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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 新・仁義なき戦い 組長の首 ここからほぼ完全フィクションです。舞台を九州に変え、焦点を文太さん個人に当てた物語となりました。やや二枚目キャラだった広能昌三のイメージをぶち壊した前作の続きが観れなかったのは残念です。自分は三上寛の「返せー!」が好きなシーンです。[DVD(字幕)] 6点(2005-03-31 13:22:17) 2. 実録安藤組 襲撃篇 《ネタバレ》 横井英樹襲撃事件と35日間の逃亡を題材にした安藤自伝映画です。この映画はかなり実話に近いようですね。物語は、2千万の借金の取立て(当時、新興組織と呼ばれていた渋谷安藤組は不動産売買、興行を業務とする株式会社であり、従来のやくざ稼業から脱却、近代的組織として組を運営する企図で設立されたのだが、運営がうまくいかず、やむなく業務内容に賭博・借金の取立て業を加えたという)で東洋郵船会社社長の中江に追い返されてしまった安藤は幹部を集め中江襲撃の計画を練り実行する…といった内容です。やくざ映画の中でもアクションは少なく犯行後の逃亡生活に重きを置いたサスペンス的要素の強い作品ですね。警察から逃れるようなシーンは緊迫感が漂い、なかなか面白かったです。それにしてもこの映画が上映された頃、中江のモデル横井英樹は生きていたのに、よくまあこの映画が配給されたなぁと思います。7点(2004-10-10 14:37:45) 3. 実録・飛車角 狼どもの仁義 《ネタバレ》 「人生劇場 飛車角」の小山角太郎のモデルとなった人物、石黒彦市を主人公とした実録ヤクザ映画です。一匹狼を題材とした実録モノはなかなか珍しいです(この映画以外には「仁義の墓場」の石川力夫もある種一匹狼であるが)。生涯、一人の親分も持たなかったやくざの人生を描いています。この映画の面白いのは物語の中盤で主人公彦市さんが殺されるのですが、その経緯を時間を戻して後半で描く…といったなんだかパルプフィクションのような構成になっているところです。個人主体ドラマなのでこういった脚本は難しくないのかもしれないがやくざ映画では斬新ですよ。女郎(中川梨絵)との恋愛ドラマもなかなかいいですが、村岡健次(小林旭)との奇妙な人間関係も見ものです。7点(2004-09-23 14:16:50) 4. 女囚701号 さそり 最初、室田日出男さんに気づきませんでした。4点(2004-09-08 00:00:15) 5. 実録 私設銀座警察 《ネタバレ》 東映実録やくざ映画路線の中で極北に位置すると呼ばれる名作は「仁義の墓場」といわれているが、この「実録・私設銀座警察」もそれに並ぶ傑作といっていいだろう。すべての光明を闇に吸い込んでしまうブラックホールの如き作品なのだ。僕はこの作品を先に観た為、「仁義の墓場」を観たときの衝撃は薄かった。物語は、敗戦直後GHQ統制下の無法地帯と化した銀座界隈を舞台に復員兵やら戦前派博徒やらの愚連隊共が集結して暴力団を結成し、三国人や地元やくざとの縄張り争いに打ち勝ち、銀座を制圧した男達(通称“私設銀座警察”)の悪行の数々が描かれているエロ&ブルータル群像劇。僕が凄いと思うのは、殺人・放火・強盗・強姦・賭博・麻薬・売春・恐喝・拉致・監禁・拷問・乱交などこの世の悪徳・悪行といわれるほぼ全てがこの映画一本に描かれているところだ。まあ映画としていろいろと指摘されるようなところも多々ありますが、銀座の殺人鬼渡会菊夫役を見事に演じきった渡瀬恒彦さんと、これを制作してくれた当時の東映へのリスペクトの意も込めてこの点数なんです。10点(2004-08-23 21:58:34) 6. 新 仁義なき戦い 組長最後の日 うーむ。とうとう人物テロップまでなくなってしまったかこのシリーズ。