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プロフィール |
コメント数 |
80 |
性別 |
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メールアドレス |
wakasa@hf.rim.or.jp |
自己紹介 |
映画って本当に良いですね、晴郎さんが言っていた。忠夫さんが熱く語っていた。荻さんは斜めに座って、ちと難しめな解説をしていた。土曜日には、テレビの前のあなたとお会いしましょうと、約束され、日曜日の夜には、さよならを、それも三回言われてしまう。その時まだ小中学生。今、その人達と同じ年齢になり、私も同じような事を言い始めている。追いつけたのか?それがこのレビュー。 |
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1. サンライズ
《ネタバレ》 男の手だ、半開きに宙に構える手だ。殺意を語る、迷いを語る、懺悔を語る。妻の首だ、時には斜めにしなだれ、時にはぴょこぴょこ動く、失意を語る、幸福を語る。ホーンが呼ぶ、妻の名を呼ぶ。名前は分からない、でも、妻の名前が分かる。オーバーラップ、交換するショットも使う。善と悪、現実と妄想、田舎と都会、幸福と不幸、その対比。浮き袋代わりの芦の束、見る者に最後はこれが左右するはずだ、つまりは、ボートが転覆するはずだ、と教えつつ、見る者はストーリーの展開にはらはらすることになる。男が死ぬのか、女が死ぬのか、はたまた…… サイレント映画の、表現の極みを見せる。きくところによると、ドイツ表現主義の流れにいる監督であるとか。これが表現主義かと、うーんと唸る。さらに、ここは賛否が分かれるところだが、ギャグも「教会のシーン」を越えてから入っている。ハリウッド側の興行的な要請か?それとも、チャップリン同様の笑いと涙路線というのが、この当時の映画の王道であったのだろうか?何れにしろ、素晴らしい映画だ。[DVD(字幕)] 9点(2008-02-09 14:40:05)
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