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41.  三十三間堂・通し矢物語 成瀬巳喜男監督による珍しい時代劇!ところが観ていても全く成瀬映画ぽく感じない。マキノ雅弘か溝口健二かってぐらいにしか思えない雰囲気、それは出演者の顔ぶれにも現れている。田中春男のあの落ち着きの無さ、うろうろしまくり、あっち行ったり、こっち行ったりと、まあ、とにかく少しは止まってろよってぐらいの落ち着きの無さ、まるで「次郎長三国志」シリーズの大五郎のようです。それに脚本が小国英夫で配給会社も東宝、どう考えても成瀬映画には思えないし、マキノ映画です。しかしながら他の出演者の顔ぶれを見るとこれはこれで溝口作品ではないかと思えてしまう。何しろ、長谷川一夫に田中絹代ですからね。長谷川一夫のかっこ良さは溝口映画での長谷川一夫以上、いやいや、これほどまでに長谷川一夫が男らしくてかっこ良いなんて思ったのは初めてかもしれないぐらい男らしい。田中絹代はこれまた絶える女、大八郎の為に身を尽くす姿は何とも言えないぐらいの女としての哀しさみたいなものが現れている。あの最後の方の弓矢のシーンの緊張感、面白さに比べるとそれまでがちょっと退屈だったりと、成瀬巳喜男監督はやっぱり時代劇よりも現代劇や男と女のドロドロした話のが合ってると思うし、私は好きです。[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-11-16 11:43:58)

42.  サンダカン八番娼館 望郷 《ネタバレ》 田中絹代のこの存在感と凄み、とても今の女優(果たして女優と言えるかどうかも分らんが奴ら)には出せない凄さに圧倒されられる。自分の昔、娼婦として働いていた時の話を栗原小巻演じる調査員に語る場面の演技にはこれぞ女優と言える凄まじさを見ることが出来る。また田中絹代ともう一人、高橋洋子の初々しさ、貧しくも一生懸命生きる姿、初めて本当に自分が女として一人の男を愛し、そんな男への気持ちを表す姿がこれまた何とも切ない。金はいらないから泊まってけよと誘う所のあの女としての気持ち、そこには娼婦であることをも忘れ一人の女である姿が見られる。全体的に見ると話のテンポがいまひとつな気がしてならないものの、出演者、女優陣は勿論のこと、脇役の男優の演技、存在、中でも小沢栄太郎のあの嫌らしさ、傲慢な親父ぶり、こういう役を演じてこれほどまでにハマる男は他にいるだろうか?によってなかなか見応えのある作品にはなっている。女が生きていくには男の力が必要、女が強くなる為には男を獲物として何とかしなくてはならないというような何んだか女の恐ろしさもこの作品からは感じることが出来る。女の強さと弱さ、それはあの最後の方の田中絹代の絶叫と涙、更に栗原小巻演じる調査官が自分にも子供がいるからと言って涙ながらに頭を下げる場面に現れているようにも思えてならない。いずれにしても俳優陣の素晴らしい演技無くして語ることの出来ない作品だと思います。[DVD(邦画)] 7点(2008-09-28 22:32:39)(良:1票)