ちあきなおみの旦那がフィリピン人の殺し屋役だったのは笑った。ちなみにこの後監督は脚本の高田宏治と「北陸代理戦争」(新・仁義なき戦いの名義で発表する予定だったが文太さんが主演しないのでやめたようだ)を発表した後、やくざ映画から足を洗っている。本人も限界を語っていたようだが、一番の原因は映画公開後に起きた事件だろう。主人公のモデル本人が殺されてしまった。とうとう映画が引き金となってしまったのだ。東映実録やくざ映画の制作作業はそれだけ危険を伴う企画だったと言えよう。そういった意味では深作さんや笠原さんを評価するだけでなく、命懸けプロデューサー日下部五朗さんなんかもちゃんと評価されるべき人物であると思う。5点(2004-08-16 18:57:18) 7. 書を捨てよ町へ出よう これぞまさにパンクロックのアティテュードでしょう。これが第一回監督作品だなんて!ピストルズ、ラモーンズ、ダムド、クラッシュ、ミスフィッツ、デッドケネディーズ等を愛する僕にとって寺山はその頂点に君臨する存在なのです。最大のリスペクトの意を込めてこの点数です。0点(2004-08-07 22:25:28) 8. 新仁義なき戦い(1974) 《ネタバレ》 実はこの映画はフィクション作品ではありません。勿論殆どは脚本による物語ではありますが、それまでの「仁義なき戦い」シリーズも脚本によって事実とはかなり異なった内容なので(特に広島死闘篇なんかは)僕はこれも実録モノにはいる作品だと思います。特に野崎(室田)と関(松方)が登場したことによって(2人ともちゃんとモデルがいます)真実的には「仁義なき戦い」の第一部後半(同じ佐々木哲彦射殺事件)よりも詳細です。シリーズ初登場の若山富三郎、安藤昇(チョイ役だが)など見どころも満載で(若山のホステスセクハラ場面は最高にカッコいいです!)これはこれで楽しめる作品だと思います。5部作ファンにもお薦めなのです。9点(2004-08-05 16:10:54) 9. 女囚さそり 第41雑居房 このシリーズはけっこうヒットしたみたいだけど、作品としては、まあ東映PV(ピンク・バイオレンスの略)の延長線上の域から脱却できない。梶芽衣子もこれより喪服なんか着ていたほうがセクシーなのでは?4点(2003-09-22 22:37:32) 10. 仁義なき戦い 完結篇 松方弘樹さんはこのシリーズで3回目(3役目)の登場ですが、それぞれ個性的で◎。この作品の高田宏治さんによる脚本もお見事です。[地上波(邦画)] 9点(2002-10-28 17:38:06) 11. 仁義なき戦い 代理戦争 組織の政治的背景が描かれた作品。キャスティングがいよいよ豪華で今いる俳優さんでは無理だろう。室田日出男フォーエバー!10点(2002-09-03 23:02:41) 12. 仁義なき戦い 頂上作戦 代理戦争の終焉を描く。個人的には一番好き。夏八木勲に鼻を削がれ、無惨に撃ち殺される“やっちん”、迷惑かけに戻ってきた男“松井”、出所間なしのイライラから一般市民を間違って撃ち殺す打本組員、顔に電気が点く“ゲンコツザッパ”、江田や山守相手に「あんたら、逢引の時にでも狙わんとこの人の命殺れんの?!」と啖呵きる“オメコ芸者”…などのチョイ役にも注目。10点(2002-09-03 22:52:36) 13. 仁義なき戦い 広島死闘篇 舞台は呉から広島へ。シリーズのなかでこの作品だけ山中個人に視点を置いて描いているように感じた。10点(2002-09-03 22:46:19) 14. 仁義なき戦い 若い血潮の予科連のぉ~♪わしはこれがええんじゃ。9点(2002-09-03 22:39:21) 15. 仁義の墓場 渡哲也東映第一作目。最後まで暗い映画だったけど面白かった。 脚本の松田寛夫と神波史男は主人公薬漬けの第一人者です。8点(2002-09-03 22:33:01)
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