、ビックリするくらいだった。原作のエピソードを限られた時間でつなげようとするため、どうしても色々と無理がある。犬屋敷は機械化されて涙を流せない描写があるのに獅子神が母の自殺で涙を流したり、ローンの支払いといっても、余命が短いと分かった時点で死んでまで働けないのだから土下座までしてリストラを恐れる必要はない。現実ならローンを組むなら生命保険への加入を求められるだろうし、そもそも原作ではローンではなかったはずだ。原作にない設定でオチが付けられたりしたのも微妙だ。その上、原作の後半にあった飛行機エピソード以降がなくなったたため、いよいよアクション本編と思ったところで、幕が引かれてしまった。ここまでやって続編ということもないだろうから、単に構成上の問題だろうけれど、ちょっと残念だった。[映画館(邦画)] 5点(2018-05-02 18:04:09) 7. イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 《ネタバレ》 佳作。事実に基づいた話なので、当然リアリティのある話だし、ちゃんとドラマティックな展開もある。基本的には良作だと思う。【ネタバレ注意】クセのある天才という意味では「ビューティフル・マインド」という傑作があるので、どうしても比べてしまう。実際どうだったのかはわからないが、暗号解読な得意な人が集まって、そのパターンがあることに気付くのに1カ月もかかるというのはちょっと不自然。あと、キーラ・ナイトレイが微妙にミスキャスト感。[CS・衛星(吹替)] 7点(2016-03-13 22:51:47) 8. インセプション 《ネタバレ》 「面白い」という噂を聞きすぎたのかもしれない。「なんだつまらない」というような酷い映画というわけではないが(というより「面白い」部類の映画だと思うが)、ちょっと設定のアラが気になってしまった。【ネタバレ注意→】脚本として禁断の“夢落ち”を逆手に取ったともいえる着想は面白い。「夢を共有する」という仕組みは、あまり理由づけされていなかったが、夢の中は時間が長く感じる、音楽は聞こえる、中耳の感覚を残して“落ちる”ことを認識して目覚めるといった日常の感覚をうまく活かしていると思う。もちろん、時間を長く感じるのは、“感じる”だけであって、実際に高速化されるわけではない。そんなことはわかって脚本を書いているのだろうけれど、それが階層ごとに時間が伸びることになっているのはちょっと可笑しかった。しかし、もっと気になったのは“落ちる”シーンだ。“落ちる”ことが認識できるなら、それは車が落ちて無重力になるところで認識できるはずだ。落ちることは、何かにぶつかるということではない。それなら、叩き起こせばよかったからだ。ホテルで延々何をするんだろうと思っていたら、エレベーターを動かしてぶつけるだけというのは、ちょっとがっかりした。しかも、1階層目から2階層目には、そのような連動があるのに、2階層目から3階層目には、あまり影響を与えていないようだった。[映画館(字幕)] 7点(2010-08-12 03:01:22) 9. インクレディブル・ハルク(2008) 《ネタバレ》 なんだか残念な映画。「めいっぱいスカっとする」わけでもなく、かといってストーリーも心に残らない。技の名を叫ぶのは変。[DVD(字幕)] 5点(2010-04-28 22:52:09) 10. イーグル・アイ 《ネタバレ》 予告編がすべて、という典型的な駄作。カーチェイスなど見どころはあるものの脚本がダメすぎる。なにしろ初っ端から「黒幕がアレだったらありきたりすぎるなあ」と思っていたら、そのとおりの展開になるし、あれだけコントロール力があるなら、最終目的のために、あんな回りくどい方法をとる必要がまったくないし、停止しにくいはずの装置が、棒でつついただけで壊れてしまうとか、次から次へと繰り出されるダメな展開に辟易してしまった。[映画館(字幕)] 4点(2008-10-22 00:38:13) 11. イーオン・フラックス(2005) 《ネタバレ》 パッケージの表紙だけで買ってしまった面は否めないが、何の期待もせずに見たせいか、そんなに悪い印象ではない。あえて言うなら、パッケージはカッコよすぎ、ではある。なぜ、イーオンが超能力(みたいなもの)を持っている設定になっているのかわからないとか、いかにもご都合主義的な展開があるとか、結局反乱軍の存在意義は何だったのか、という点を除けば(←除いていいのか?)、全体的なストーリーは無難なものになっている。積極的にお薦めするほどでもないが、気軽に楽しめるのではないだろうか。[DVD(字幕)] 6点(2008-10-21 01:51:15) 12. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 あまり前評判がよさそうでなかったという点を踏まえて鑑賞。面白くもなんともない、とまでは言わないが、その一歩手前。とにかく脚本がひどい。冒頭に事件があって、途中にカーチェイスがあって、一作目のヒロインが出てきて、最後に“宝物”を見つけると大崩壊がはじまる……って、それが「インディ・ジョーンズ」なのかもしれないが、もうちょっとひねってくれ。冷蔵庫ひとつで核爆弾から逃れられるって設定もかなりどうかと思うが(あんな勢いで飛んでたら即死するって)、飛んできた冷蔵庫からインディが出てくるのも、「そうなるだろう」と思ってしまうだけに、インパクトがない。いまどき、その手の「撮影・編集の妙」で驚かないんじゃないか。なんだか、過去へのノスタルジィに頼りきった作品になってしまった気がする。[映画館(字幕)] 5点(2008-07-01 02:24:54) 13. インビジブル(2000) 《ネタバレ》 見るべきところはやはり映像。ケビンベーコンは青いコンタクトまでして撮影に挑んだそうですが、透明人間の映像は凄いです。「透明になるのは簡単」だけど「戻すのが難しい」という設定も、なかなか思い切ってますね。まあ、ストーリーはちょっと辛いですね。[DVD(字幕)] 5点(2007-12-29 00:16:59) 14. インベージョン 《ネタバレ》 凡作。駄作とまでは言わないけれど、取り立ててお勧めできる要素が(キッドマン以外)ない。結果論ではあるが、息子に病歴がなかったらとっくに同化してしまうけれど、キャロルもベンも諦めて研究所に向かったのだろうし、研究チームのおかげで(誰もキャロルに撃ち殺されることなく)最終的には元の生活に戻れたのだろう。研究チームがワクチン作成に成功しなければ、誰も助からなかっただろう。ということは、息子の免疫は幸運ではなく不運要因だったのだというところがさりげない発見というところか。編集上の時間ずらしは、話の展開が平凡なため、とってつけただけの演出に見えてしまう。ニコール・キッドマンは綺麗。[映画館(字幕)] 5点(2007-11-02 19:23:32)
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