43.  さくら隊散る 《ネタバレ》 本日8月の6日に合わせるようにして借りてきた。我々日本人にとってけして忘れることは出来ない。忘れてはならない日、それが今日という日である。今から遡ること六十三年前の今日、8月6日、アメリカ軍によるB29三機が広島を襲った日である。広島に落とされた原爆の被害者の数は十四万人を超えると聞いた。その中に忘れられない名前がいる。第二次世界大戦中に全国を巡演し、移動演劇隊として活躍していたさくら隊のメンバー達、九人の中に園井恵子という一人の女優がいた。阪妻主演の「無法松の一生」で見せたあの気品溢れる燐とした美しさ、優しさに満ちた吉岡夫人、私は絶対に忘れることは出来ない。被爆から十五日後の二十一日、僅か三十二歳という若さで亡くなった園井恵子というこの女優、誕生日が8月6日というのも何とも皮肉な運命、宿命を感じる。この作品は事実であるからこそ伝わる重み、悲しみ、苦しさ、生前の仲間、同じさくら隊の人達を知る俳優仲間の証言と再現ドラマをリアルに描いている。被爆者達のもがき苦しむ姿の何と痛々しいこと。眼をそむけたくなるシーンばかりで見ていて本当に辛いし、怖い。事実だからこそのこの重苦しさ、これほどまでに恐ろしさを感じる戦争映画、原爆をテーマにした作品を見たことは今までなかったぐらい、本当に怖かった。本日8月6日、あの原爆投下から六十三年目の本日、観るに辺り、ここに犠牲となった大勢の方々に心よりご冥福をお祈りすると共に今もあの原爆の被害によって苦しんでいる被爆者の方々の為にも二度とこのようなことは起きてはならない。絶対にあってはならないと心より平和への願いを込め、手を合わせたいと思います。[DVD(邦画)] 8点(2008-08-06 22:29:53)(良:1票)

44.  座頭市喧嘩太鼓 《ネタバレ》 大映としてはこれが最後の「座頭市」作品となるシリーズ第19作!相変わらず勝新の座頭市にはオーラが漂う。殺陣のスピード、切れ味とも申し分なし、映像的にも美しくて良い。しかし、残念にことに市の命を狙うべくアウトロー、一匹狼的な男、佐藤允といい、西村晃といい、この画き方は何なんだ?特に西村晃の画き方、使い方など勿体無い。佐藤允のラストの決闘、一騎打ちにしてもあのうるさい音楽が邪魔で緊張感がいまひとつ伝わってこない。最後に今まで観てきたこのシリーズの中にあって、今作のヒロイン、三田佳子はシリーズ史上最大の大物女優だと言えよう!そんなヒロインを最後置き去りにして去っていく市には、えっ?何か違うやろ!と感じがしてならない。市と共に行動する藤岡拓也の役が一番儲け役の気がする。けして、つまらなくはないし、見所十分なのに全体的に納得出来ない部分が多すぎて引っ掛る。[DVD(邦画)] 6点(2008-04-13 13:07:52)

45.  細雪(1983) 《ネタバレ》 美しい。この映画を一言で表すなら「美しい」これに尽きる。市川崑監督の描き出す世界は本当に美しい。四人の姉妹、岸恵子、佐久間良子、吉永小百合、古手川佑子のそれぞれの画き方から何から何まで本当に美しく撮られている。そんな四人の姉妹のそれぞれの物語り、心の中の苦しみや悩みを美しい映像美に合わせるようして撮られている。本当に見ていてどの場面も日本ならではの美しさを感じる。四人の姉妹の話をすると、やはり岸恵子が抜群に上手い。「うち、京都より東へ出たことあらへん」てあの言葉の響きが忘れられなくなりそうです。一番上の姉としての苦しみ、母親変わりに妹達の面倒を見なくてはならない苦しみを素晴らしい演技力で見せてくれている。また一つ下の妹、佐久間良子もこれまた上手い。その一方で三女を演じている吉永小百合が私はどうにも苦手だ!この役、吉永小百合よりももっと違う人がいないのかな?若尾文子がもっと若ければ、山本富士子でも良い。いや、むしろ若尾文子よりも山本富士子が一番合ってる気がする。二人共もう少し若ければなあ!一番下の妹、古手川佑子に関しては役柄が役柄だけにまあ、こんなものでしょう!阿部豊監督の撮った「細雪」の中の高峰秀子と比較してしまえば、分が悪いとは思うものの、思ったほど悪くはないし、まずまずの演技をしていると思う。作品としての完成度、美しさでは明らかにこの市川崑監督の「細雪」の方が上だと思うものの、同じ点数にしてしまうのは、やはり三女、吉永小百合の存在とどう見ても他の三人は関西人に見えるのに吉永小百合だけは関西人には見えないのが痛い。痛すぎる。私の大の苦手、吉永小百合の存在、演技力にしても上手いとは思えず、よって完成度は高い作品とは思うもののこれ以上の点数は付けられない。[DVD(邦画)] 7点(2008-04-12 09:16:53)

