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1. 座頭市(2003)
役者が違う、というのはこの映画の事をいうのだろう。座頭市といえば故勝新太郎のハマリ役として有名だがこれを後世の人間がどのように再現するのか。大きな重責が伴う役である。北野武が演じる座頭市は、結局のところコメディアンのコントに過ぎないということである。かつて「オレたちひょうきん族」という番組が放映されていたが、そこでは既存の番組や俳優を茶化すようなコントが横行していた。北野武もといビートたけしも「たけちゃんマン」として出演していたのだが、少年時代に同番組を観ていた筆者としては彼が映画監督兼俳優として活躍していても「所詮、お笑い芸人だから」という先入観で評価してしまう。彼に限らずこの世代は古い世代を全否定したり茶化す傾向が顕著だが、年を重ねてそのツケが回ってきたのではないか。若い世代は勝新など知らないと侮っているのだろうがメディアが発達している今、往年の勝新の演技をDVDやCATVで観る事ができるのだ。コメディアンがいくら頑張っても本物の役者には敵わない。「オリジナル」を茶化した芸風のツケなのだ。[ビデオ(邦画)] 4点(2007-02-03 21:20:59)(良:2票)
2. ザ・エージェント
一時期、スランプ気味だったトム・クルーズが勢いを取り戻したと言われたのが本作。だがどうも僕にはあまり好きになれない。そもそもトム・クルーズという俳優、人間的には好きなのだが、出演作にはどうもあまり好きになれない作品が多い。テーマは確かに良いのだが、どうにも中だるみの感がある。ただ本作で使われたブルース・スプリングスティーンの「シークレット・ガーデン」という曲が白眉。これが結構いいバラードで僕もたまにベスト盤を埃だらけの棚から取り出してたまに聴いている。6点(2004-09-04 00:01:00)
3. サイダーハウス・ルール
万人にとっての満点ではなく自分だけの満点の映画。この映画は人に教えずに自分だけの宝物にしておきたいですね。原作でのきわどい描写は省かれ爽やかさと切なさが際立った良作。この映画の影響でディケンズを読み始めました。<2004年9月21日追記>連日のように幼児虐待のニュースが流れてうんざりする昨今の日本、ラーチ先生のような父親代わりがいる分、セントクラウズの子供たちの方がずっと幸せなのかなとふと考えてしまった。10点(2003-11-27 19:26:44)
4. サイン
《ネタバレ》 「シャマラン、つまらん」なんて下らない駄洒落を大真面目な顔をして言いたくなるような映画である。神への信仰なんて仰々しいテーマの割には出てくるのがあの涙が出てくるぐらいにヘボい宇宙人。大体、侵略なんてこっそりやればいいものを大々的にミステリーサークルなんて出すその神経が理解できない。と思いきや、そうか、タイトルの「サイン」というのはバッティングのサインのことだったのか。メル・ギブソンなんて食事中、子供相手に意味なくキレるし濃顔のホアキン・フェニックスに至っては間抜け面してアルミの帽子被ったりと突込みどころ満載!それとそこのインド人、宇宙人捕まえておいてそのまま放って置くなよ!!警察に通報するなりなんなりしろ!!テーマの信仰心にしても、妻を交通事故で失った→だから神なんてもう信じない→息子が毒ガスを吸引せずに奇跡的に助かった→やっぱり神を信じるというアメリカ人の信仰心って随分現金なんだなあと思った。「日本人は宗教を信じない」なんて批判する人もいるが、奇跡無しに維持できない信仰心というのもいかがなものかと思うのだが。つーか、この映画観て信仰心に目覚める奴っているんかいな?シャマランさん、この映画ってコメディですよね? 1点(2003-09-25 22:58:50)
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1 | 9 | 9.68% |
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2 | 12 | 12.90% |
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3 | 12 | 12.90% |
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4 | 8 | 8.60% |
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5 | 10 | 10.75% |
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6 | 6 | 6.45% |
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7 | 11 | 11.83% |
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8 | 9 | 9.68% |
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9 | 5 | 5.38% |
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10 | 8 | 8.60% |
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