みんなのシネマレビュー |
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1. さらば愛しき女よ いい。渋い。味がある。街のネオン、切ない音色、小気味好い台詞、気怠い私立探偵。雰囲気じゃない、引き込まれる物語と鮮やかな真相。いい、ホントに。俺もこんな風に歳をとろう。いつも冷静に、余裕たっぷりに、だけど正念場では抜群の判断力を発揮して。洒落た映画だ。夜中に一人でこの映画を観る俺も洒落ているだろう。途中で挫折した原作も読み返してみるか。8点(2004-09-01 03:39:09) 2. ザ・コア ドラゴンでも出てくりゃよかったな。6点(2004-08-17 18:27:12)(笑:1票) 3. サブウェイ まとまりもバランスも無い、剥き出しの面白さ。ギラギラとしたエネルギーが満ちている。バンドの演奏は何だか分かんないけどスゲェカッコいい。なんでか分かんないけど、こういう興奮は理屈じゃない。映画っていうのは理屈じゃない。5点(2004-05-24 21:46:36) 4. 殺人の追憶 《ネタバレ》 今、どこかで生きている。この青空の下、同じ空気を吸いながら。だから映画は終わらない。それは黒い影となり、胸の奥に残り続ける。だから映画は終わらない。追憶の終わる日はこない。7点(2004-04-28 20:10:09) 5. サンセット大通り 『何がジェーンに起ったか?』を最近観たこともあって、往年の大女優の晩年の悲劇がずしりと身に染みる。久々に映画を観て嫌な汗をかいた、グロリアさんのラストの狂気。サスペンスというよりホラー。きっとアカデミーの会員は恐ろしすぎて賞をあげるのをためらってしまったのだろう。執事は気味悪く、偏屈し、不気味であるが究極の愛。主人公のジョーはどう見ても売れない脚本家というより映画スターだが、死体の回想という物語の構成は見事。つまるところ、『何がジョーに起ったか?』。6点(2004-03-03 01:35:27) 6. ザ・ロイヤル・テネンバウムズ きっかけは、猛スピードでやってくる。5点(2004-02-16 14:14:22) 7. さとうきび畑の唄〈TVM〉 単なるテレビのスペシャルドラマとして見ないでおくには余りにも惜しい一本。自分もオンエアーは観なかったのだが、後になって友達に進められ、録画したビデオを借りた。下手な映画なんかよりはずっと出来がよく、戦争のシーンだってとても迫力があり、最後には涙が出た。この作品はさんまさんが主演だったからこそ成り立つ作品であり、他の誰が演じてもここまで良いものには間違いなくなっていなかっただろう。演技力ではなく人柄がハマっていたのである。 我々が決して忘れてはならない事実、戦争。テレビはこうして反戦を訴えるべき。 8点(2004-01-11 19:05:00) 8. 座頭市地獄旅 この作品は敵である浪人が将棋ばっかやっていて、しかも余り強くなかったのが残念。場面も旅籠ばかりで少しだれてしまった。関係ないが、市の博打はインチキだと思う。5点(2003-12-26 16:59:05) 9. 座頭市血煙り街道 《ネタバレ》 うぬぬ・・・、す、凄ぇ。 殺気、スピード、力強さ。常人には理解できない高次元での、男同士の刀と魂のぶつかり合い。 このとき明らかに隠密である赤塚多十郎は、市との勝負に自分の任務異常の価値を見出していた。だが、市は自らの刀を投げ、仲間を救うことを選んだ。一人の剣士として、彼は嫉妬したのではないだろうか。この勝負を続けたかった、と。 この物語は、雪の中で一人の侍が経験した市に対する失恋物語である、などと考えたりもしてみた。てへ7点(2003-12-08 17:05:47)(良:1票) 10. 三匹の侍 丹波哲郎さんの侍がカッコ良かったです。古い日本映画を観ると、普段テレビで見ている人の若かりし頃を観ることが出来るから、面白い。5点(2003-12-04 21:51:08) 11. 座頭市と用心棒 「座頭市」は勝さんのものだと思うけど、「用心棒」は三船敏郎だけのものじゃなく、黒澤監督だからこそ面白い。この映画に出てくるのは偽者だよ。「座頭市と子連れ狼」とか「丹下左膳と用心棒」とか観たい5点(2003-11-21 15:31:29) 12. ザ・ミッション 非情の掟 それまでの香港ノワールに多く見られた銃撃戦や爆発の激しさは影を潜め、それよりも静けさ、水の反射の青いゆらめき、銃撃の間の沈黙が映画を満たしている。最初はチンピラの集まりにしか見えなかった男たちがどんどんカッコ良くなっていく87分。銃撃戦評論家のロンメル元帥さんが絶賛してるってことからも凄さが分かるってもんで。8点(2003-10-31 16:18:52) 13. ザ・ワン ジェット・リー対ジェット・リー、もっとちゃんとした話でもう1回みたい。3点(2003-10-17 21:04:48) 14. 座頭市物語 ビジュアルだけで本当に格好いい勝負は有り得ない。大事なのは魂。伝説の名勝負。8点(2003-10-17 20:51:36)(良:1票) 15. サハラに舞う羽根 主人公が何をしたかったのかがよく分からない5点(2003-10-14 22:06:57) 16. 侍(1965) 題名が示すとおり、究極の侍映画。この切なく壮絶な殺陣に涙せよ8点(2003-10-13 11:49:33) 17. 櫻の園(1990) 10年以上前の女子高生が「今どき~」って言ってるのが可笑しい 。「青春みたいだね」「だって青春じゃん」にグッときた。7点(2003-10-12 22:24:30) 18. 座頭市(2003) ズバシャッ、グバシャッ、空前絶後のザックリ感、圧倒的な爽快感。 このスピーディな殺陣は、黒澤明監督が『用心棒』でチャンバラに効果音を用いたこと以来の革命かもしれない。 ”エンターテインメント”を忘れた日本映画界、武の座頭市がブッタ斬るっ!!8点(2003-10-12 22:18:23)《改行有》
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