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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 3時10分、決断のとき 《ネタバレ》 救いようのない悪でありながらその奥底には良心があるベン・ウェイド、どんなに貧しくとも良心を失わないダン、みすみす馬を引き渡す父のふがいなさを気にしながら、最後には父の背中を追う息子。3者の絡み合いがとても絶妙で、とても惹きこまれました。たとえ列車に乗っても、脱獄する術を知っているベン・ウェイドが、終盤、あのような行動に出る様。そして、容赦なく仲間を殺す所、早撃ちのテクニックの伏線。何よりも、善人も役人も容赦なく死んでゆき、『この舞台は、無法地帯である』ことを徹底的に追求した演出は、必見です。最後の早撃ちする直前のラッセル・クロウの眼光には、「よくもこの男を…!」という感情がビッシリで、カッコ良すぎ(涙)[DVD(吹替)] 9点(2012-04-06 12:48:14) 2. 魁!!クロマティ高校 THE MOVIE アホだ、こいつら真性のアホだ! 松崎しげるがケツ出してる時点で合格…![地上波(邦画)] 7点(2009-08-16 09:35:54) 3. サンダーパンツ! 最近、NASAが小林幸子の紅白歌合戦の衣装を開発しました(笑)。この映画も科学の粋を集めて『サンダーパンツ3号』なる、ものすっごいロケットを作ってしまうわけですが、そんなことよりも、主人公のおデブの少年についついホロリ。いままさに日本では『いじめ』が問題になっているわけで、いじめる側が当然、悪ではあるけど、いじめられる側は?悪ではないにしても立ち向かう勇気というか、自分の自信のなさもいじめを招いてしまうとも言われています。自信というものはなかなか自分では自覚できないものだと思う。人から言われて初めて、自分って本当はすごいんだ、という自信につながるものでもあると思う。おデブの少年は、オナラで悩みながらも自分を認めてくれた親友のために力を貸す、という友情と、宇宙飛行士になりたい!という夢のために、ひたすら頑張ります。お子さま映画かと思って観ていたのですが、いやはや。不覚にも感動してしまいました。笑いどころも絶妙で、ストレス解消にもオススメです。[DVD(吹替)] 7点(2007-01-11 16:21:20)(良:1票) 4. ザ・ミッション 非情の掟 すごいよ、すごいよこれ! たった81分間に裏社会の掟と男たちの友情が凝縮されてる! これは雰囲気に浸る映画なんだと思う。悪のボディガードであることもさながら、拳銃で人を始末するということがどういうことかを、一人、また一人殺すごとに、あぁ、そういうことなんだ、と伝わってくる。あの紙くずでのサッカー、北野武監督の映画の影響を受けてる印象はあるけど、言わんとすることは伝わってくる。あの無口で無愛想なフェイが、タクシーの中で何度も親分に弁解する練習をするシーン、5人の友情がどんな深い絆であるか伝わってくる。だからこそ、組織の中で生きることの掟の重さも冷酷なものであることを反芻する。こんな名作が埋もれていたなんて非常に驚き。[DVD(吹替)] 9点(2006-08-02 20:47:50) 5. 最後の恋のはじめ方 《ネタバレ》 まず、コメディとしての見所。アルバートのドジっぷり。アレックスのテンポのいい身のこなし。恋人がいるかどうかで観方が変わってしまうと思うけど、良い映画です。ドジをふんでしまう人間が幸せになる。観ている人に、勇気とか意欲を感じさせてくれる映画だと思いました。別に外見に自信がなくてもいいんです。内面を相手に気に入ってもらえばいいんだと。一番好きな恋愛理論は、彼女の友達に気に入られる所。将を射るにはまず馬、というか、彼女しか見ていればいいわけでもないと。口説くのが下手でも、相手は意外な面を好いてくれるんだと。アルバートがイイ奴で、ホントにイイ奴で、影の主役だよ、コイツ。という目線でストレスなく鑑賞できました。彼の存在のおかげで、ウィル・スミスの軽快さをより際立たせていたと思います。アレックス×サラの恋愛は無難にラブコメだったけど、アルバート×アレグラの恋愛のほうが、ほんわかしていて、なんか、良いモノ観たという気持ちでいっぱいです。アルバート、良かったね![DVD(吹替)] 8点(2006-06-10 15:11:03)(良:1票) 6. サマータイムマシン・ブルース 今、観終わりました。これは文句なしに面白いw いまだにおなかが痛いw ここまで笑ったのは、シベ超以来の充実感w タイムマシンの恐ろしさを、根本的に理解していないSF研に大いにウケました。最初から小道具の全てに至るまで伏線を張りまくりでありながら、オチにつなげていく過程に全く矛盾を感じない!(ネタバレ)だって、たしかに映像に映ってんだもんw 爆笑のカゲで、実は一番驚かされたのはカメラワーク。ズーム・アップ・バック、使い方が絶妙すぎる…。ホントにこれ邦画なの!? と惹き込まれてしまう。下妻物語とかツボった人には、間違いなく最適の映画だと思います。あんまり書くと楽しみを奪ってしまいそうなので、もうこれ以上は書きませんよ。思い出し笑いしてしまう映画って、こういうのを言うんだね。キャストが地味なんで、実は最初、観るのを躊躇したんだけど、面白い映画ってのは、キャストなんて関係ないんですね! 皆さんにもぜひぜひ観て欲しい。[DVD(邦画)] 9点(2006-04-28 23:32:29) 7. サイドウェイ この監督が作った『アバウト・シュミット』が面白くも哀しいドラマだったので、この映画も観ました。男に特有のやるせなさを、ワインの知識でごまかすマイルズに共感しちゃいました。だめ男なんだけど、小説の才能に一縷の望みをかけ、打ちのめされる展開が良いです。ジャックの躁とマイルズの鬱のコントラストを、ワインに投影している印象です。前妻に未練を残しながらも自分を励ましてくれるマヤに今一歩踏み込めない。今の僕と全く同じです。だから、ラストの訪問にすがすがしいものを感じたのだと思います。最後にどうしても一言だけ。(´・ω・`;)ドキドキ これってアダルトビデオだよぅ。家族で一緒に観れないよぅ。[DVD(吹替)] 6点(2005-08-06 21:47:27) 8. ザ・コア 《ネタバレ》 犠牲の上に、我々の平和は成り立っていると思いました。誰からも活躍を知られない所で決死の覚悟で地球を守る。英雄になるには、皆から感謝されたいと願いますが、この映画の場合は、次第にそんなことどうでもよくなっていくのが良いです。仲間のために犠牲となり、また目の前の犠牲を救えずに打ちひしがれる生き残ったクルー。人間のつながりを科学を通して観させていただきました。その道の第一人者たちが任務に挑みますが、大いなる自然の叡智の前には、いかなる科学も無に等しいのが恐ろしいです。B級映画ですが、脚本はしっかりしています。[DVD(吹替)] 6点(2005-07-10 21:25:01)
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