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プロフィール
コメント数 2288
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  13ウォーリアーズ 《ネタバレ》  雰囲気はあるんだけれど、逆に言えば雰囲気しかない映画ですね。いくらなんでもストーリーがなさすぎです。  『因果関係』ってのは、ストーリーに説得力や厚みを持たせるために必要だと思うのですが、この作品にはそれがほとんどありません。  更には必然性に欠ける各種設定がもったいない。何故13人なのか、そして何故13人目が異邦人のイブン・ファラハンでないとダメなのか、その説明は結局ないままラストまで突っ走ります。じゃあ、13人の選別なんかせずに北の民みんなで行けばもっと楽に戦えたんじゃないだろーかと、つい考えてしまいます。  また、脇役好きの私としては、13ウォーリアーズが、目立った見せ場がないまま次々と減っていくのがかなり残念でした。  13人⇒11人⇒7人。あっと言う間に半分に。敵のアジト(洞窟)では、『俺はもうこれ以上走れない』とかいうわけのわからない理由でまた一人減るし。  13人の中で、首領とその右腕みたいな人、主人公のイヴァン、それに加え弓の使い手の人と、2刀流の見張りの人は特徴があって良かったですね。弓の人が砦の攻防であっけなくやられちゃったのは非常に残念です。『弓使い』という特技で、キャラがたっている数少ない一人だったのに。そしてそれ以外の人は、悲壮感を物語に添えるための生贄のような存在。もはやただのやられ役にしか見えなかったのが凄く残念です。選ばれし13人のはずなのに。いや、立候補制でしたけど・・。  それでもホラーアクションの雰囲気が強い中盤は最高に面白いですし、全編通して漂う緊張感と迫力はまずまずのクオリティに仕上がっています。決して駄作ではないんですよね・・。ただこーゆージャンルにしては、盛り上がりに欠ける作品であるのは間違いないでしょう。[DVD(字幕)] 6点(2015-10-04 20:43:33)《改行有》

2.  サイコ(1998) 《ネタバレ》  オリジナル版は見たことがないので、何の予備知識もないまま鑑賞。  正直、前半はだらだらと始まって、淡々と進むストーリーに退屈さを感じます。ミスリードを誘うちょっと不気味な警官の存在は、サスペンス・ホラーならではの古典的な雰囲気を演出してくれて良かったのです。それからです。モーテルに立ち寄ってから事件が起きるまでです。ここで中だるみします。強いて言うなら、マリオンとベイツのやりとりが、無駄に長くて眠気を誘われます。  もう一つ付け足すと、マリオンが40万ドルの持ち逃げで、何をしようとしていたのかが気になっていたので、『サイコ野郎に人が殺される』という本題に、自分の気持ちが乗り遅れてしまったのが問題です。  ただ、マリオンが殺されてから、探偵とノーマン・ベイツとのやりとりが面白くて、中盤ちょっと引き込まれます。『おお、どーなるんだ?』と、ストーリー展開に興味がわきます。ですがそれも長続きせず。探偵が殺されちゃってからは、ラストまでなんとなくオチも読めてしまい、後は消化試合を見ている気分です。  最後まで見てみると、ラストの精神科医のネタ晴らしトークが一番面白かった気がするのは気のせいでしょーか?[DVD(字幕)] 5点(2015-04-11 03:29:44)《改行有》

3.  ザ・ハリケーン(1999) 《ネタバレ》  最初の90分くらいが理不尽すぎて、ひきつけられながらも、フラストレーションが溜まります。後半までに尺を使いすぎたためか、ラストはかなりあっさり終わっちゃうのですね。実際の裁判なんてそんなものかもしれませんが、これは実話をもとにしていても『映画作品』。16年ですよ、16年。その重みをラストでもう一度感じるエピソードが欲しいものです。  なぜリサ・サム・テリー、そしてレズラ達は、今までの支援者達と違う結果を出すことができたのか。もしかすると、16年という歳月が、アメリカという社会が成長するために必要だったのかもしれませんね。そこに偶然居合わせたのが、その4人であった可能性はあると思います。  まあなんにせよ、ここまで理不尽な目に合わされ続けてきた人にとっては、希望を抱かさせることさえ残酷なことだと知りました。今回のケースは冤罪を晴らすことができたからまだ良かったが、もし連邦政府に提出した新証拠が認められなかったらと思うとゾッとします。  彼が希望を捨てるシーン。それは、妻に離婚を告げるシーンであり、レズラ達に面会・手紙の拒否を告げるシーン。それぞれに目頭が熱くなりました。  この事件を利用して出世した方々。デラ・ペスカ刑事だったり、当時の検事だったり、判事だったり。そもそも最初の裁判で陪審員が全員白人ってのも作為的なものを感じます。無実やアリバイを証明できる人たちは、劇中で明言こそされていませんが殺されている可能性すらあります。そういった病巣に対する社会的な責任の言及、罰が無い限り、本当の意味でのカタルシスを本作から得ることは難しいかもしれないです。[DVD(字幕)] 8点(2015-03-23 01:35:16)(良:1票) 《改行有》

