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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. ザ・チャイルド(2012) 《ネタバレ》 後味悪い系のホラー映画。オリジナルは未見。ってゆーか、オリジナルがあるとは知りませんでした。 仲の良い夫婦が、リゾート先で理不尽にひどい目に遭っちゃう話。最後はなんだかんだで助かるのがハリウッドですが、これはメキシコ映画。なんとも救いようのない結末です。 オリジナル版を未見なので、新鮮な気持ちで見られたのは良かったのですが、オリジナル版を見ていたら、今度はその差異を楽しんだりできたのかなぁ・・・。 ただまあ、なんと言いますか、奥さんが身重なのに、そんなちっちゃい小舟でわざわざ島に?その島に何かあるならまだしも、何があるのかよく知らないまま、よー行くもんだと思っちゃいました。『奥さんが身重なのに・・・』ってゆーのがずっとひっかかってて、なんだか気持ちがいまひとつ乗り切れない。 ただ島到着後の雰囲気は結構好き。桟橋で遊んでいる子供たちが手を貸してくれるんですが、この子供たちが実はすでに頭がおかしい・・・、でもまだ襲ってはこない・・・、この焦らしがなんか好き。誰もいない村の様子も、なんか良かったですね~。 人がいない売店。人がいないホテル。いったい何が起こっているのか。仕方ないから人や食料や水を求めて、無人の村を散策します。このいつでも何かが起きそうな雰囲気が嫌いではないんですが、やっぱ少々たるかったかなぁ・・。90分足らずの映画なのに長く感じちゃったから、テンポはよくないんだろーなー。 中心部から少し離れた海岸沿いに住む子供たちには、まだ異変が起きていないシチュエーションがかなり良かった。何もしらない気のいいおばちゃんが世話してくれます。このあたりが、リアルでなんか好き。 ま、少なくともこの作品、一般的なホラーにはない独特の味わいがあるのは確かです。[DVD(字幕)] 6点(2023-06-17 02:19:08)《改行有》 22. 猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー) 《ネタバレ》 1作目や2作目に比べるとなんだかパワーダウンを感じます。ドラマ性も薄い。 一番の悲劇であるはずのシーザーの息子と妻が殺されてしまったシーン。誰が誰やらわかりませんでした。てっきりシーザーが殺されちゃったのかと思ったら生きているし。シーザーの息子はどこに行ったんだと思ったら殺されているし。 オリジナルの1作目では、変わり果てた地球で出会った人類は、言葉が話せない原始人のようでした。今の状況から人類はどーやったらそこまで退化するのか。導き出された解がウイルス。ウイルス万能すぎませんか。全部ウイルスのせいにしちゃってますね。安易というかなんというか。できればもっと唸るような真実を用意してほしかったものです。 1作目や2作目はドラマ性が強く、テンポも速く、尺の長さはそこまで気になりませんでした。 この3作目はどうでしょう。本当にこの尺の長さは必要だったのでしょうか。 シーザーが復讐の旅に出てからは、正直中だるみすることもありました。この内容であれば、ここまで長くする必要はなかった気がします。 せっかく命を助けてあげた射撃兵が、なんの葛藤もないまま一兵士のままで終わってしまうのも何だかなあ。じゃあこの射撃兵の存在意義ってなんだったのでしょう。 女の子の人形から大佐が感染しちゃう流れは良かったと思います。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2022-03-02 02:41:22)《改行有》 23. サンクタム 《ネタバレ》 実話を元にした映画だとはつゆ知らず。最初にテロップでそれが出たとき、『じゃあモンスターは出ないな・・・』となんかがっかり。なんかそっち系の映画と勘違していたので、前半がちょっとかったるくて退屈に感じちゃいました。 でも最初に犠牲になった女性調査員との酸素ボンベの奪い合い。