みんなのシネマレビュー |
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1. ザ・ロック 今まで、借りてきては見ずに返却してた映画だったけど・・・不覚だった。クソ面白かった。 ストーリーの巧妙さだとかエド・ハリスが渋すぎるとかVXガスがリアルすぎてイヤとか色々あるけど、やっぱショーン・コネリーのキャラ設定の勝利。あの設定で引き込まれない映画ファンはおらんだろう。ニコラス・ケイジについては、研究者肌のグッドスピードを演じるには、あまり頼れそうには見えない(失礼)ケイジが適役だったんじゃないでしょーか。いや、それにしても面白かった。 9点(2004-08-19 00:06:54)《改行有》 2. ザ・ファン 徐々に狂気に変貌していく・・・って観る前は聞いてたんだけど、描き方が悪いのか、この男は最初から若干狂ってる気がする。だから、家族も仕事も失って、何かが切れちゃったのね、でもあんまり同情できませんよ、って感じ。そもデニーロの演技が苦手なの。重苦しくて。でも、クライマックスは結構ハラハラドキドキしたので、6点くらいで。6点(2004-02-04 20:25:49) 3. 座頭市(2003) 7点にしようかと思ったけど・・・ゲタップに免じて8点。座頭市の迫力、殺陣の格好良さにはもう脱帽。殺陣の格好良さは、黒澤明をも超えたと思う。ただ難点が、北野映画の核ともいうべき、絶妙な「間」がどっかにいっちゃった事。よく分からないスローモーションとか、ムダに長いシーンが結構あって、全然北野映画って気がしなかった。浅野忠信の過去を割と丹念に描いたのも、必要性が分からなかった。しかし、そんなのを全て吹き飛ばす最後のゲタップ。絶対映画館で見るべき。もう大団円ッッて感じで最高。あれを観るだけでも価値がある。しかし「座頭市」は武がリメイクしてくれるのに、なんで「用心棒」は「旋風の用心棒」なんてのになっちゃうんだ。ジェラシー。8点(2003-09-28 23:22:13) 4. サイモン・バーチ エホバの証人とか、ものみの塔系の話だなと。一神教ってどうだろうと思ってる人なので、かなり電波入ってるサイモンには引いてしまう。ただ、彼の周囲の人間がとても魅力的なので、サイモンのキャラがそれほど鼻につかない。いかにも泣かせようとしてる類の話なんだけど、自分はストーリーなんかより、ジョーのお母さんの優しさと、風景の美しさと「リーヴィー先生をギロチンで殺してどーのこーの」という歌に心惹かれました。8点(2003-09-17 16:54:05) 5. さらば、わが愛/覇王別姫 中学生の時に一度見て、レスリー・チャン追悼の意を込めて再見。中学の時ですら凄い映画だと思ったんだから、今見直したって評価は上がりこそすれ下がりはしない。役者はどれも凄いけどやっぱりレスリー・チャンが神憑り的な演技を見せてる。彼も蝶衣のようにギリギリの所で演技をしてたんだろうか。1930年代~文革までの中国の退廃的雰囲気、文革の狂気、それらも見事に表現されてる。中国映画の最高傑作。10点(2003-06-14 10:03:45) 6. 座頭市と用心棒 「座頭市」の監督が撮ったんだからしょうがないんだけど、かなり座頭市寄りに体重がかかってる。「座頭市」見た事ないんで。用心棒の活躍が見たかったのにこんなの三十郎じゃねえ!(三十郎だとは一言も言ってないけど)黒澤明の三十郎は、弱きを助けるボランティア精神で人を斬りまくってたのが、この映画では完全に私利私欲のために凶行を働く。酒を飲んで女の事で泣くのもダメ(ちょっとカワイイと思わんでもないけど)。何か「ハンニバル」でのレクター博士に失望したのと似た感覚があった。話的には、黒澤の三十郎シリーズにある「笑い」という要素がほとんどないので、ちょっと10代が時代劇を見るには辛い。5点(2002-11-13 01:10:31)
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