46.  細雪(1950) 《ネタバレ》 「細雪」ていうと市川崑監督のものがやはり一番有名らしいし、見ている人も多いのかな?そんな中で三度映画化されているというこの「細雪」一番最初のがこの作品だそうで、まず何よりもキャストが凄い。四姉妹の中でも一際目立つのが高峰秀子です。一つ上の姉のお見合いの心配をする一方で自分はというと、これまた全くもってタイプの違う二人の男に愛され、悩みながらも最初に付きあい結婚まで約束している男でなく、命の恩人である男への恩返しかどうかは別として、後から現れた男を選ぶもその男は死んでしまう。その後の高峰秀子が何と恐ろしい。あんなけばいかっこして、タバコまでぷかぷかふかしている高峰秀子など想像もしなかったぐらいの凄さです。美しい四季の香りと風景、そして音楽の美しさも心に残る。姉妹それぞれの悩み、問題などを鋭く描ききっているところなど凄さは感じるものの、やはり高峰秀子一人が他の姉妹とは違って見えるのが良いのか悪いのか?見る人によって考え方が違うと思う。それにしても田中晴男が哀れというか、惨めというか、こういう役柄が本当によく似合う俳優だなあと思うのと市川崑監督の「細雪」も観て二つの作品を比べてみたいと思います。個人的意見からしたらキャスティングは絶対にこの方が市川崑監督の「細雪」より良いような気がするが、果たして如何に?[ビデオ(邦画)] 7点(2008-04-04 09:40:00)

47.  座頭市血煙り街道 《ネタバレ》 勝新「座頭市」の産みの親である三隅研次監督によるシリーズ第17作!やはりこの監督のものは面白い。そして、何よりも殺陣のシーンの凄さ、殺気が漲っている。前半のなべおさみとの賭けごとのちょっとしたお遊び、勝新「座頭市」のユーモアも良い感じである。そんなユーモアを描きつつ、それでいて作品全体に漂う緊張感、美しい構図、映像的にもシリーズの中で上位に入るぐらいの美しさの中での緊張感漂うあの雪の中での二人の対決シーン!近衛十四郎演じる侍(赤塚多十郎)との一騎打ち!「侍なんてものは自分さえ良ければ、他人なんてどうなってもいいのかい?」と言う市の人間としてのあるべき姿、子供に対しての優しさ、子を持つ親への愛情が伺えるあのシーンのやりとり、赤塚多十郎との死闘に勝利し、去っていく市を追う旅先で出会った一人の男、そんな男庄吉の子供の涙、それを橋の下から見上げて涙する市、そう、これは時代劇ではあるけど、そこに流れる空気は、間違いなく家族の物語り!人間ドラマとしても見応え十分の作品です。[DVD(邦画)] 8点(2007-12-19 21:28:53)

48.  座頭市鉄火旅 《ネタバレ》 相変わらず勝新の座頭市はトボケた味わいと殺気が漲っていて面白い。これなんかその中でもトボけているという意味では最高かもしれない。眼啖であるにも関わらず、その巧みなまでの剣の使い方、按摩としての市も面白く、悪人に対してのあの態度、眼が見えないことを良いことに態と力を入れて悪人の肩を力いっぱいに揉む姿なんぞ、本当に可笑しい。で、今回はそんな市が飲み屋で出逢った一人の老人との話、その娘との話がこれがこの映画のキーワードとなって、色々と話に関わるのだが、何と言っても東野英治郎が抜群の存在感を示しています。殺陣のシーンの凄みは勿論、今回はそれ以上にストーリー重視の作品になっている。あと、一度しか斬ることの出来ないと言われた刀について語る場面がこの映画の中で最も印象に残る。そして、そんな刀を使って雪の降る中、悪人を叩き切る市!絶対絶命の大ピンチに、さあ、ここから先は見てのお楽しみってことで、しかし、あの市の刀の使い方、悪人のやっつけ方のあっという間の速さといい、悪いが北野武には真似出来ない。それほどの早業です。[DVD(邦画)] 8点(2007-12-12 22:18:57)

