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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  THE 有頂天ホテル こうキチンと娯楽を提供する能力を評価したい。大団円に至る心地よさ。「やり直す・生まれ変わる」といった取敢えずの前向きなテーマがあって、人間の出入りという映画自体のモチーフを上滑りさせない。この「取敢えずのテーマ」ってのが、映画の後味ではけっこう大事で、映画の味わいは「純粋」に煮詰めないほうがいいところもあるようだ。映画が芸術でありつつ娯楽であってきた来歴があるわけで、純粋に煮詰める派がある一方、娯楽を提供する職人でもあり続けてきた。そこらへんが「映画」の足腰の強さになってるのではないか。その二派がきれいに分離できないところがいいんだ、映画って。盗んだスチュワーデスの制服着てロビーをうろつくか、といった素朴な疑問を持ってもいい、伊東四朗・西田敏行がちゃんと使い切れていない、という不満を持ってもいい。それでも最後にニンマリできたら監督の勝ち。[DVD(邦画)] 7点(2013-11-08 09:48:40)(良:2票)

2.  サウンド・オブ・サンダー 《ネタバレ》 大事になるきっかけが「些細」ってのが、ワクワクさせる。倒して液体酸素が漏れる「些細」な事故。塀を突き破る植物の出現ってのも「些細」だった。大事そのものよりも、そのクレッシェンドがワクワクさせるんだ。最初は蝶のように些細なら些細なほど嬉しい。その分植物に覆われる都市ってのをもっと味わいたかったな。こちらにモロ敵意を示す動物よりも。あからさまに邪悪の相してるんだもの。もっと無関心なのに害をなしてくる、って方が怖いと思うんだ。哺乳類と爬虫類がくっついて進化したんだって。例のごとく有色人種が麗しい犠牲者となる。エネルギーはどういうふうに供給してるのか、自家発電なのか。[DVD(字幕)] 6点(2013-10-24 09:42:30)

3.  殺人犯 《ネタバレ》 あの手のモチーフはオカルト映画ではあるけど、そういう霊じゃない、って当人が念を押しているとこが不気味か。過去の恥の証人がそのままそこに・身近に存在している気味悪さ、というか。主人公の狂気というサイコ・スリラーの可能性も残していて、そこらへんスッキリしない作りになっている。こういうの多いね、最近。声が変わるって趣向は、コメディとこういうスリラーでよく使われる。単純だけど、けっこう効果がある。そうでない声が聞こえてくると、笑いか恐怖が生まれるんだ(山本嘉次郎の『孫悟空』では、姿は美女で声はエノケンてのがあった)。ここらへん、笑いと恐怖がけっこう接近したものだってことが確認できて面白かった。映画の後半も、半分笑いに傾くような場面で気味悪がらせている。主人公と悪の張本人が対決している場面は、どれもそう。だいたい○○が腕を組むと、笑いの場面なものだ。ホノボノとした笑いで。そこに気味悪さを出しているのが本作の趣向。でも全体、もう少しスマートに作れたんじゃないかな。映画としての動きが香港ものにしては若干重たるい。[DVD(字幕)] 6点(2011-04-22 09:46:00)

4.  サラバンド 《ネタバレ》 まるで脚本家の理想として、シナリオだけを提示したかったような・骨だけが存在しているような映画。演劇に去った監督が、最終的にこういう顔とセリフの映画を撮りたかったというのは興味深い(もうひとり、監督と演劇人を経験した天才にヴィスコンティがいるが、その二人が同じハ短調のサラバンドを映画に使ったわけだ。あちらは『地獄に堕ちた勇者ども』で、ヘルムート・バーガー登場への前奏曲のような皮肉な使われかたをした。ああそうだ、あれにはベルイマンの常連イングリッド・チューリンが出てた。ついでに言うとあまり映画音楽として使われないブルックナーの交響曲を、あちらは『夏の嵐』で7番、こちらはこの映画で9番を流した。絢爛志向と枯淡志向、対照的な世界を撮った二人だが、けっこう共通した趣味が見出せる)。本作で展開している「互いに批評しあう人間世界の業」から逃れられているのは、もう顔だけの存在になった死せるアンナと、狂の人となった娘だけで、アンナは最後まで超越者の地位に置かれるが、狂った娘とはもしかしたら心がまだ通じあえるかも知れないというラストに至る。チェリスト娘は、他人に批評されない楽団員の未来を選び、父の元を去る。批評の心は、ときに侮蔑に振れ、それは裏返されて不安に形を変える。そういう「相互批評」の地獄として人の世を見た監督だった。遺作ということでだろうか、観ながらいくつかの過去の作品が浮かんでは消えていった。「厳しい音楽教育」は『秋のソナタ』だし、「狂う娘」は『鏡の中にある如く』だし、「老い」としての『野いちご』があるし、ラストの不安を静めるベッドは、『叫びとささやき』の、メイドとハリエッタ・アンデルソンのあの美しいカットを思い出させた。[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-11-16 09:50:47)

