みんなのシネマレビュー |
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1. サイレント・トーキョー 《ネタバレ》 凡作。大根役者はいないけれど、ストーリーが微妙。 【ネタバレ注意】 監督によれば「疾走感を損ねないためにカットするところはカットして99分に収めることにこだわった」そうで、たしかにダレるところはあまりない。しかし、中盤から取って付けたような設定が続く。そもそも主婦が巻き込まれるまでの部分は、誰も防犯カメラを調べたりしなかったのか。どこからどうやってあの場にやってきたのか序盤で観客に伏せておくにしても、終わるまでには何かしら理由付けを入れておいて欲しかった。原作があるようだけど、どうなっているのか。締めくくりは、ある意味どんでん返しを狙っているのだろうけれど、その手段のために、あの人が自分で誘導する必要ないよね。関わる人が多くなるほど計画が失敗しやすくなるんだし、そのリスクをかけてテレビ局のバイトを脅して撮らせた動画を何に使ったの?などなど、反戦を訴えて自分がテロを起こすというにはまわりくどくなっていて、頭がよさそうに見せるつもりが、どうにも頭が悪い計画にしか見えなかった。それとも間近で現場を確認したいジグソウなのか? 中盤の爆発シーンが、いかにもCGで作った感じにしか見えなかったのも残念。ただ、群衆シーンはよく撮ったな、さすが大作、という感じでもあった。新型コロナ前に撮影したものらしい。あと若い頃の場面と年を取ってからの場面を別の役者が演じるので設定が分かりにくいところがあった。そこは特殊メイクとかで何とかならなかったものか。スキャンダルで話題になった登坂淳一アナが出ていたのは笑った。 なお、上映前に舞台挨拶のライブビューイングを見たが、役者に「別の役をやるとしたら」という質問で、それぞれの役の位置づけがバレそうになり、それをフォローしようとしたり、さらに質問したりして、けっこう盛大にネタバレしていた。その他のエピソードも打ち合わせがなかったようで、けっこうグダグダだった。それが、ものすごく残念というほどのストーリーでなかったのは救いだけど。[映画館(邦画)] 5点(2020-12-04 23:57:03)《改行有》 2. サイダーのように言葉が湧き上がる 《ネタバレ》 良作。東京国際映画祭で鑑賞。実にさわやかなボーイミーツガール作品。どことなく(←でもないか)わたせせいぞうっぽい80年代風の色使いやユニークで丁寧に作られた映像もさることながら、(ちょっと気になる描写はあるが)いわゆる悪役のいないストーリーで安心して楽しめる作品。タレント声優であることは、あまり気にならなかったし、デートムービーとしても良いと思う。夏向きの映像やストーリーであり、とっくに完成していたのに新型コロナの影響で上映が延期され、「夏に見てほしいから」という意向で1年延期になったのは残念だけど、そういう内容であることはたしか。延期されて空いた時間のために、監督自身が「サイコトチャンネル」という制作裏話のような動画を配信しているけれど、「これ、ネタバレといわなくていいの?」というくらい予告編にもない本編映像が出てくるので、ネタバレ厳禁な人は要注意。 【ネタバレ注意】 まさかの出っ歯矯正がキーポイント。個人的な過去が思い出されるのと、そのせいで伏線が分かりやすかったということはある。立てたフラグを確実に折りにくるし、クライマックスの盛り上げ方がベタベタだし、ヒロインの安易な行動が気になるところはあるものの、話の流れがよい。ただし、脇役(ビーバー)の落書きが何もとがめられることもなく、最後の盛り上げにさえ使われているのは、(舞台設定そのものは80年代ではない)今どきの映画としてどうかと思うポイント。外国人設定なのは多様性を意識したのかもしれないが、「そういうことをするキャラ」にしてしまうのは安易なのではないか。そのあたりが別の描写で置き換えられていたら、もう1点上げてもよかった。あと「ビーバー」も出っ歯揶揄で使われる言葉なんだけど、そこは関係なかったのかな。[映画館(邦画)] 7点(2020-11-24 14:02:27)《改行有》 3. ザ・サークル 《ネタバレ》 ああ、これはダメ。