4.  ザ・ハリケーン(1997) 《ネタバレ》  『「パーフェクトストーム」と「ジョーズ」の面白さがここに融合!』というCMは流石に誇大広告だとは思いますが、そんなに悪い出来の作品でもありません。テレビムービーっぽい低予算な雰囲気ではありますが、大海原で水も食料もない過酷な状況がよく表現できていると思います。  スーザン役のメリッサ・ジョーン・ハートと、ジェーソン役のジョナサン・ブランディスはなかなかの美男美女でして、この二人がいるだけで映画の見栄えがよくなります。やはりエンターテイメントの世界ではヴィジュアルも大事ですよね。  それぞれの登場人物には、過去に何かがあった背景みたいなものは感じ取られるのですが、それが何かまでは劇中で語ってくれません。そのためか、理解不能な行動にイライラさせられることがあります。  そのあたり思い切って目をつぶっちゃうえば、そこそこ楽しめる作品なんじゃないでしょうか。ただ完全なるB級映画ですので、スーザンのナレーションみたいなもんは安っぽさが増すだけだから無いほうが良かったです。[DVD(字幕)] 5点(2014-07-24 04:36:36)《改行有》

5.  ザ・ワイルド 《ネタバレ》  熊の脅威、恐ろしさを堪能できる良質のネイチャーサスペンス。奥さんを巡るトラブルのほうは、どちらかというととってつけたような印象です。あってもなくても良かったかなと。  博識。冷静。善良。こういうタイプのスーパーマンが主人公のサバイバルって結構新鮮で面白いです。その知識と頭脳から、針金でコンパス作ったり、しれっと雨をしのぐ屋根を作ったり、星座で方角わりだしたり、熊と戦ったり、キャラ設定が存分に活かされています。  チャールズ、ボブ、スティーブの3人が、パニックに陥ったり衝突しながらも、笑顔で冗談を言って笑いあうシーンが凄く良かったので、チャールズしか生き残ることができなかったのはとても残念。ですがこういうジャンルではしょうがない。安易にボブを生かしておくよりかは、よっぽど良いですし。そしてこんな結末になってしまったから、ラストの『彼らが私を救ってくれた』の台詞がいきてくるんでしょう。  熊との戦いが終わった後は、正直惰性でラストまで進む感はあります。それでもラストで、ヘリが煙に気づいてやってくるシーンは素直に感動しちゃいました。  それにしても熊がすごい。  ラストの『熊のバートと調教師に感謝の・・・』を観る限りでは、もしかして全編本物を使っていたのでしょうか。だとしたら本当に凄い。調教されているからとは言え、あそこまで熊と共演した出演者の皆様の勇気も凄い。  そーいや釣り糸垂らしていたときに、熊が静かに見ていたのはマジで怖かったです。[DVD(字幕)] 7点(2014-07-21 02:13:27)(良:1票) 《改行有》

6.  最後の賭け(1997) 《ネタバレ》  フランス映画特有のまったりした雰囲気と抑え目な演出により、まったく緊迫感も緊張感も何も無いまま物語は進みます。あまりにも淡々としたストーリーのため、心理トリックを利用したすり替えも、アイデアは良いのに全然盛り上がりません。してやったり感、全然ないです。残念ながら。  マフィアのボスらしき人に、ベティとヴィクトールが拉致られてからが面白いですね。この辺りからは、言葉の駆け引きが俄然面白くなります。  ですが結局はマフィアのボスが思ったよりあっさり引き下がったところでゲーム終了。最後二人が抱き合うシーン見ても、なんの感慨もわきません。  嫌いな雰囲気ではないですが、もう少しサスペンス色の強い映画を見たかった気分でしたので、随分と肩透かしをくらっちゃいました。わざわざ時間を割いてまで鑑賞する価値は無いと思います。[DVD(字幕)] 5点(2014-06-12 06:23:21)《改行有》