5.  サマーウォーズ 《ネタバレ》 高校生と原発危機、高校野球長野予選とペンタゴン、が同列に扱われる世界を、受け入れられるか否かが分かれ目でしょうな。あるいはワビスケさんが製作者と分かったときに、つまずくかつまずかないか。こういうのに慣れてないもんで私は若干つまずいたが、話の設定としてこれからはそういうのもアリか、と古い世代の者としては最近寛大になっている。というか、その同列性こそがバーチャルな世界の特徴なんだろう。だからこれ、現実とバーチャルな世界との争いを描いてはいるけど、土俵はもう最初からあっち側にあるのだ。現実の側の描写では、夏の早朝の光の変化が丁寧に描かれ、仮想空間では、ノッペリした白色の中で小さな色たちが飛び交う。どちらもアニメならではの美しさ。ワルモンを城郭に閉じ込めたものの、しかし巨大化してそれを破って出てくるあたりが見どころ。なんか『ファンタジア』の「はげ山の一夜」を連想する姿だが、黒を構成する小さな部分がモゾモゾ動いているのがミソ。最先端の電脳戦争で、花札勝負になるってユーモア。ただ、せっかくあそこで世界の個人個人からの支援を受けたのに、最後は一族の結束(妾の子も含む)で締めるってのは後退じゃないか。「個人たちによる明るい連帯」に突き抜けられそうなところを、「デジタル-孤独-暗い」と「アナログ-家族-明朗」のステレオタイプな対比に戻ってしまったような感じ。[DVD(邦画)] 6点(2010-10-30 10:22:26)(良:1票)

6.  3時10分、決断のとき 《ネタバレ》 南北戦争後、鉄道網が広がり、資本家が大手を振り出し、悪玉も善玉も一匹狼は時代遅れになってきつつある。ベンは徒党を組んではいるが一人で判断していくボスの孤独があり、ダンも孤独な家長。その滅びゆく一匹狼同士が、ひそかに友情を感じあうってとこが何よりの眼目で、ラストの二人になるまでのいささかもっさりした展開は全部序幕と思っていい。駅近くの一室の場からが本番。じわじわと買収に掛かるベン。妻の尊敬を受けられるぞ、などと弱みをしっかり狙っている。でも陰湿さが感じられないのは、すでにダンへの肯定的な興味を持っているからだ。番長がまじめなクラスメイトに気の合うものを感じてしまい、遠回しに悪ぶりつつ友情を告白しているような照れすら感じられる。そこに護送の保安官たちがやってきて、これがいかにも人格者的な風貌をしているのが、その後の展開の効果を挙げている。ベンを救出に来たならず者たち、簡単に買収される群衆って設定が怖くもうまい、ここで群衆とダンが対比される。駅に走る二人、ダンがベンを護送しているのか、ベンがダンを護衛しているのか。途中の小屋で「もうせがれは見てないぞ」と言うベンに、ダンが脚の傷の原因を言う。ここらへんたまらない。粗筋だけ取り出すと、臭い話と思われてしまいかねない展開を、シナリオが丁寧なので、ベンの心情が表情の変化だけで実によく理解できる。おそらく生まれて初めて尊敬できる友情を感じたのだろう(聖書に描かれたスケッチ)。だからその後の行動が不自然でない。友人を殺した者に対する憎しみは、仕事仲間としての感情に勝るのだ。まるで撃たれたいように立ち尽くすベンもいいが、ダンの仕事をきちんと完了させてやってから鳴らす口笛が、粋にキマっている。[DVD(字幕)] 7点(2010-03-14 12:07:18)(良:2票)