トム・ハンクスが出てるから見たけど駄作。公開のとき、ITやSNSの暗黒面みたいな話に惹かれそうになっていたが、映画館に行かなくてよかった。【ネタバレ注意】いくら技術やネットが進むとはいえ、みんながみんなプライベート丸出しの世界を受け入れるという世界観にリアリティがない。まして、トイレ以外は映像で監視されるって、それはもう犯罪者扱いだよね。そもそも、うっかり夜の生活まで覗かれてしまうとか、その場に誰がカメラを置いたり、それを気にせず生活していたというのも不自然。そうなるだろうという結末も、あまりにあっさりしてて「それで終わっちゃうの?」という感じ。[インターネット(字幕)] 4点(2020-01-21 17:09:58) 4. サバイバルファミリー(2017) 《ネタバレ》 佳作。点数は少しオマケ。まずは、よく撮影したな、というのが第一印象。CGっぽさがないと思ったが、ちゃんとロケでの撮影らしい。【ネタバレ注意】ツッコミどころはいろいろある。そもそも近所で停電していてラジオですら情報が得られないのに(しかも空港までの途中も停電してる状態)「空港に行けば鹿児島に行く飛行機がある」と思うのはちょっとどうかと思う。それに、あれだけの状態で何日も経過しているのに空港の警備員が仕事をしてるというのもヘンではある。警備員は(たかが警備のために)電車も車もなしに歩いて通ってきたんだろうか。本屋で地図を探すなら(残っているなら)、サバイバルの本を探せ。食料はともかく、水はペットボトルがあるなら、川でも雨水でも詰め替えればいいのだから、そこまで高価なものにはならないのではないか。というか雨水を貯めろ。電力止まったら透析が必要な患者をはじめ死ぬ人が山ほど出るのに、そのあたりの描写はなかった。せいぜい上階のおばあさんが死んだ程度(棺桶をどこから運んできたのかという話はある)。終盤で川を渡る羽目になった場面も「道路を外れてから3日」とか、道路を外れて移動するというのはどうかしてる。だいたい電池も含めて電力が停まるなら、間違いなく原発の冷却装置も止まってメルトダウンまっしぐらという気がするし、そうでなくても色々止まるだろうから、“謎の障害”がなくなったとしても、即座に電力が復旧するなどありえない。あと、リアルなら女性が2人いるのだから、これだけの期間放浪してたら生理の問題が出てくるはず。そのあたりは描写しにくいのかもしれないが。まあ、そういうところは全部“フィクションだから”で許される話だとは思う。[インターネット(邦画)] 7点(2020-01-20 00:10:32) 5. search サーチ 《ネタバレ》 佳作。「全編PC映画」という触れ込みの“画期的”な映画ということで鑑賞。画期的なだけでストーリーがお粗末という懸念もあったが、それなりに面白かった。【ネタバレ注意】細かいことだが、全編PCといいつつスマホの画面というところもあったと思う。最初が Windows XP の画面で「なんで?」と思ったが、子供が小さな頃という設定だった。FaceTime 中心になるため Mac がメインになるが、画面がとても綺麗に見えたのはハメコミ合成なんだろうか。(拡大したときまで滑らかに表示されていたように思う) ニュース放送をパソコンで見るというのは普通にある話なんだろうか。中盤でのキーとなる YouCast というサービスも実在しないようだし(Ustream みたいなものを想定?)、“全編PC画面”にするための作りモノが使われているのがやや残念。他にもローズマリー“刑事”が一人で行動するだろうかとか、そうだとしても、ただの失踪ではなく殺人事件になった時点でごまかしきれないのではないだろうかとか、自殺した犯人の自白映像だけで死体を探そうともせず捜索を打ち切って葬式を出すだろうかとか、気になる部分は色々あるが、そういう細かいことを気にしなければ全体としてストーリーはよかった。頭がいいから一緒に勉強するけどたいして仲がいいわけじゃない、という“友達”が事件になって「親友」として報道に出てきているあたり(当人が出てきたらどうするんだろうと思いつつ)、なかなかいい展開だった。