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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. サイレントメビウス2 この作品の評価は非常に難しい。 前作はそれ自体で劇場作品として纏まった構成になっていたけど、今作はこれから始まる壮大な物語の序章といった感じで、完結はしていない。 続編がどう展開されて行くかで、この作品の位置付けも変わってくると思うのだけど、僕の知る限りでは続編がないようなので、人にオススメできるかと言えば悩ましいところ。 3が製作されたら、もう一度評価し直したいと思います。[ビデオ(邦画)] 5点(2010-05-13 05:16:20)《改行有》 2. 39 刑法第三十九条 《ネタバレ》 この作品は存在理由に疑問が残る。 刑法第三十九条に凶器を突き刺したいという訴えは理解できるが、 復讐殺人を美化する内容は法の存在理由を否定してしまっている。 感情論で言うなら、復讐殺人に同情もできるが、それなら法に苦言を呈すのではなく、 感情に従って復讐を遂げ、法の裁きを受け入れるべきなのだろう。 刑法第三十九条を逆手に取って復讐するという発想自体が 法の不備によってその死が報われなかった亡き妹に対する侮辱にも感じる。 この作品の中で最も的確に刑法第三十九条の問題を指摘しているのが 畑田修であるというのがなんとも皮肉である。5点(2004-07-09 02:57:30)(良:1票) 《改行有》 3. 鮫肌男と桃尻女 バカ映画。コメディという位置付けは如何なものか???物語として成立してると思えないので、喜劇とは呼べないかも・・・。とは言うものの、映像的には見所満載で、作品としての存在意義を否定するものではない。悪趣味ではあるが、意表を突くバカ演出の連続技に圧倒される。万人受けする作品ではないだろうけど、こういうのもあっていいと思う今日この頃。7点(2004-06-01 08:17:10) 4. 櫻の園(1990) とりあえず映像がいい。閉鎖的な空間と限られた時間を描くことで一体感が生まれ、まるで自分もその場に居るような気がする。女性の場合なら感情移入ということになるんだろうけど、男の場合はやっぱり覗き見って感じで、ムフフってとこでしょう。当時はそれなりに中島ひろ子とか好きで、何度も見た覚えがあるけど、今になって改めて見てみるとムフフ感が落ちてしまってることに気付く。最近活躍してる若い子でリメイクしてくれたらなぁなんて、ちょっと思ってしまった。7点(2004-03-29 04:10:57) 5. サイレントメビウス 飽くまでもこの作品単体での評価ではあるが、かなり上手く纏めた感はある。意味不明に始まって、過去の記憶にシフトするわけだが、それでもやっぱり意味不明。主人公と一緒に基礎知識を勉強して、現在に戻ってきたと思ったら、もうクライマックス。正直感心した。構成の良さだけで、これだけ見せる作品も珍しい。8点(2004-03-26 01:51:11)
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