ふいに訪れる緊張感。なるほど、それでサスペンスでありパニックなのかと妙に納得。映画の方向性を再確認。これは遭難系ですね。 一人、また一人と命を落としていく。少しずつ悪くなっていく状況。そんななか出口を探し求める緊張感は悪くなかったと思います。 「実話を元に・・・」というテロップが出たものの、実際の事故では閉じ込められた15人全員が生還したそうでして。つまり人が亡くなっていく描写はすべてフィクション。まあ何も起こらないと映画になりませんし致し方ないところでしょう。 洞窟なので仕方がないのですが、まず全体的に画が暗い。そして現在の位置情報や周りの状況がわかりにくい。これはこの映画というより洞窟ものの欠点ですね。 もう一つマイナスなのが、亡くなった調査員が着ていたスーツを着るのを頑なに拒むヴィクトリア。スタンドプレーが目立つカール。命がかかっている危機的状況で、そんなわがままばかり言いますかね?ちょっと不自然だと思いました。 最後、海に出てきたときの安堵感。手堅い作りで悪くないと思います。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-12-01 00:15:25)(良:1票) 《改行有》 24. THE LAST MESSAGE 海猿 《ネタバレ》 毒にも薬にもならない作品とはまさにこういう映画。 2作目が個人的には傑作だったもので、正直この作品にはがっかりした。 もちろんそれなりのキャストを揃えて予算もかけているみたいですから、面白くないわけがありません。それなりの映画には仕上がっています。 ただあまりにも前作通りのパターンすぎて、もはや興醒めするレベルです。2匹目のどじょう狙いなのがミエミエです。 脚本や演出にまるで工夫がないものですから、とにかくクサイ台詞で無理矢理感動させようとする演出のごり押し。ワンパターンのピンチとクサイ台詞の連続。過去シーンの挿入は少々クドイ。この辺も、脚本やストーリーが全然面白くできなかったので、過去のヒット作にすがっているようにしか見えません。 好きなシリーズなんですけどね。この作品に関してはいまいちと言わざるをえません。 役者さんたちの演技はとても良いです。相変わらず加藤あいはかわいい。[DVD(邦画)] 6点(2021-04-02 03:51:03)《改行有》 25. ザ・ウォーカー 《ネタバレ》 信仰心がないのでストーリーにはまるでひきこまれず。 『世界の終末』はいろんな映画で見てきたので、その世界観にもひきこまれず。 とゆーか、個人的に『世界の終末』ってのが好きじゃないんだな。でも『北斗の拳』(もちろんマンガのほう)くらいアクションエンターテイメントに徹してくれたら、ヒーロー映画として楽しめます。 ですのでこの作品で良かったのはアクションくらいかなー。もはやヒーロー並の圧倒的戦闘力でスッパスッパと悪党共の首をはねていくのは爽快。 ただ終盤は防戦一方で盛り上がりはするがカタルシスは皆無。 全体通してエンターテイメントにしたいのか、布教活動をしたいのか、よくわからん映画であります。 テイストとしては好みのタイプではありません。ですがストーリーはつまらないものの要所要所のアクションは楽しめたので、そのプロセスを楽しむ映画と言えそうです。 個人的にはラストのバーでの暴徒騒ぎ、クローディアの離反、カーネギーの高熱が凄く好き。今まで築いた文明や社会や秩序が崩壊していく瞬間ってのが昔から好きなので、このシーンが一番好きかもしれないです。 疑問点はいくつかあるのですが、やたら爪をチェックし、『やつらとは違う』というセリフが出てくるので、てっきりクリーチャーかなんか出てくるのかと思っていたのですが、何も出てきやしませんでした。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-09-06 20:03:08)《改行有》 26. サイド・エフェクト 《ネタバレ》 いやー、だまされましたねー。だまされた。うん、でもそれだけ。 なんだか気持ちよく騙されました~って感じにはならないんですよね~。 