7.  ザ・マジックアワー 《ネタバレ》 この設定を、コメディのルールとして受け入れられるか否かが分かれ目でしょうな。いつものように“とりあえずの処置でしのぎつつ騙し通そうとする”話だが、かなり無理があります。しかし私は楽しむために受け入れた。途中で何度も「ちょっとこれは…」と挫けそうになったが、そのたびに、ルールなのだから、と言い聞かせ、ついに佐藤浩市が「これ、ひょっとして映画じゃねえな」と言ったときは、やっぱり受け入れていて良かったと思った。佐藤がいつこれを言うかを待つ映画な訳だけど、待って待ってじらされていた間も、その期待で楽しんでいたわけだし、それだけ“初主演”の高ぶりが大きかった佐藤の映画愛の強さの表明にもなっている。とにかく佐藤浩市がよくて、ナイフをなめるとこと、バーでの香川照之との場(仮面を剥がす演技)では、かなり笑った。臭い芝居が度胸に見えるの。寺島進が「銃撃戦の中でも笑いながら転がってました」と感嘆しながらボスに報告する。佐藤浩市って、こういうのが出来る俳優とは思ってなかった。見直した。役者ではあと、歌舞伎のほうではなかなかいい役をやらせてもらえない市村萬次郎がよく、この世界にはまだまだ眠らされている才能があるのだろう。ドラマは、細部の整合性の点ではちょっと粗く、この人の標準レベルに劣るかもしれないけど、それでも最後のスタッフの仕掛けが生きるとこで、なんか「良し」という気になってしまう。柳沢真一が佐藤浩市にセリフの臭さを直させる場を入れるあたりで、大筋が整えられる、こういうのが入ることで少しのブレは許せてしまう(それにしても若かったころの柳沢真一と谷原章介の相似に、色男の血脈を見いだすのは、さすが演出家の目)。今の日本でこの手のコメディが作られていることはとても貴重で、もひとつ、大きなセットで作られる映画も貴重になっている。それだけでも価値のある映画だ。[DVD(邦画)] 8点(2009-03-16 12:14:54)

8.  サラエボの花 《ネタバレ》 大事なことを言っている映画で、固有名詞を変えては、敗者の歴史で繰り返される悲劇のやりきれなさが伝わってくるが、正直、もう少しザラザラとこっちを掻き立ててくるものに欠けているような気がした。最初のほうで、報奨金(?)と引き換えに開かれる被害を受けた女たちの会の場があり、そこで若い女が無遠慮に笑うシーン、あれは世代の違いを言ってるのか、それともお仕着せの会の無力を笑ってるのか、よく分からなかったなりに、ザラリとしたものを感じ、沁み入ってきた。ああいう場面がもっとほしかった。おそらく女の子の描き込みが弱いのが欠点だろう。事実を知ったあと、ラストに至るまでの間に大きな心のドラマがあったはずだが、父親似の髪をナニするという一点に絞ってしまったので、あまり深まらない。とは言え、母の友人やその仕事場の同僚たちの連帯感の描き方などホロッとさせ、もちろん見ないよりは見てよかったと思った映画だ。[DVD(字幕)] 6点(2008-09-14 12:05:59)(良:1票)

9.  13デイズ 戦争とは国と国の間ではなく、政府と軍部の間で繰り広げられているのかも知れない。ケネディは言う「軍は気楽だ。失敗しても非難するものはもう死んでいる」。なんとか戦争に持ち込もうとする軍との間で、本当の厳しい戦いは行なわれていたわけだ。この映画で見ると、キューバ危機とは、ケネディとフルシチョフがお互いの軍のタカ派を押さえ込めるかどうか、という危機であったらしい。軍があの手この手で挑発を試みるあたりが、面白くも怖いところ。アイルランド系カトリックの大統領の孤立も描かれていた。特別補佐官が「ダニー・ボーイ」を口笛で吹いて鼓舞する。でもまだこの時代は核戦争が具体的なイメージとして恐怖されていたが、それが抽象的なものになってしまっている現在のほうが、より深刻な危機ではないか。[映画館(字幕)] 7点(2008-08-25 10:48:48)

10.  三文役者 故人となった乙羽信子が出るのが評判になってたが、証言者としてちょっとだけ出てくるのかと思ってたら、ナレーターで出っぱなしだった。しかも殿山泰司役の竹中直人と切り返しで会話調になったりするのには驚いた。生きてるうちにシナリオを完璧に作って撮影しといたんだな。プレハブに住み込み共同作業で映画を作っていた独立プロシステムの記録として、貴重な作品となるだろう。晩年、ポルノなどに出て嫌気がさし演技賞のトロフィーを投げる、なんて場面があって、こっちが思っているアナーキーな殿山泰司のイメージと違ったが、そういう面もあったのかなあ。[映画館(邦画)] 6点(2008-08-23 12:13:33)

11.  サイン 《ネタバレ》 アメリカってホントに無神論はいけないのね。無神論者って、即すさんだ人なの。この徹底ぶりがどこから来るのか、プロテスタント移民という歴史だけでは説明できないような気がする。それはともかく、うっちゃりがあるぞ、うっちゃりがあるぞ、と思わせといて、そのまんま赤狩り時代のSFものを再現する魂胆、アイデアをひねりすぎた結果なのか、全然ひねらなかった結果なのか、よくわかんない。家に籠もって何か世界が大変なことになってるらしい、と思うあの感じは、たぶん9・11でアメリカ人が体験した感じなのだろう。もし私が水に弱いエイリアンだったら、もっと山岳地帯や砂漠地帯に拠点を作ってから仕事を始める。[映画館(字幕)] 6点(2008-06-08 12:15:58)