7.  ザ・ロック 《ネタバレ》  ショーン・コネリー、ニコラス・ケイジ、エド・ハリスが共演しているだけで期待が膨らみ、観るのを凄く楽しみにしていたので、面白さより物足りなさのほうを強く感じてしまいました。  凄腕のスパイ、化学のエキスパート、軍隊の英雄と、それぞれが物語を鮮やかに彩りそうな肩書きを持つも、それがいまいちストーリーに活かしきれていないんです。結局はドンパチありき、アトラクションありきの、普通のアクションムービーの枠内におさまってしまっている気がします。  みんシネで、これだけたくさんの人がレビューしていて、平均7.89点の娯楽作品だったら絶対楽しいと思ったんです。そんで、普段映画を見ない奥さんに、「これ評価高くて面白そうだから。」と言っちゃったんです。一緒に見ちゃったんです。そんで、見終わって、一言、「いや、面白かったよ。大丈夫。」と言ってくれました。めっちゃ気ぃ遣ってくれてるやん。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-04-28 04:50:42)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

8.  ザ・インターネット 《ネタバレ》  飛行機、ウォール街、銀行、政府と国中を巻き込む大規模なサイバーテロを題材とする一方で、メインのストーリーは一人の女性を追いつめまくることに終始しちゃっています。ある意味手堅い作りと言えるのでしょうか?  それはともかく、ネットものにはそれなりに興味があるんですが、類稀なる知識不足のせいで、今いち楽しみきれないことが多くて残念です。本作もそのタイプ。それでも、序盤で出てきたウィルスソフトのEscキーのトラップを終盤の大逆転に使う発想なんかはわかりやすいし面白い。爽快感も抜群。でも個人的には本作の見所はほんとそこぐらいなんです。  できることなら、もっとネットやパソコンを使った頭脳戦を素人にもわかりやすく繰り広げてほしかったです。  また、終盤までひたすら主人公が防戦一方だったのも見ていて若干疲れてしまった要因かもしれません。娯楽サスペンスと思って肩の力抜いて見ていたせいで、ちっとも好転しない状況にちょっとイライラ。FBIが助けに来たときは、よっしゃここから反撃じゃ、って思った矢先、まさかの敵さんでした。ってゆーか、さすがにもういいって、気分になっちゃいましたね。  でも結局は逆転してくれたからいいんだけどサ。[DVD(字幕)] 6点(2014-04-18 02:28:23)(良:1票) 《改行有》

9.  サイバーネット 《ネタバレ》  天才ハッカー「ゼロ・クール」ことデイド・マーフィー(ジョニー・リー・ミラー)が、11歳?くらいのときに企業のパソコンにウイルスをばらまいてウォール街を混乱させたという導入が見事にはまっています。  残念だったのは、そのハッキングやクラッキングの腕がその後のストーリーでは、主にいたずらでしか発揮されなかったことです。いや、一流の技をつかい、せこいことをするのは大好きなんです。それはそれで面白いのです。ただ肝心の、巨悪を倒すためのラストのシークエンスで、思いの外彼の存在感が薄かったことに物足りなさを感じちゃうのです。他の仲間のハッカー達とあまり差が感じられないんですよねー。「ゼロ・クール」ならではの特別感が、もう一押し欲しかったところです。  ただ素人にはわかりづらいネット世界での攻防戦を、ヴィジュアルを立体的に描くことでわかりやすく、面白く伝えようとした工夫は本当に素晴らしかったと思います。それに、世界中のハッカー達のウィルス総攻撃は他の映画じゃなかなか見られないマニアックな迫力があってかなり良かったです。  今何がどうなっているのか、わかりにくかった部分は多少ありましたが、それを踏まえても多くの人の鑑賞に堪えうる良作娯楽サスペンスに仕上がっていますね。「ま、見ても損はないかな。」って言葉がぴったりの作品です。[DVD(字幕)] 6点(2014-04-12 21:01:56)《改行有》