そんで終盤のネタばらし、いまいちわかりにくくないですか?なんかふわふわしてて。私だけ? エミリーとシーバートが患者と医師の関係から恋人同士の関係に。ふむふむ。女性同士というのが一応隠れ蓑になってはいるのかな?で、2人で共謀して夫の殺害を計画。狙いは夫の死の起因となる新薬を出している製薬会社の株の暴落・・・。そう上手くいくかどうかもわからんのに、夫を殺害?ちょっとリスクが大きすぎる気が・・・。 シーバートのほうは完全に金目当て。エミリーのほうもそうだろうけど、なんか夫への逆恨みもあるようです。『私の人生順風満帆じゃん。あれ?夫が逮捕されちゃった。あれ?家を没収されちゃった。くそう、ぬか喜びさせやがって・・・!』みたいな? なんだか計画殺人というだいそれたことをやるには動機が弱すぎませんか?だからしっくりこない。 カタルシスは・・・まあちょっとだけ感じられたかな・・・。 シーバートが捕まるシーンは良かった。エミリーを精神病でもないのに精神病院送りにするラストも痛快で良かったです。 株で稼いだお金もインサイダー取引みたいなもんだから、やっぱ没収されちゃうのかな・・・。 とまあ、『ざまぁ』な部分は良いとして、さんざん煮え湯を飲まされたバンクス医師が、社会的地位を取り戻して元の職場に復帰できるくらいじゃないと、いまいちすっきりできないのです。[ビデオ(字幕)] 5点(2023-12-04 01:40:25)(良:1票) 《改行有》 27. ザ・イースト 《ネタバレ》 映画に娯楽を求めちゃう私にとって、こーゆー作品はどうしても評価が低くなりがち。これは完全に好みの問題です。 薬害、公害を引き起こす企業に制裁を加えるザ・イースト。そこに潜入し、ザ・イーストの調査、監視をすることで企業を守る民間警備会社。主人公のジェーンはザ・イーストに潜入するも、彼らに感化され、その思想に一定の理解を示すようになってしまう。その一方で、『目には目を』というイーストの基本理念には強い抵抗感を露にします。『ミイラ取りがミイラになる』みたいな単純な話でもなさそうです。 それが証拠に、ザ・イーストに協力する一方で、自社にはしっかりイーストの情報を報告する。彼氏と仲良くする一方で、イーストのボスとねんごろになってしまう。そんな状況がずっと続くわけですから、ちょっと疲れてしまうのです。 メインストーリーと関係のないシークエンスで結構尺を取っちゃったり、その一方で説明不足な部分があったりと、決してバランスやテンポが良い映画とは言えません。 全員が拘束衣に身を包み、口でスプーンをくわえ、隣の人に食べさせてあげるシーン。このいかにもな思想集団的発想、自分達以外のものを否定する雰囲気がカンに障る時点で、自分とこの作品は合わないと思いました。[DVD(字幕)] 5点(2020-10-04 02:04:12)《改行有》 28. ザ・キング・オブ・ファイターズ 《ネタバレ》 こーゆーゲームの映画化はさ、『わかりやすく』『楽しく』作ってくれるのが一番です。 トーナメント戦にしてさ、いろんなキャラ出して、じゃんじゃん戦わせりゃあ良いんです。 ぐだぐだぐだぐだつまんない会話やら、回想シーンばっか見せられても眠くなるだけ。 もちろん、ストーリーが面白ければ話は別。脚本が練られていて、演技にひきこまれるような役者さんだったら良い。 でも、こーゆー『ザ・B級』みたいな作品でそーゆーことはまずない。 ストーリーはつまらないに決まっている。『深み』『斬新』期待すべくもない。セリフ棒読みは当たり前でしょう。 でもそれで良いんです。見ている側だって、こーゆー作品にA級のクオリティなんて求めていませんから。高級料理を食べに来たんじゃないのです。今はラーメンが食べたい気分なんです。そーゆーときの、このジャンル。格ゲーアクションを見せてくれたらよかったのです。 頑張ってはいましたが、『方向性』と『ウェイトの置き方』が微妙にずれちゃっています。残念。[DVD(字幕)] 3点(2020-05-09 14:51:57)《改行有》
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