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プロフィール
コメント数 731
性別
自己紹介 奥さんと長男との3人家族。ただの映画好きオヤジです。

好きな映画はジョン・フォードのすべての映画です。

どうぞよろしくお願いします。


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人生いろいろ、映画もいろいろ。みんなちがって、みんないい。


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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  西鶴一代女 《ネタバレ》 随分と昔に見た時、偉大な名作というよりも、正直いって“実にヘンな映画!”という印象を抱いたものだった・・・。 同じ溝口監督の『山椒大夫』や『雨月物語』あたりに比べても、本作はどこか観客を奇妙な「居心地の悪さ」のなかに置き続け、結局そのまま置いてきぼりにしてしまう。感動というより、途方に暮れてしまう・・・といった印象。たぶんそれは、田中絹代演じるヒロインの、あまりといえばあまりすぎる「不運ぶり」とその転落人生を、徹底して突き放しながらも凝視する映画(というより、監督である溝口健二)の眼差しの“強度”に、見ているこちらが思わずたじろいでしまうからではあるまいか。 宮仕えの身から、最後は夜鷹という最底辺の売春婦にまで堕ちてしまう女。その次々と襲いかかる不幸の連続は、確かに封建的な時代の理不尽さや、女性に対する社会の酷薄さという戦後作品における「溝口的主題」を反映しているかに見える。が、この映画におけるヒロインの「怒濤の不運ぶり」たるや、ほとんど「喜劇」と紙一重だ(実際ぼくは、不謹慎と思いつつ見ながら何度も頭の中で爆笑してしまった・・・)。人生をクローズアップで見たら悲劇、ロングショットで見たなら喜劇だといったのはチャップリンだけれど、まさにこの映画は、ロングショットで見られた“世にも不幸な女の人生”そのものではないか。 しかし、本作を見ながらじわじわと迫るのは、田中絹代演じるヒロインを次々と不運にさらし、追い込み、堕ちさせるのが、他でもないこの映画(と、作り手の溝口)自身だという実感だろう。明らかにここでの溝口監督は、彼女をとことん汚し、堕としめることだけに精魂を傾けている。そしてこの、とことん堕ちた女に魅了されている(年増の夜鷹となった田中絹代の、凄絶なまでに美と醜がせめぎ合う様・・・!)。逆にいうなら、徹底して汚れきった女にしか表し得ない「美」があること、それを表現するためになら、人ひとりくらい平気で不幸のどん底へ突き落としてみせる。そういう気迫と「残酷さ」が、ぼくたちをただ圧倒するんである。 そして、そんな溝口の妥協なき「残酷さ」を全身で受けとめ体現しきった、田中絹代という女優の凄さ・・・やはりこれは、鳥肌ものの映画であります。[ビデオ(邦画)] 10点(2010-02-26 14:37:10)《改行有》

2.  砂漠の救出作戦 自分で登録しておきながらナンなのだけど、う~ん、何書いたらいいのやら…(笑) とりあえず、これ、欧米の好き者の間ではカルト化している(らしい)『ジャングルの裸女』という“女ターザンもの”の続編です。でもって、日本じゃ劇場未公開。小生もテレビ放映で見ました。 映画が始まると、タイトルも出ないうちにいきなりアフリカ奥地の村落で、トップレス姿の黒人娘(オバサンも、少々)たちがドンドコ踊っています。と、そこにふんどし一丁の白人少女が現れ、激しく、妖しく踊りだす! 長い金髪で胸を隠しているものの、ちょっと見はすっぽんぽん!1950年代にこの大胆さはさすが旧・西ドイツじゃわい…と、もうこの時点で大満足(…もっとも、よく見ると白人少女は、乳首のところに飾り物つけているんですけどね。アフリカの現地女性たちは丸見えだってのに、このあたり、昔の“エセ秘境もの”記録映画で、原住民の秘部ならボカシなしで公開していたニッポン国に通じる「差別観」がモロ)。主役のマリオン・ミハエル嬢は、まだ10代だったそうな。 踊りの最後、彼女はトランス状態になって大股開き(!)で倒れ、キャメラはそれを真正面から捉えます。ウ~ン、なんてスケベなアングルなんだっ! と、その頃にゃもうすっかり小生の視線は、キャメラと同化(笑)しておりました。 その後も、このストリップ…もとい、ダンス場面は、物語とはまるで関係なく2、3回登場し、マリオン嬢は、たとえ街の場面で普通の服に着替えていても、お股に食い込む短パン姿で、通りを行くオトコたち(と、小生)の眼差しにさらされまくり。いやぁ~、もうたまりまへんです。 …そりゃあ、『シーナ』のタニア・ロバーツや『類人猿ターザン』のボー・デレクの方が、文字通りの“裸女”だったけどサ。この映画のマリオン嬢って、実に天真爛漫というか、無垢というか、イノセントな“処女性”に輝いているのね。だからイイんですっ!。それは、前作が実のところ「ターザン」というより「アルプスの少女ハイジ」的な展開だった(すみません、未見です)ことを考えると、作り手の意識が決してスケベ心だけじゃなく、彼女を通して「アフリカ」という“処女地”に対する西欧人のロマンチックな憧れを描きたかったということなのかも。 でもやっぱり、これはマリオン嬢を鑑賞するため(だけ)の映画ですけどネ。6点(2004-11-20 17:18:07)《改行有》

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