10.  ザ・プロデューサー 《ネタバレ》  サスペンスとして、成り上がり系の人間ドラマとして、オチを見るまでは傑作だと思っていたのですが、ラストのオチに理解を示すことができませんでした。  一種のどんでん返し?になるのかどうかわかりませんが、奇をてらうオチにも最低限の整合性が欲しいところです。ガイ(フランク・ホエーリー)がバディ(ケヴィン・スペイシー)を撃たなかった結果、あのようなラストを迎えたのは結果論であって、本来であればその選択にガイの利益につながるポイントはないはずです。ガイの選択は予想外というより起こりえないことであって、不自然すぎるその選択は理解不能です。もちろん、その選択をする可能性が示唆される動機や伏線があれば別ですが。もしあったとすれば僕が気付かなかっただけですので、このレビュー自体が的外れも良いところですね(笑)  どちらにしろ、僕にはこの結果は納得できないものでした。  ですが、映画は、はっきり言って面白いです。でもガイが頑張る姿と、ガイとバディの主従関係があまりに良すぎたので、下積みから成り上がっていくサクセスストーリーにしてくれちゃったほうが面白かったんじゃないでしょうか。まあ、結果サクセスものになってしまっているんですかね。[DVD(字幕)] 6点(2014-03-24 02:52:45)《改行有》

11.  ザ・ピラニア/殺戮生命体<TVM> 《ネタバレ》  わかりやすいストーリー。わかりやすいパニック。でもきちんとドキドキできて、ハラハラする。すっきり、手堅く、誰にも楽しめるパニックホラーに仕上がっていると思います。娯楽作品としての基準はきっちり満たしているのではないでしょうか。不安をさそう音楽の使い方も、王道ですがとても効果的に使われていたと思います。  まあ何よりこーゆータイプの映画が好きなもんで、点数甘めになっちゃうのはしょうがないでしょう。ちょっとしたスリルをお手軽に味わえちゃうのは映画のひとつの魅力だとも思いますし。  こーゆー映画は、おおらかな気持ちでゆったり楽しく見るのが良いと思うんです。「そんなわけないやん」なんてつっこみいれまくっても楽しくないですから。改良巨大ピラニアが河に流出しちゃって大変、そんな時だから冷静な判断ができなくてもあたりまえだよ、ってね。そんな気持ちで見ていたんです。そんな気持ちで見ていたんですけど、研究者の女性が、子供助けるために迷わず河に飛び込んだ時はさすがに叫びましたね。「そんなわけないやん!」[DVD(字幕)] 7点(2014-02-04 00:53:51)《改行有》

12.  ザ・ペーパー 《ネタバレ》  初めて心の底から面白いと思える群像劇に出会いました。これだけ登場人物がいるのに、ほぼ全員の顔と名前と性格が記憶に残ったのも初めてです。  まずメインのストーリーがあって、そこに小さなサイドストーリーがいくつも絡み合う感じが面白いです。また、それぞれの人物のストーリーの同時進行ぶりがすさまじく、それでいて見ていて全く混乱しないわかりやすさが◎。この映画を見ていると、今自分の人生だけでなく、生きている人すべての人生が、それぞれのスピードで平行して動いているのだと、究極の第三者の視点になれるんです。そしてそれを象徴するかのように、これだけの出演者がいながら、誰一人として無駄な存在がないのです。  また、個人的に「学校」や「職場」のドラマってのがかなり好きなもんで、この雰囲気はたまらんかったです。敏腕の記者が、コラムニストが、編集が、カメラマンが、それぞれみんな違う仕事を行い、そして一枚の新聞を作り上げる。いやあ、見ているだけで凄いパワーがもらえます。今自分がしている仕事も相当忙しいと思っていましたが、新聞社には負けますね。これが毎日かー。すげーな。[DVD(字幕)] 7点(2014-01-23 03:09:55)(良:1票) 《改行有》

