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61.  三文役者 故人となった乙羽信子が出るのが評判になってたが、証言者としてちょっとだけ出てくるのかと思ってたら、ナレーターで出っぱなしだった。しかも殿山泰司役の竹中直人と切り返しで会話調になったりするのには驚いた。生きてるうちにシナリオを完璧に作って撮影しといたんだな。プレハブに住み込み共同作業で映画を作っていた独立プロシステムの記録として、貴重な作品となるだろう。晩年、ポルノなどに出て嫌気がさし演技賞のトロフィーを投げる、なんて場面があって、こっちが思っているアナーキーな殿山泰司のイメージと違ったが、そういう面もあったのかなあ。[映画館(邦画)] 6点(2008-08-23 12:13:33)

62.  ザ・カップ 夢のアンテナ チベット仏教・ワールドカップ・懐中時計、の三題噺といった趣き。この無関係そうな三題がぴたりとハマっている。映画の根本にあるのは、ヨーロッパ映画によくあった「寄宿舎の悪童もの」で、プロット的にはさして珍しくないが、やっぱり映画ではあまりお目にかかれぬブータンの風俗が目を引く。黄と赤の取り合わせが美しい。仏教の儀式と、サッカーの祭典が対置される。レンタルテレビの設営までの興奮が、しだいに自責の念によって覚めていくあたりの、少年心理のうつろいが見どころか。[映画館(字幕)] 6点(2008-08-19 10:55:59)

63.  サイン 《ネタバレ》 アメリカってホントに無神論はいけないのね。無神論者って、即すさんだ人なの。この徹底ぶりがどこから来るのか、プロテスタント移民という歴史だけでは説明できないような気がする。それはともかく、うっちゃりがあるぞ、うっちゃりがあるぞ、と思わせといて、そのまんま赤狩り時代のSFものを再現する魂胆、アイデアをひねりすぎた結果なのか、全然ひねらなかった結果なのか、よくわかんない。家に籠もって何か世界が大変なことになってるらしい、と思うあの感じは、たぶん9・11でアメリカ人が体験した感じなのだろう。もし私が水に弱いエイリアンだったら、もっと山岳地帯や砂漠地帯に拠点を作ってから仕事を始める。[映画館(字幕)] 6点(2008-06-08 12:15:58)

64.  サッド ヴァケイション 無制限に家族の人生を仕切りたがる母親というもののドロツとした感じが、石田えりの無邪気な笑顔から浮かび上がってくる。けっきょくこれケンジの敗北の物語なのだな。『裏東京タワー』。でもこの136分てのが、いかにも中途半端で、宮崎あおいやオダギリジョーや、惜しいけど光石研やらの脇筋を全部刈り込んで、100分の親子だけの話に詰めるか、それとも全部をしっかり繁茂させて200分にしちゃうか、どっちかにすべきだったんじゃないか。それと浅野忠信のせりふが聞き取れない。発声とか方言のせいというより、たぶん録音技術でカバーできたはずの欠陥。それともDVD化の段階での問題?[DVD(邦画)] 6点(2008-06-05 12:21:35)

65.  サイドカーに犬 女の子カオル(松本花奈)の表情がいい。大人に気をつかうのが習性になっていて、あまりしゃべらず、何かを言うとすぐに相手の反応をうかがう目になる。でも、怒られることを怖がってイジケてるって感じでもないんだな。彼女自身の中に“正しくありたい”という倫理観があって(サドルを盗まれた人への心配、テレビでの事件報道への感想)、それがあまり倫理的ではない現実社会へどう対応していいか戸惑っている感じ。社会へ待機中の子どもが感じるそういった普遍的な戸惑いが、寡黙な中に表現されていた。ヨーコさんもそれを分かっているから、“イジケた子をタフにする”って教育話ではなく、世代を越えて互いを認めあう友情の話になれていたと思う。ヨーコさんの言う「カオルってハードボイルドだね」は最大の誉め言葉だ。[DVD(邦画)] 6点(2008-03-30 12:18:23)(良:1票)

66.   葉月里緒奈の目が大きい。CGで操作して顔面に占める比率を拡大してるんじゃないかとさえ疑った。それが全然まばたきしないでこっち見つめてくると、けっこう不気味。へんにオドロオドロしい表情を作られるよりも、あの凝視がホラーだった。なんかしゃべりだすと、そうでもなくなるのは、彼女に意図が現われてくるからだろう。意図も分からず、あのヘンな顔で見られてるってのが、あんまり今まで体験したことのない不気味さだった。湾岸地帯。新しい街の底から、埋め立てて隠されていた過去のものが液状化とともに噴き出してくる。『CURE』と似た、狂気が連鎖していく世界だが、そういった集団の無意識みたいなものが地底でつながってドロドロと脈打っているってイメージが好きなんだな、この監督。[DVD(邦画)] 6点(2008-03-09 11:59:22)