[映画館(字幕)] 7点(2018-10-30 21:38:33) 6. サクラダリセット 後篇 《ネタバレ》 凡作。なんとか普通に鑑賞できるレベルだった前編に比べて、さらにパワーダウンしたというか細かい面が気になってしまった。【ネタバレ注意】前編に比べて、いっそう能力の組み合わせが重要になっている反面、その仕掛けに気を取られてしまう。そうして感情移入がそがれてしまうと、役者のワザとらしい言い回しなども気になってイラついてしまうことになる。ただ、前後編にわたってエッセンス的なものは十分含まれていたと思うので、長期にわたったアニメに比べれば前後編で収めている点は評価できるとも言える。アニメも1クールくらいで完結していればよかった。[インターネット(邦画)] 5点(2018-10-23 21:11:03) 7. サクラダリセット 前篇 《ネタバレ》 佳作。テレビアニメを視聴済ではあるものの、長かったこともあり(2クール=半年)細かい部分は忘れていた。つまらなくはないのだが、“仕掛け”に凝り過ぎて人間ドラマが希薄になっている印象。【ネタバレ注意】あらかじめ全体像を構成して“能力”が設定されているのだと思うが、その制限や応用法が最終的な仕掛けを構成するために設けられたものだろうということが推察されてしまう。それが魅力なのかもしれないが、他の能力モノにくらべて能力の組み合わせが複雑すぎるのだ。そこに気を取られていると、登場人物たちへの感情移入する余裕がなくなってしまう。自分のペースで読み進められる文章はよくても、映像化に向いていないのかもしれない。[インターネット(邦画)] 6点(2018-10-23 21:10:38) 8. ザ・プレデター 《ネタバレ》 恐ろしいほどの駄作。時間つぶしと思って事前情報なしで見たため、序盤で「ニュースルーム」のスローン・サビスことオリヴィア・マンが出てきたときは少し嬉しくて期待したのだが、ご都合主義にも程がある展開に呆れた。【ネタバレ注意】序盤、透明になれる球体を飲み込んじゃうクイン、いやなんで飲み込んで平気だと思ったの? というか、なんで使い方知ってたの? そして研究所で人間に捕まっているプレデターが“寝ている”のだが、その宇宙生物を「捕食者(predator)」と呼んで、とても注意すべき存在であることを伺わせているのに別室に隔離することもなく(十分な強度で?)縛り付けてもいないため、暴れて殺しまくられてしまう。アホなの? アホだよね。それなのに服を脱いだだけで身体が冷たいわけでもなく見逃されるオリヴィア…じゃなくケイシー。そして逃げるプレデターを追いかけるケイシー、なんで同じくらいの速度で走るの、あんたも宇宙人なのか?(苦笑) あげくに逃げたプレデターの目的が「我々を守るためだ」←ハァ?研究所で殺しまくっていたのは何だったの? 途中で脚本の方向性が変わった? だいたいコミュニケーションもできていないプレデターの意図をそんなに理解できるってどういうこと? そして、プレデターどうしの殺し合いとは別に、人間側も逮捕組と政府組で殺しあう始末。いや、どうして? 君らは誰と戦っているの? そもそもプレデターって、“体温で判別できれば”圧倒的な強さだったよね。いやなんで、主要人物に限って“振り回すだけ”で一瞬でバシっと殺さないの? 最後にプレデターキラーを一着って、おい一着だけかよ。映像表現的な見どころはあるかもしれないが、とにかくひどいストーリー展開でガッカリ。そして、こんな駄作に制作費100億円。恐ろしい。[映画館(字幕)] 3点(2018-10-03 08:31:45) 9. ザ・マミー/呪われた砂漠の王女 《ネタバレ》 酷い作品。いろんなものの無駄遣い感がハンパない。オカルト持ち込んで派手にやりまくって、まとまりがない。途中で寝てしまいそうで何度も前に戻って見直す羽目になった。【ネタバレ注意】ラッセルクロウがトム・クルーズに「君は若い云々」というセリフがあるんだが、そんな歳違わないよな?と思ったら、実年齢はラッセルクロウの方が若かった。[インターネット(字幕)] 3点(2018-05-04 00:07:07) 10. 聖の青春 《ネタバレ》 佳作。