13.  39 刑法第三十九条 《ネタバレ》  とても重く、息苦しく、理不尽極まりない内容でした。真面目に作られている分臨場感があるし、へたな脚色がない分リアリティが感じられます。映像に、ストーリーに、この作品の世界に引っ張り込まれちゃいます。  工藤啓輔と同じ立場であれば、自分ならどうするだろうと考えずにはいられません。  問題提起もさることながら、映画としてのエンターテイメント性が失われていないことも凄い気がします。鬱になりそうな雰囲気を、ミステリーとサスペンスが程よく中和しているかのような作品です。  少年工藤が妹を発見するシーン、犯人が切断した妹の手を持っているシーンは、衝撃よりも嫌悪感のほうが大きい。(ホラー映画なら平気なのに。不思議なもんです。)それでもこのシーンがあるからこそ、問題提起への強い思いが感じ取られるのです。  確かに日本の法律は、ごく一部かもしれませんが、被害者よりも加害者を守るための法律ってのがある気がします。加害者の人権もあるかもしれません。ですが、被害者は生命という最も大切な人権を奪われたわけですからね・・・。いえ、ここで論じることではありませんね。  確かにもしかすると見る人を選ぶ映画かもしれませんが、それでも多くの人にお薦めしたい映画です。  柴田が誰で、工藤が誰なのかはっきりしたとき、爽快感とは程遠いやるせなさを感じました。[DVD(邦画)] 9点(2013-12-17 02:40:48)(良:1票) 《改行有》

14.  ザ・ファーム/法律事務所 《ネタバレ》  原作未読。頭フル回転させながらの鑑賞です。  成績優秀なミッチが数多くの大手の誘いを断り、年収だけでなぜその事務所を選んだのかがまず理解できません。南部であれば、同じ年収でも物価が違うからみたいなことは言っていましたが、そんなことで?都会暮らしが長いなら、普通は都会での就職を望むんじゃない?そんで結局は選んだ事務所は超ブラック企業だったわけで、もっと真面目に就職先のことは調べようよと思ったしだいです。  ただ、事務所所属の弁護士が死んだ事故に不審なものを感じてからは、「成績優秀」の設定にふさわしく頭脳プレーを繰り広げる様には幾度となく感心。できればそのままスーパーマン設定でいってほしかったのですが、簡単に不倫の罠にはまっちゃったりして、なんかいまいち盛り上がりきれません。同じ罠にはめるにしても、もっと不可避な罠であれば説得力もあったでしょうに。  後半のタミー、アビー、レイと協力体制の同時進行で事務所摘発のために動いていく様はかなり盛り上がってくれました。はらはらドキドキの緊張感あり、逆転を予感させる高揚感あり、なんとも言えないほど気持ちがもりあがっちゃってしょうがなかったです。  で、オチはそれかー。というのが正直な感想。結局は保身優先で、現実であれば納得なのですが、映画ですからね。さもミッチが「弁護士資格も剥奪されず、なにもかもうまくいく方法を見つけた。」なんて期待させることを言うもんだから、期待しすぎちゃいました。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-11-28 14:50:19)《改行有》

15.  三銃士(1993) 《ネタバレ》  ディズニー映画好きとしては、さくっとたのしめる爽快活劇で良かったです。  ディズニーはいつも似たような音楽と演出で始まるので、「さあ、はっじまるよー」ってな雰囲気を感じさせてくれるのが好きです。なんか、気持ちが高揚するんですよね。ディズニー映画観るときだけは、なんか心が若返って、少年の頃にわくわくしながら映画を観ていたときと同じ気分で観ることができるのが楽しいです。  さて、アクション+アドベンチャーではキャラが立っているかどうかってのを、個人的に大事なポイントにしています。その点では、この作品、わかりやすすぎるキャラ設定で難なく物語を楽しめます。このわかりやすさもディズニーの良さでしょう。  個人的には左手からいろんな武器をだすポルトスが最高に好きなんですけど、アラミスにしろアトスにしろダルタニアンにしろ、それぞれ個性が光っていて誰のシーンも楽しいんです。みんなが活躍してくれるのがとにかく嬉しい。  それに、終盤、例のセリフを三銃士が国のあちこちにばらまいたら、仲間たちがそれぞれ隠していた制服を一斉に取り出すシーンがたまらないです。この王道すぎる盛り上げ方は、ディズニー映画って本当に上手です。わかっていても、気持ちが盛り上がってしょうがない。  ちょっとだけ物足りないかなーと思ったのは、悪役さん達がちょっと少ないことでしょうか。もっといろんな強えー奴いっぱい出してほしかったかも。まあ、それでも最後まですっかり楽しませてもらえて満足です。やっぱディズニーは良いですね。[DVD(字幕)] 7点(2013-07-10 16:40:12)(良:1票) 《改行有》