49.  座頭市海を渡る シリーズ14作目の市は、これまで以上にアウトローというよりやたら優しい一面を見せてくれる。アウトローぽくて、それでいて優しい。特に困っている女性に対する優しさが勝新座頭市の魅力と言えば魅力ではあるのだが、何か物足りない。相変わらず殺陣のシーンはかっこ良くて決まってるのはいつも観ていて感心させられるけど、今作の悪人、山形勲があまりにもあっけなく斬られるのが不満です。何か今作は時代劇ではあるけど、最後の方なんて西部劇って雰囲気、それはそれで悪くはないのだが、やはり全体的に物足りない感じが残る。[DVD(邦画)] 6点(2007-07-08 11:14:08)

50.  座頭市の歌が聞える このシリーズの第1作目の適役を演じた天知茂、再び登場てだけで、何となく嬉しい。けど、話としては、全体的にこじんまりしていてちょっと物足りない。相変わらず勝新の座頭市はどことなく飄々としていて、面白いし、殺陣の場面にしてもなかなかの出来なのだが、話そのものがそれほど面白いと感じないのがマイナス材料!まあ、けして、悪い出来ではないけし、それなりに楽しめるけど、やっぱりどこか物足りない。[DVD(邦画)] 6点(2007-04-14 22:20:46)

51.  櫻の園(1990) 《ネタバレ》 人には必ず心のどこかにある淡い思い出というものがある。男も女もそれは同じ!この映画はそんな淡い思い出を瑞々しい感性で描いた秀作です。この映画の舞台となっている女子校では毎年桜の季節に合わせて行なわれるチェーホフの有名な小説「櫻の園」の舞台劇を描いたもので、学校創立の記念の一つである大きなイベント、校舎の窓から照らされる光りの反射の美しさ、少女達のまるで楽園のようなその空間、その全てがとても解り易く、丁寧に描かれていて、男の私から観ても女子校って、きっとこういうもんなんだろうなあ!てふうに思えるその描き方、少女達の心の揺れ、どのシーンにしても本当に美しい。演技劇の部長を演じている中島ひろこ、そんな部長に同姓としてのあごがれ、いや、もしかしたらそれ以上に本当に好きな気持ちというものを持っているつみきみほ演じる不良の杉山、更に中島ひろこ演じる部長志水に好意を持たれる女子高生倉田を演じた白島靖代、更には後輩役の宮沢美保、いずれも素晴らしい。どの人物にしても女子校ならではの、女子校にしかおそらくないような雰囲気を見事に演じきっている。これだけでもこの映画は素晴らしいと言えるし、これは本当に見事なまでの少女達の心の揺れを描いた群像劇だと自信を持って言えます。中島ひろこと白島靖代の二人が並んで写真を撮るシーンの美しさ、監督の中原俊監督は男でありながらもよくこれだけ女子高生の気持ちというものが解るもんだと感心させられてしまいます。毎年、この季節になると何故か見たくなるそんな作品でもあります。[DVD(邦画)] 9点(2007-04-11 20:05:37)

52.  座頭市地獄旅 《ネタバレ》 オープニングの只ならぬ雰囲気、四人の男に挟まれる市、その映し方といい、構図の美しさ、殺気が感じられる始まりはこれは傑作間違いない!と思ったものの、ちょっと予想が外れた。将棋が好きな一人の男と出会う市がその男との男同士の友情を描く一方で市らしいサイコロのシーンと殺陣の凄みを見せつつも何か最後はふっきれない。男と男の友情に親子の話を絡めた為か?どうもすっきりしないまま終わってしまったので思ったほど高い点数はつけられません。監督がこのシリーズの産みの親でもある三隅研次監督で脚本も伊藤大輔てことで、期待しすぎたかなあ!けして、つまらなくはないが、だからと言って特別面白かったとも思えないし、私の中では平均点ぐらいの作品です。[DVD(邦画)] 6点(2007-03-14 21:26:07)