67.  13/ザメッティ 《ネタバレ》 よくまあこれだけ目つきの悪い人を揃えたものだ。白黒の画面にそういう人がいっぱいいるだけで、実に凶々しい。でメインのえげつないゲームになる。話の段取りとして主人公が死なないことは分かっていても、けっこうドキドキする。このドキドキには、賭け手側と共犯しているような疚しさも含まれている気がした。だからといって「命を大切にしよう」なんてメッセージがあるわけではなく、これはたぶん綺譚の味に一番近い。19世紀のポーあたりがよく書いていた異常な体験談もの。「こんな話があってね」という語りべに耳をそばだてる感じで見ていればいい映画だろう。最後のゲームで4発も弾を入れると、66.66…%×66.66…%で44.44…%の高率で相撃ちになってしまい勝負がつかないのではないかと、主催者に成り代わって心配した。あそこは1発ずつで勝負がつくまで繰り返させるのが正しいだろう。だと相撃ちの確率は2.77…%に抑えられる。[DVD(字幕)] 6点(2008-03-03 12:25:32)

68.  ザ・スタンド(1991) 現在自然保護が圧倒的命題になったことはいいことで、「文明」という野蛮を冷静に反省するんならいいんだけど、何か非合理主義とか神秘主義への傾斜が感じられると不気味。非合理主義こそ野蛮の元締めだった。この森林の中でも電気を必要とする人類だし。ゴルフボールを打ち込むのはちょっと引っかかったな。映画としての展開はかなり地味。ジャングルを三次元で感じさせてくれるロープウェイシーンや落下シーンがあり、ちゃんと高さのある密林になっていた。子どもを救うかどうするかってとこは、実に重い問題なんだけど、あっさり情で逃げてしまった。全体、人物に魅力が乏しいの。[映画館(字幕)] 5点(2012-04-17 12:17:14)

69.  サラフィナ! 映画の感動が類型によって阻害されている恒例。類型から突出しかかるものがあると、ことごとく棘を抜いて、均衡をとることにばかり気を使っている。たとえば、あの白人の下で威張ってる警官なんか突っ込めば面白くなれそうな要素なんだけど(アパルトヘイト下で生活することの苦しい選択)、哀れな目をして殺され、こちらの学生側の過激な奴が兵に撃たれるのと釣り合わされる。拷問の報告から銃を捨てるサラフィナとの間にこそ最も大きなドラマがあるはずなのだが、もひとつ説得力がないのではないか。何か作者が思ってもいなかったものがググッと突出し、作者自身が途方に暮れてるようなものが欲しいんだけど、そういうものはことごとく芽のうちに摘み取って、こういう「感動作」として未整理なところが一つも残らないようにきれいに掃除をしてしまっている。作者が自分で問題を見つけようとしてないんだな。そういった傷のない類型化がテーマを鈍くさせている。ミュージカルとしての演出も下手で、カットを割りすぎてダンスの面白味は皆無(これは全盛期以降のミュージカルすべてに言えることだけど)。歌が始まる瞬間のトキメキもなかった。ネルソン・マンデラが神様になってることはよく分かった。アパルトヘイト反対の趣旨にのみ同意の点数。[映画館(字幕)] 5点(2011-09-21 10:08:08)

70.  ザ・ファーム/法律事務所 《ネタバレ》 映画に向いてない話を無理に映画にした、ってのの典型みたいで、ただこちらは話を追ってくだけだった。やっと終わりのほうでB級的悪人が走って追いかけてきたりしたけど、何か流れとして不自然。そもそもなんでこの事務所、よく調べずに正義感の男トム・クルーズに白羽の矢を立てるんだ(顔見りゃ、正義の人って分かるだろうが)。過度の「至れり尽くせり」の不気味さのあたりは悪くない。孤独の戦いが始まるな、ってあたりも一応ワクワクした。でもなんか映像で追う話じゃないんだよな。兄さんを釈放した後の看守にカメラがちょっと寄ってくだけで、彼が事務所に通報したと理解させるあたりは、たしかに映像に語らせてはいるのだが。けっきょくこの事務所の不正を摘発するだけで、マフィアには及ばない。この方が現実的なんだろうけど、いつもガンガン正義で押しまくるアメリカ映画にしては、スカッとしない。トム・クルーズって、両手の人差し指立てて説得するポーズ好きなんじゃない?[映画館(字幕)] 5点(2011-06-13 10:14:50)(良:1票)

