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1. 秋刀魚の味(1962)
《ネタバレ》 ハハハ。本当にまっ正面からなんですねえ。想定線の上に堂々と居座る無遠慮なカメラアングル。最初は違和感で仕方なかったんですが、思えばそれが引き金だったんでしょう。気がつけばもう小津ワールドの世界観にドップリ。まるでこちらに向かって話しかけられているような臨場感。「そうなんですかあ」と言われると、こっちがうっかり「そうなんですよ」と返してしまいそう。
さて、ストーリーは、娘を嫁がせる父親の心模様がテーマになっており、前半と後半で内容が別れています。
前半は特に事件も起こらず話も進みませんが、様々な「父」と「娘」が映し出されます。今まさに結婚生活を送っている義娘、未だ娘を嫁がせずにいることを引きずっている恩師、娘に先立たれた過去を持つも今ではすっかり立ち直っている海兵時代の部下。それぞれの形で今日を生きる父娘たち。その「それぞれ」を象徴するように、その時々に食べ物が出てくるのも印象的です。義娘の結婚生活はぶどう味、恩師の心境は鱧の味、と言わんが如く。
そして、後半は、そんな様々な父の一人である主人公がついに娘を嫁がせようと思い立ちます。娘がいてくれた方が便利だけど、娘の幸せを想えばこそ。娘をと嫁がせずにいることを悔いている恩師と、娘を亡くしていながらも笑顔で過ごしている元部下の存在が、その決心に踏み込ませたのでしょう。しかし、嫁がせたあとに待っていたのは、娘がいなくなった家。ラスト2分、もぬけの殻となった部屋や階段が次々と映し出され、主人公は、今にも泣き出しそうな表情を。薄暗い部屋で一人さびしく茶をすする後姿からは、娘の幸せの代償を背負う父親の哀愁が染み渡ります。[DVD(邦画)] 7点(2015-05-17 08:57:32)《改行有》
2. サマータイムマシン・ブルース
《ネタバレ》 伏線回収ものということで臨んで見たからか、「あぁ、これは5人の中の誰かが未来から来たパターンのカットだな」と伏線に勘付いてしまった自分に残念。でもお笑いはツボだったんで面白かったです。あと驚いたのはメガネの人真木よう子だったんですねー。最初は誰だこの黒木メイサと松浦亜弥を足して割ったはような人はと思ってたんですが・・・。SPやったり、下妻ではロリータ着たり、幅が広いっすね~。[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-09-21 23:13:32)
3. サマーウォーズ
《ネタバレ》 ■以前鑑賞したときは評価としては5、6点くらいで、微妙まじりのまあまあかなーって感じだったけど、たまたまCSでやってたのを気まぐれに録画して見たら、以前よりおもしろく感じた。時かけよりシナリオが凝ってるけど不思議とあっさり見れました。多少強引な展開もありますが結構きれいにまとまってると思います。でもカズマとLOVEマシーンの初手合わせで子供たちの邪魔が入ったとき、ぶつかったとかならいいけど勝手に自分で目を離して敵を逃したり、氷持ってった兄ちゃんへの責められ方が中途半端だったり、イライラするシーンが結構あります。ギャグセンスは時かけより好きです。■声優のクオが気になるところです。冒頭の3人から素人くさいし、カズマは男か女か分かんなくなるし(カズマって名前なのに笑)。でもおっさんキャラは素人さんでも気になんないんだよなー。■時かけより萌え要素が目立つのも気になるところで個人的にマイナス。恋人のフリってのもありきたりで、もうちょっと別のプロセスで主人公が家に赴いて欲しかった。■とはいえなかなか楽しませていただきました。面白い映画を見るぞって構えで見る作品ではないかもです。7点献上。■関係ないかもしれないけど、CSでの放送時間と衛星落下時間が2時間10分でかぶってた時はちょっとびびった。やるじゃんLOVEマシーン。[CS・衛星(邦画)] 7点(2011-08-17 01:58:36)(良:1票)
4. ザ・グリード
B級感満点のモンスターパニック!まさに「6点」ド真ん中な作品。人に薦めるほどでもないけどTVでやってるとなんか見てしまう不思議な力を持った一本です。[地上波(吹替)] 6点(2011-08-13 21:58:03)
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