53.  侍(1965) タイトルにもあるように三船敏郎の侍はやはり凄い。こういう演技を見せられると、今の日本映画、特に時代劇の俳優としての魅力の無さ、それに比べてこの三船敏郎は本当に凄い。作品の出来としては、岡本喜八監督作品としてはごく普通の出来のようにも思えるが、それでもあの雪の降る中の壮絶な決闘シーンの迫力、流石一流の監督は違うなあ!と感じると共にそれだけ今の日本映画で本物の時代劇を撮れる監督は少ないのだと感じせずにはいられない。三船敏郎以外では伊藤雄之助が上手いし、憎いほどの凄み、悪人ぶりを発揮している。あと、小林桂樹に関しては、どうしても社長シリーズや駅前シリーズのイメージが強すぎて、何だか時代劇には不向きのように感じてしまう。[ビデオ(邦画)] 7点(2007-02-12 21:24:35)

54.  座頭市二段斬り えっ?あれ、お鶴役の子、小林幸子だったんだ!それは知らなかった。いや、全く気が付かなかった。それはさておき、全体的にコメディ色の強すぎる感もするし、座頭市の適役が弱すぎるし、用心棒役の加藤武にお調子者の三木のり平と、何だか観ていたら無性に「犬神家の一族」が観たくなってしまうわ、加藤武の用心棒、あまりにもあっけなくやられてしまうし、色々と不満はあるものの、相変わらず勝新の殺陣のかっこ良さと人間味溢れる姿と、やっぱり面白い。三木のり平の座頭市の物真似は噴出してしまうほど笑える。[DVD(邦画)] 7点(2007-01-28 08:48:26)

55.  座頭市関所破り 勝新の代表的人気シリーズ第9作目の今回は、何とまあ、シリアスな話で驚いた。出来ることならあんまりシリアスな座頭市は観たくないし、やはりアウトローな雰囲気でありながらもユーモアのあるといった所を観たいものである。そんな中でこの作品はシリアスなのに勝新「座頭市」の魅力が画面全体に漂う不思議な感じの作品になっていて、面白く観ることが出来た。相変わらずの孤独な感じの侍というキャラクター、人間性の中に見せる女性に対する優しい一面を見れてこれ以降の作品もまた観たくなった。一応、点数は7点だけど、8点に限りなく近い7点です。[DVD(邦画)] 7点(2007-01-14 22:12:20)

56.  三十四丁目の奇蹟(1947) 《ネタバレ》 もう直ぐやってくるクリスマス!もう、ある程度の年齢にもなるとクリスマスなんかどうでも良いわ!それよりもその後の正月のことで頭が痛くなる。お年玉の心配でおかしくなる人が、沢山いるのではないだろうか!そんな中で観た。やっと観た。噂通りの良い映画ですねえ!人間、歳を取ると次第に何でも疑ってかかる悪い癖が出てくるものです。えっ?違うって?それはお前だけだって?そうかなあ?ちょっと話はそれるけど例えばどんなに強い強いと言われ、実際、本当に強いことは承知の上で敢えてディープインパクトを本命にしない。消すつもりでいる奴ら(自分がそうです。)いや、そうは言うもののやっぱり最低でも2着は外さんだろう?なんてどこかで弱気の虫が出てきたり、例え買うにしても本命にはしない。どんなに強いディープでも中山では不安あり、少なくともJCより状態が良いなんてことは無いと疑ってかかる私でさえも、この作品のサンタさんの存在だけは信じていたい。本当に心からそう思う。ナタリー・ウッド演じる娘がモーリン・オハラ演じる母と抱き合うシーンの感動的なこと。私もこの映画を観て、サンタさんに手紙を書きたくなりました。何だかえらく話がそれてしまった気がするけど、なにわともあれ、本当に良い映画でした。[DVD(字幕)] 9点(2006-12-19 21:39:09)(良:1票)