71.  沙耶のいる透視図 《ネタバレ》 あの土屋君てのは、良くないんじゃないか。あれはもっと普通の人っぽいのを据えといたほうが効いてくるんじゃないか。名高君もあまり適役とは言えない。「ビョーキ」と「健全」で、きれいに分かれちゃってる。最初っから病気っぽい病気なんて、あんまり興味湧かない。ものを食べてるところを他人に見られると吐いちゃう、なんてとこは具体的でいいんだけど、その彼女が軽い分裂病だったなんてことになっちゃうと、急に話が狭くなる。夕方、加賀まりこの母親がドロッと融けたようになってるシーンなんかは、ちと良かった。ラストの屋上シーンの土屋君も、しゃべらずにただドロドロッととろけてるようなとこは良かったんだけど。落下シーンは、ギャグにならないかと心配したが、スローモーションでけっこうちゃんとなってたな。でも繰り返さないでも良かった。病んでるなあとは思うけど、だからどうなんだと言い返したくなる映画。沙耶嬢は激さないところはいい。[映画館(邦画)] 5点(2010-11-25 10:06:28)

72.  39 刑法第三十九条 この監督は、トーンを前もって頭で作りすぎているのではないか。その分、映画が萎縮してしまっているような気がする。鑑定医がことさらおどおどしているのが、演出上の“発明”なのかもしれないけど、意味ありげな小細工という印象を持たされてしまい、ここらへんが萎縮感。たしかに精神障害だからすぐに責任能力がないというのは、裏返された差別であり、そこらへんを突くのはいいんだけれども、今度は一方的に被害者の側からのみ眺めるってのでは進歩がない。無垢でもバケモンでもない精神障害者像を描き出すのが芸術の仕事であろう。樹木希林が意外とよくない。[映画館(邦画)] 5点(2008-12-08 09:33:50)

73.  ザンダリーという女 《ネタバレ》 アコースティックギターがリズムを刻み、いい感じでビルからカメラがダウンして路上、ぐるっとまわってから上がって、鉢に水やるヒロインから窓の中の旦那へ、とワクワクする冒頭。でもそれまでだった。欲求不満の人妻もの。旦那が、役者も役柄もよくない(大事なところを見落としてたのかな)。夫婦の旅の行く先をニコラス・ケイジに言っちゃうかなあ。モーターボート疾走でピストルをパンパン撃ってるところでは、なんか狙いがあって呼び寄せたわけか、と思い直したら溺れて死んじゃった。あの男同士のダンスは裏があったんじゃなく、ほんとに青春を回顧してるだけだったんだ。芸術への道を突き進んだ友人への羨望と、ちゃんと社会人をやって妻帯している安定との比べ合い、みたいなところが狙い目かと思ってたのに。『ミステリー・トレイン』の床屋ですっかりファンになったブーシャミー(当時はこんな表記じゃなかったか)が出てたのが嬉しかった。このころチョロチョロ見かけだしたもので。[映画館(字幕)] 4点(2013-06-16 10:34:28)

74.  ザ・デイ・アフター これ封切られるころ出ていた多くの批判が、原爆にクロウトの日本がシロウトのアメリカを見下してる感じが強く「直接被爆経験がないという点では現在の多くの日本人もアメリカ人も五十歩百歩な訳じゃないか、もっと謙虚に見るべきだ」てな気持ちで見に行った。そんな下心で見に行っても「これはないだろう」だった。なんか予想されるものばかりで、ハッと驚かされるシーンが皆無。お母さんがベッドのシーツ直してるとこなんかはちょっと良かったか。庶民の人間模様が一番まずかったな。それぞれの家々を結ぶ「地域としての世界」が感じられない。出産に希望を託してるようなのは、胎児性被曝ってのを知らないのか。放射能障害なんて向こうの人にとってはあくまで言葉だけのもので、リアルな恐怖が伝わってないのではないか。と、けっきょくクロウトがシロウトを見下す視線になってしまったが、まだまだ粗雑な知識の一般日本人でも、世界の中ではクロウトのほうなのかもしれない。だとするとほんとに被爆された人たちが感じる「無理解への苛立ち」は、そうとうなものなんだろう。[映画館(字幕)] 4点(2012-12-28 10:21:07)

75.  魚からダイオキシン!!  内田裕也の魅力ってのは、ツッパッてる男をどこか醒めて戯画化してたとこにあったと思うんだけど、これマジになっちゃってる。マジメ男がイビツな社会の中でイビツになっていくってのが『水のないプール』や『十階のモスキート』のモチーフだった。クルド人コンサートをやろうとするマジメ男を、日本の営利だけのプロモーションシステムの中で浮かび上がらせる滑稽さで勝負できた題材なのに、主人公と内田とを重ねすぎちゃったんだろうか、いつもの距離を置いた笑いが出てこない。単純な男が単純でない社会を照射する、といういつもの姿になれず、変にマジメなぶん、社会も単純になってしまった。それで「割り切れる映画」になってしまった。前半の選挙ルポも、内側から見た面白味ってのが出せなかったのか。[映画館(邦画)] 4点(2012-07-27 10:14:52)

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