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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. シュガー&スパイス 風味絶佳 《ネタバレ》 架空の町にあるかのようなガスステーションが異次元へと誘ってくれました。柳楽くんが沢尻エリカに本気で恋して傷ついたんじゃないかと錯覚してしまうほど、素晴らしい演技でした。ひたすら自転車を走らせたあげく、転んで叫んでうずくまる彼の姿に、不覚にも涙がぽろぽろこぼれてしまいました。傑作とは言えないかもしれないけれど、原作ファンもこれなら納得してくれるでしょう。最初の恋があるから、本当の恋にもいつか出会える。どんな季節を通り過ぎても、彼にはこのままでいてほしいと思うのは、大人の身勝手な願望かな(乃里子もそう思って別れたのでしょう)。But.ところどころ音声悪し(映画館のせいかもしれませんが)。[映画館(字幕)] 8点(2006-09-20 19:41:23) 2. 四月の雪 もともとホ・ジノ監督の映画は好きですが、期待に違わずやはり良い作品でした。余計な台詞が無くても、その後の展開や感情がきちんと解るように計算されていることに、いつもながら感心します。初めて結ばれる日の緊張と不安と悦びは、あの息遣いに見事に凝縮されていたと思うし、「何処へ行くんですか」「何処へ行きましょうか」というラストも、絶望の末の微かな灯りが見えたようで、救われました。しかし、ヨン様はこれのために肉体改造したんでしょうかね。あれじゃあファンはたまりませんね~。そして特筆すべきはソン・イェジンのふくよかな胸。女の私から見ても、もぉ~のすご~く魅惑的でした。しかし、なにをしてもチュンサンの影を引きずってしまって、ヨン様可哀想。それがマイナスの要因。[映画館(字幕)] 7点(2005-10-28 00:06:49) 3. 小説家を見つけたら 製作者にショーン・コネリ-の名前があって、監督がガス・ヴァン・サントということは、確信犯なんでしょうね。文学がテーマの作品ということで、台詞ひとつをとっても脚本家はとても気を使うのしょうが、見せ場ではやはり勝負するべきでしょう。アンナ・パキンとはどうなるでもなく、昔の友人とはまたバスケ仲間に戻る、というところは、今どき珍しいほど純な16歳という感じで逆に好印象。自分の可能性を頑なに信じたフリースローのシーンには思わずキュンときた。7点(2004-04-03 23:29:08) 4. シングルマン 監督第1作でもあるし、完成度を求めたわけではないのだが、かなり期待外れだった。とにかく、有無を言わさぬほどの美意識を見せつけてくれることを望んでいたのだが、評論等で言われているトム・フォードならではのそれは、さほど感じられなかったように思う。机上に整然と並べられた品々を真上から捉える構図など、逆に陳腐に見えてしまったし。細かいことを言えば、コリン・ファースは佇まいは美しいが、踊らせたり走らせたりするとかなりがっかりしてしまう。なにより、ジュリアン・ムーアのゲテモノ的な撮り方には驚いた。もしかして監督は彼女に悪意でもあるのかと思ったが、単に女に興味がないだけなのでしょう。あんな役を引き受けて見事に演じたジュリアンにこの点数は捧げます。[映画館(字幕)] 5点(2010-12-18 13:21:30)
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