57.  サラリーマン清水港 《ネタバレ》 マキノ雅弘監督が撮った事で有名なあの「次郎長三国志」シリーズの中のひとつ「次郎長清水港」を現代の大手酒造会社を舞台に置き換えてのパロディ!「次郎長三国志」シリーズに出てくるメンバーが見られるのは嬉しくも思うし、懐かしく感じる。所々で流れてくる次郎長・森の石松の音楽も良いし、またパロディものとして観ればさほど苦にもならないし、また「社長シリーズ」でお馴染みのメンバーが観れるのも嬉しい。相変わらず三木のり平が笑わせてくれる。フランキー堺の変な中国人風なキャラクターも面白い。ただ残念なことにこの二人、特に三木のり平の出番が途中からなくなり、その変から面白さ、笑えるシーンが急に減ってしまったのが残念でならない。作品としては完全なパロディものなので、元のネタを知らないとついていくのに苦労すると思う。元のネタを知ってると少しは楽しめる程度の内容です。まあ、なんだかんだとケチをつけたくなるものの、嫌いなタイプの作品ではないので、少し甘いとは思うが、そこそこ楽しめたのでこの点数です。 それにしても、「社長」シリーズ以上にこの作品の中の久慈あさみはやけにふけて見えるなあ!あの「次郎長三国志」シリーズでの投げ節のお仲さんとはえらい違いだ![CS・衛星(邦画)] 6点(2006-09-11 21:56:19)

58.  西鶴一代女 田中絹代扮するお春がお経を読む声に引かれて羅漢堂へとそっと近づいていくオープニングから始まってラストシーンまで、溝口健二監督ならではの移動によるカメラワーク、息の長いロングショット、どれもがこれまた力強さを感じます。溝口健二監督独特のロングショットによって生み出される田中絹代の才気、溝口健二監督と田中絹代の名コンビによって印象に残るシーンの連続です。女のドロドロした部分を溝口健二監督は上手く描いています。この監督の描く女性像は本当に強い女の象徴のように思える何かがあります。上手く言えないんたけど、これもまた溝口健二監督らしい画面構成によって撮られた代表作の一つだと思いました。[ビデオ(邦画)] 8点(2006-09-05 22:02:19)

59.  座頭市血笑旅 《ネタバレ》 シリーズ第8作!この前の二つがいまひとつといった感じでいたけど、これはなかなか面白かった。監督がこのシリーズの産みの親でもある最初の監督でもある三隅研二監督に戻ったことで、大分、活きを戻しつつある感じがしたのと、今回、やはり俳優、勝新太郎の座頭市としての人間的な一面を上手く描いている気がした。ふとしたことで赤ん坊の世話をすることになってしまった市が赤ん坊に自分の乳をくれてやる時の表情が何とも可笑しかった。勿論、最後の決闘シーンもなかなか良かったと思います。[ビデオ(邦画)] 7点(2006-07-15 17:52:38)

60.  ザッツ・エンタテインメントPART3 《ネタバレ》 昨日に続いての観賞!前作に増して、これまた物凄い豪華な顔ぶれと、華麗なる本物の映画スター達の姿を観ることが出来て良かった。ミュージカル映画史に残る名作・傑作の名場面がいっぱい出てきて、感動しました。「雨に唄えば」のカットされたシーンやジュディー・ガーランドのオーディション風景など、なかなか観ることの出来ない場面も観れて、またジーン・ケリーの開設による多くの作品の名シーンを紹介するなど、とにかくまた一つミュージカル映画というものに興味を沸いたし、ハリウッド映画の歴史において絶対に欠かすことの出来ない「ミュージカル映画」というジャンルの歴史についても勉強になったような気がした。まだ観てない作品が山ほどある筈なので、これからも積極的に「ミュージカル映画」についても観ようと思います。[CS・衛星(邦画)] 8点(2006-06-28 22:31:53)

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