12.  サッド ヴァケイション 無制限に家族の人生を仕切りたがる母親というもののドロツとした感じが、石田えりの無邪気な笑顔から浮かび上がってくる。けっきょくこれケンジの敗北の物語なのだな。『裏東京タワー』。でもこの136分てのが、いかにも中途半端で、宮崎あおいやオダギリジョーや、惜しいけど光石研やらの脇筋を全部刈り込んで、100分の親子だけの話に詰めるか、それとも全部をしっかり繁茂させて200分にしちゃうか、どっちかにすべきだったんじゃないか。それと浅野忠信のせりふが聞き取れない。発声とか方言のせいというより、たぶん録音技術でカバーできたはずの欠陥。それともDVD化の段階での問題?[DVD(邦画)] 6点(2008-06-05 12:21:35)

13.  サイドカーに犬 女の子カオル(松本花奈)の表情がいい。大人に気をつかうのが習性になっていて、あまりしゃべらず、何かを言うとすぐに相手の反応をうかがう目になる。でも、怒られることを怖がってイジケてるって感じでもないんだな。彼女自身の中に“正しくありたい”という倫理観があって(サドルを盗まれた人への心配、テレビでの事件報道への感想)、それがあまり倫理的ではない現実社会へどう対応していいか戸惑っている感じ。社会へ待機中の子どもが感じるそういった普遍的な戸惑いが、寡黙な中に表現されていた。ヨーコさんもそれを分かっているから、“イジケた子をタフにする”って教育話ではなく、世代を越えて互いを認めあう友情の話になれていたと思う。ヨーコさんの言う「カオルってハードボイルドだね」は最大の誉め言葉だ。[DVD(邦画)] 6点(2008-03-30 12:18:23)(良:1票)

14.   葉月里緒奈の目が大きい。CGで操作して顔面に占める比率を拡大してるんじゃないかとさえ疑った。それが全然まばたきしないでこっち見つめてくると、けっこう不気味。へんにオドロオドロしい表情を作られるよりも、あの凝視がホラーだった。なんかしゃべりだすと、そうでもなくなるのは、彼女に意図が現われてくるからだろう。意図も分からず、あのヘンな顔で見られてるってのが、あんまり今まで体験したことのない不気味さだった。湾岸地帯。新しい街の底から、埋め立てて隠されていた過去のものが液状化とともに噴き出してくる。『CURE』と似た、狂気が連鎖していく世界だが、そういった集団の無意識みたいなものが地底でつながってドロドロと脈打っているってイメージが好きなんだな、この監督。[DVD(邦画)] 6点(2008-03-09 11:59:22)

15.  13/ザメッティ 《ネタバレ》 よくまあこれだけ目つきの悪い人を揃えたものだ。白黒の画面にそういう人がいっぱいいるだけで、実に凶々しい。でメインのえげつないゲームになる。話の段取りとして主人公が死なないことは分かっていても、けっこうドキドキする。このドキドキには、賭け手側と共犯しているような疚しさも含まれている気がした。だからといって「命を大切にしよう」なんてメッセージがあるわけではなく、これはたぶん綺譚の味に一番近い。19世紀のポーあたりがよく書いていた異常な体験談もの。「こんな話があってね」という語りべに耳をそばだてる感じで見ていればいい映画だろう。最後のゲームで4発も弾を入れると、66.66…%×66.66…%で44.44…%の高率で相撃ちになってしまい勝負がつかないのではないかと、主催者に成り代わって心配した。あそこは1発ずつで勝負がつくまで繰り返させるのが正しいだろう。だと相撃ちの確率は2.77…%に抑えられる。[DVD(字幕)] 6点(2008-03-03 12:25:32)

16.  ザ・ミッション 非情の掟 《ネタバレ》 アクション映画の最大の見せ場は、アクションを封じられる場面にあった。ショッピングモールでの狙撃のあと、5人のボディガードがそれぞれの方向を向いたまま彫像のように凍りつく。動けないこと・動かないことの緊張が凄まじい。映画は動きを描けたと同時に、動けない時間も描くことが出来たのだ。ラストにもレザボア・ドッグス調の凍りつきが用意されている。ハリウッド映画で車をやたらひっくり返されるより、こういった沈黙の凍りつきのほうがよっぽど御馳走だ。男どもが丸めた紙くずを黙って蹴りあってるシーン、べつにどうってことない場面なんだけれど、あれがあることで、彼らの間に裏切りは起こらないと確信できてしまう。いいねえ、寡黙な男の世界は。[DVD(字幕)] 7点(2008-02-11 12:17:33)

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