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プロフィール |
コメント数 |
307 |
性別 |
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自己紹介 |
基本的に評価は甘め。 9点は映画としてほぼ文句の付けようの無い映画。 そして10点は多少アラが有ろうと個人的なツボに入り、人生に影響を与えた程の映画。 0点の映画は逆に怒りを通り越し尊敬の念さえ覚える映画。 |
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1. イージー・ライダー
《ネタバレ》 「アメリカン・ニューシネマの傑作」としてではなく、あくまで現在のいち映画ファンとしての感想です。
まずオープニング、エンディングのカッコ良さは現在でも色褪せない輝きを放つものとなっており、特にほぼ台詞無しで引っ張りに引っ張ったうえでのオープニングの開放感は素晴らしいです。
特に大きな起伏無く物語は進んで行きますが、ジャック・ニコルソンが出てくると映画がギュッと引き締まった印象がありました。そのジャックがハッパを吸うシーンは実は「本物」をキメて演技していたという事を後に知り、大いに驚かされました。
大胆な映像の加工が随所随所に見られますが、個人的に場面切り替わり時のフラッシュ・フォワードは少しやり過ぎに感じました。ただ、LSDシーンの執拗な、強烈な演出はサイケで良いです。
存在の保証が無い「自由」を求めてひた走る2人、どこまでも大きな自然、雰囲気を決定付ける音楽。ロードムービーとして最高に美しい瞬間が何度もこの映画にはあります。
音楽は単なるBGMではなく、歌詞は主人公たちの心情を代弁しており、音楽はこの映画の最も重要な要素に成り得ています。
映画のテーマとして、製作当時の深刻な問題を扱ってはいるものの、やはり全体の印象は「ドラッギーなロードムービー」となるでしょう。
いかにこの雰囲気に浸れるか、酔えるか、で好みの分かれる作品であると思います。[DVD(字幕)] 7点(2010-09-16 17:37:08)《改行有》
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