16.  ザ・シークレット・サービス 《ネタバレ》  捜査をがんばるおじいちゃん。護衛をがんばるおじいちゃん。走って走って、とにかく走ってがんばるおじいちゃん。  でも恋愛はがんばらなくていい。本当にがんばらないで。いや、まじで。  ピアノ弾いて口説くな。なんか自信満々のくさい台詞はくな。  そんで、相手の女性も本気になるな。何が「もう間違えたくないから。」だ。  そういう問題じゃない。  本編のストーリーも、空しく殺されちゃった相棒も、マルコヴィッチ演じるミッチ・リアリーも、みんなみんな良かっただけに、少々もったいない感じのする作品でした。[DVD(字幕)] 6点(2013-06-24 05:04:24)《改行有》

17.  サンダーハート 《ネタバレ》  主人公のリボイが、父親にインディアンの血が半分流れているFBI捜査官、というやや変わった設定が面白いです。その設定自体は、物語の中で主人公のルーツを辿ると共に、主人公が見る夢の謎解きにも関わってくるので、映画の中で大事な役割を担っています。設定がきちんと活かされている映画って、観終わった後に、なんかすっきりした気分になります。  映画自体は丁寧な作品づくりだと思いますが、いかんせん内容や時代背景が、私たち日本人にはなじみがないものなので、結構わかりにくい部分も確かにあります。その辺のわかりづらさがこの映画のネックと言えばネックかもしれないですね。  インディアンの保守派と改革派にいたっては、どの登場人物がどちらの派閥なのかがわからなくなったりして、中盤までは人物関係整理するので頭がいっぱいいっぱいになります。  もう一回見ると、もう少し映画に入り込めそうな気はしますが、今回は初見のみでの感想にして、わかりづらさを減点させてもらいました。ですが、ミステリー要素を含めた推理サスペンスものとしては、充分楽しめる内容だと思います。ラストの盛り上がりもナイスです。確かに鳥肌ものですね![DVD(字幕)] 7点(2013-05-19 18:36:51)《改行有》

18.  ザ・ブレイン 《ネタバレ》  いやいやいやいや。  父「車のキーだ。」  母「車をあげたの?」  父「アインシュタインも落第生だったんだよ。」  いやいやいやいや。  サクセスストーリーになっとるがな!  生き返らせられた人は実は何も悪いことをしていない。  ・・・のに、また殺されて。  殺人を犯しているのは主人公たちのほうなのに、何を良い話っぽくまとめているんだ~。  それにしても、最後に先生が持っていたお金。  あれはいったいどこから湧いて出たんだ・・・  あほな映画は大好きなんですけど、  あほすぎる映画はちょっとね。  女優さんが好きなタイプでした。[DVD(字幕)] 4点(2012-07-05 12:36:23)《改行有》

19.  サイレントメビウス  意味がなんとなくしかわからないうえに、超つまらない。これは原作のファンの方しか楽しめないタイプのアニメなんでしょうか。失敗したー。[DVD(邦画)] 2点(2012-03-11 01:46:48)

20.  ザ・クラフト 《ネタバレ》  黒魔術を使って、気になる人を振り向かせる。いじめっ子に仕返し。やけどの跡を直す。お金持ちになる。人の体浮かして「おおー」。髪を金髪にしてわいわい。これくらいで終わっていたら面白いだけで済んだのに。  人は力を持ってしまうと、結局更なる力を求めてしまうものなのですね。  サラがみんなと打ち解け始めて、その力にみんながいちいち驚く前半が良いです。丁寧なつくりで盛り上がります。  後半のホラー部分は、雑で中途半端です。でも蛇や虫がわいわいあふれてくるシーンはインパクトあります。ホラー映画として見ると、物足りないかもしれないですね。[DVD(字幕)] 5点(2011-11-08 12:02:21)《改行有》

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