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1. ザ・ホエール
《ネタバレ》 まずは個人的主観による、賞レース面の駄感想から。
2019年は「今年こそはグレン・クロースが『天才作家の妻』でオスカー獲るだろうな」と思ったが、またまた受賞ならず……。『女王陛下のお気に入り』のオリビア・コールマンさえいなければという結果に。あんなんやられたら誰もかなわんだろうと思ったもんですが、今回もそんな感じ。
『エルヴィス』を観たとき、オースティン・バトラーこれだけやってオスカー獲れんかね?と感じたが、本作を見て納得。
ビル・ナイの『生きる』も他のノミネートが小粒な年なら獲っておかしくないが、今回は相手が悪かった。それほどブレンダンの演技はすごかった。SFXで太った顔になっているぶん「目」だけで表現するシーンも多いのだが、それすらとにかく素晴らしい。
ブレンダンの映画で一番好きなのは『青春の輝き』。ほかにも『小さな命が呼ぶとき』とか『タイムトラベラー/きのうから来た恋人』なんか大好きですね。2010年代半ばに仕事がなくなり消えたと思われましたが、よく本作で使ってくれました。はまり役というと変ですけど、私生活と重なる部分もあり、それが余計に迫真の演技を“迫真”たるものにしてました。
レビューなのに内容についてほとんど触れませんでしたが、それについては【Cinecdocke】様の感想をお読みください(笑)。私もほぼ同じ感想です。[インターネット(字幕)] 9点(2024-03-15 11:27:40)《改行有》
2. ザ・ピーナッツバター・ファルコン
《ネタバレ》 シャイア・ラブーフ、好きな俳優です。
ここからはWikiはじめネットに載っている逸話です。
そのシャイア・ラブーフ、私生活でいろいろ問題を起こし、アルコール中毒もこじらせて人種差別的な暴言も吐き、挙句、本作撮影中に逮捕されちゃったんだとか。
ダウン症の若者を演じたザック・ゴッサーゲンに「君はもう有名だけど、この作品が僕のチャンスなんだ。それを台無しにした」と言われ再起を決意。リハビリ施設に入所にしてセルフコントロールできるようになるべくセラピーも受けたのだそう。
その2年後に映画は完成。自分を改心させたザックとの友情から、2020年のアカデミー賞では短編映画賞のプレゼンターを二人で務めました。
映画については、どなたかも書かれてましたがフロリダに至る過程がもう少し描かれてても良かったかな。ロードムービー好き、ダコタ・ジョンソン好き、シャイア・ラブーフ好きなんで点数は少し甘めかも。[インターネット(字幕)] 7点(2021-08-22 17:02:22)《改行有》
3. ザ・ファイター
《ネタバレ》 コアなボクシングファンである私としては突っ込みどころ満載の映画。特に皆さんおっしゃっている試合のシーン。僕の場合は多くの方と逆で派手すぎるところ。ロッキーの影響が今でも大きいのでしょうが、実際のボクシングではクリーンヒットが一発当たれば大体試合は決します。描かれているような大振りも滅多にありません。実際のボクシングは試合時間の大部分が非常に地味なものです。映画ですから多少の演出は必要ですが、それも踏まえたうえで、もう少しリアリティを出して欲しかった(それでもミッキー・ウォードはそういった有り得ない展開を巻き起こすことが多い稀有なボクサーではあった)。
とはいえ、この映画はボクシングを題材とした兄弟の物語。不器用で朴訥な弟、過去の栄光にすがって現実逃避し薬に逃げている兄、息子のためと言いつつ自分のため?としか思えないうるさい母、ストレートすぎる恋人などのキャラが面白く、テンポもいいのであっという間に見終わりました。取り巻きをミッキーなりに一喝する「試合は俺が戦うんだ!」という言葉により皆が一つになるくだりは、もう少しインパクトがあっても良かったかな。また、ボクシングファンとしてはシュガー・レイ・レナード、マイケル・バッファー、ラリー・マーチャンド、ロイ・ジョーンズjr、レノックス・ルイスらが出演(声含む)し、クレジットに名前があったのもうれしいですね。
ちなみに実際のミッキー・ウォードはこの映画の最後に描かれた試合のあと、人気ボクサー、アルツロ・ガッティとの伝説的3試合で数億円の大金を手にしたはずです。日本のボクサーではまず無理で、アメリカでも一握りのボクサーしか得られないファイトマネーですね。 メジャー団体の世界チャンピオンになれなかったボクサーとしては極めて異例なことだと思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-15 16:43:22)(良:1票) 《改行有》
4. 3時10分、決断のとき
《ネタバレ》 数あるラッセル・クロウ主演映画の中ではそれほど有名ではない、どちらかというと地味な作品かもしれません。が、彼が演じたキャラクターの中では、この映画のベン・ウェイドが一番好きです。作中、ベン・ウェイドがどういう人間であるかを描写する時間は短く、詳細に描かれてもいませんが、クロウの目つき、ちょっとした仕草、聖書に画を描く姿などで、十分すぎるほど伝わります。そしてそのキャラは何というか、愛すべき男。それも男の中の男。「かっこいい!」の一言です。ストーリーは非常にストレートなものですが、ベン・ウェイドに8点![DVD(字幕)] 8点(2012-09-28 12:24:00)
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