松山ケンイチと東出昌大の“なりきり”ばかりが話題になっていた印象が強く、現実をテーマにした作品はどうしても展開に限界があると思っていたけれど、思いのほか良かった。【ネタバレ注意】羽生善治を連れて行った食堂が“たまたま見つけた”のに「主人が絶対話しかけてこない」という感想は変だと思ったが、その食堂は原作では“思い出の場所”なのだそうだ。尺の関係で改変したのかもしれないが、もうすこし自然な展開にしてほしかった。[CS・衛星(邦画)] 6点(2017-11-07 20:49:31) 11. 斉木楠雄のΨ難 《ネタバレ》 佳作。得点は6と7で迷うところだけど、他の人の評価が思いのほか低くて7にした。アニメから入ったクチだけど、ただギャグが面白いのであり、それを楽しむ映画であって、何かそれ以上の期待をしてもムダだとは思う。【ネタバレ注意】決定的にアウトな改変が蝶野雨緑のマジックシーン。原作ではテレビで見ているからこその展開だったのに、“その場”にいたら透視できるはずじゃないか。あと、橋本環奈は頑張っていたと思うが、あくまで原作の設定を思えば、だが“美人キャラ”にはムリがある印象。(足よりも)声が太いのが気になった。まあ、“誰が見ても美人”というキャスティングって難しいんだろうけれど。あとは「喋るんだ」と思った程度で、ヘンにシリアスな展開にすることもないし、キャスティングはよかった。全体的には原作の面白さを受け継ぎつつ、終盤もうまくまとめていた。[映画館(邦画)] 7点(2017-11-07 20:48:43) 12. サバイバー(2015) 《ネタバレ》 凡作。たまたま気が向いて観たけれど、いかにも薄っぺらいハリウッド映画。【ネタバレあり】ストーリーが単純すぎる。ほとんどミラ・ジョヴォビッチが逃げ回るだけ。どんでん返ししてほしいわけじゃないけど、もう少し捻ってほしい。とってつけたような最後のメッセージも本編に関係ないよね。[CS・衛星(字幕)] 5点(2016-10-24 22:36:30) 13. サイコ(1960) 《ネタバレ》 秀作。さすがヒッチコック。【ネタバレ注意】超有名なシーンのせいで、本来ならあっと驚く展開が読めてしまうという面はあるのだが、当時としてはかなり奇抜なストーリーだったのだと思う。ただ、伏線かと思わせておいて、あまり意味がなかった箇所はある。警官に疑われそうになった点も、探偵が調査するときの足跡を残したことになったのかもしれないが、少し弱い。札束を新聞紙にくるんだりしていたのも、マリオンの心情をあらわしていたとは言えるのだが、それ以上の展開がなかった。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-08-17 01:24:53) 14. ザ・ウォーカー 《ネタバレ》 佳作。やはり、デンゼル・ワシントンはうまい。【ネタバレ注意】たしかに意外な展開だけど、英字のパターンなんて限られているだろうから、いくらでも普通に書き起こせるんじゃないか。体調が悪いのはともかくとして。それに30年も歩き続けているという設定は変。1日10kmしか歩かなかったとしても、1年もあればアメリカ大陸の端から端まで行けるはず。あとパックのおしぼりは何か月もしたら、カラカラになるよ。 [DVD(字幕)] 6点(2011-02-08 23:07:07)(良:1票) 《改行有》 15. さんかく 《ネタバレ》 良作。【ネタバレ注意】3人とも、ただ演技してる役者だということを忘れて、いかにもいそうな迷惑キャラで「全員不幸になって終われ」と思うくらいにイライラさせられる。設定も演技も素晴らしいし、田舎に行った後の展開が凄い。留守電の件は、着信拒否しそうな気はするけれど。 [DVD(邦画)] 8点(2011-01-23 14:10:44)《改行有》 16. サロゲート 《ネタバレ》 ブルース・ウィリスが出るのだし大作なのだろうと思うので、自ずとB級映画とは違う評価になってしまうのだが、設定に不条理さになじめずに終わってしまった。ややかぶりそうな『アバター』と同時期だったのも不運なのかもしれないが、話が単純というよりも、単調。“いかにも”という風貌の教祖の正体も、それ以外ないだろうというものだったし、なんだかどこかで見たような話の流れで、感情移入できなかった。映像的には、よく“人工”感を出してあったし、現実と違う“いい男”“いい女”だらけの街並み作りも頑張っていると思う。【ネタバレ・余談】ロボットで動きまわっている間、寝ている自分はシェルターにでも入っていない限りとても危険ではないか。自在に動ける感覚を持たせているなら、本人がかぶっている機械は、どうやって外すんだろう。[映画館(字幕)] 5点(2010-01-23 00:22:47) 17. 最終絶叫計画 《ネタバレ》 よくできていると思うが、万人向けの映画では決してない。そもそもパロディ元になっている映画を見ていないと笑えない。映画をよく見る人向けの暇つぶし映画。しかし、決して安作りではない。こんな映画に1900万ドルも費やし(続編は倍以上かけているらしい)、さらに2億7800万ドルも稼いだというのは驚き以外の何物でもない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-01-18 12:08:54)《改行有》 18. サブウェイ123 激突 《ネタバレ》 凡作。映画としての体裁をなしてないとまでは言わないが、つまらない。【ネタバレ】もともと事前情報からも面白そうな感じがしなかったくらいだが、冒頭から早送りだのストロボ効果のような映像表現を使いすぎ、「なんだか映像でごまかそうとしているんじゃないだろうか」という悪い予感のようなものはした。本来、地下鉄を舞台にしたことで、それほどスケール感はなく、トラボルタとワシントンのやりとりの妙がメインになるかとも思ったのだが、これもそれほど盛り上がらなかった。ネズミはそうなるだろうという形になったし、逆にパソコンはたいした伏線になっていなかった。知事が、ただの臆病者のバカではなく、したたかな政治家らしさを出していたことは救い。それにしてもトラボルタはいい加減「命を惜しまない捨て身役」から抜け出してはどうだろうか。【超ネタバレ突っ込み】最後、一瞬だったのでわからなかったが、200万ドルの金が3億ドルくらいになっていたと思う。途中のテレビでは890%アップ(約10倍)だったから、さらに10倍という計算になるが、「一都市の地下鉄がハイジャックされた」くらいで、そんなに相場は動かない。911のときですら、そんな急速な動きは見せていない。さらに興ざめする部分。 [映画館(字幕)] 4点(2009-09-09 01:43:56)(良:1票) 《改行有》 19. サマーウォーズ 《ネタバレ》 面白かった。点数は甘めだけれど、楽しめた。冒頭は声優が気になったけれど、ストーリーがよかったし、仮想現実の映像もよく作られていた。予告編では何がどうなるんだかわからなかったが、ちゃんと話の筋があった。ご都合主義、ネットの世界観など、制作側は承知の上でしょう。【以下、ネタバレ】最初に解読したはずの暗号が間違っていたのに、その時点で、“他の暗号解読者と同じように”アカウントを乗っ取られているのは変(そういう描写をしなければよかったのに)。スパコンだのイカ釣り漁船だの、アニメだからこそ、という描写があるし、最後の暗号解読もいい展開。何より“根っからの悪者”っぽい人がいない。(展開はそうでもないけど)なかなかほのぼのした映画だった。[映画館(邦画)] 8点(2009-09-04 02:55:06) 20. 最後の恋、初めての恋 《ネタバレ》 最後の恋、初めての恋 いい映画だと思う。前半の渡部篤郎は演じすぎという印象もあったが、シュー・ジンレイをはじめ、みなすばらしかった。こういう悪人のいない話は、かえって展開が難しいと思うのだが、奇をてらわず、落ち着いて話を進めたところがよい。日本を舞台にしていたらテレビドラマレベルかもしれないけれど、別にテレビドラマが悪いわけじゃない。石橋凌が、あまりにいい人でちょっと拍子抜けだった。[DVD(字幕)] 7点(2008-11-27 00:22:02)《改行有》
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