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プロフィール |
コメント数 |
325 |
性別 |
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自己紹介 |
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1. 死刑台のエレベーター(1958)
《ネタバレ》 面白かったわ。 でも…どう考えても二人の幸せそうな写真は不倫の証拠にはなってもダンナ殺害の証拠にはならないわよね。 もうすでにジュリアンが全部自供しちゃってたんでしょうけど…。 「忘れ物して会社に慌てて戻ったらエレベーターに閉じ込められちゃったんです!」って言い張ればよかったのにねえ。 それにしてもあのバカップル! ヤツらさえいなければ今頃二人は幸せに…って違うか。 悪いことしたら必ずバレるってこと? うーん…イソップ物語じゃあるまいしフランス人がそんな教訓めいたことをわざわざ映画にするはずないわよね。 …服役後の自分の美貌の衰えを憂いながら「でも写真の二人はいつまでも一緒…」って虚ろな瞳で呟くジャンヌ・モローの強烈な存在感! 完全に狂っちゃってるわ。 …ってことでこの映画のテーマも結局はフランス人お得意の「愛の狂気」なんでしょうね、きっと。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-06-18 13:58:32)
2. ジャイアンツ
《ネタバレ》 アメリカの中でも独特なテキサスという土地が歩んできた歴史を、女性の自立問題とかメキシコ人への差別問題なんかも絡めながらベネディクト一家の変遷を通して壮大に描いたこの映画、ちょっとアレコレ欲張りすぎな気がしないでもないけど、さすがに見応えのある超大作だったわ。 でもアタシが何気に一番新鮮に感じたのは、自立するにつれて思い通りにならなくなる子供たちに悩む普通の両親の姿を、大スターのロック・ハドソンとエリザベス・テイラーが老けメイクまでして見事に演じきってることかしら。 戸惑いながらも子供たちに新しい価値観や生き方を教えられる親の姿を、まさかこの美男美女2人が演じるとはねえ。 ってことで家族ドラマとしてもけっこうな良作だとアタシは思ったわ。 そしてジェームズ・ディーン! 石油で大儲けしても結局最後まで満たされなかったジェットの姿は、この映画が遺作となった彼自身とどことなく重なってなんだか切ないんだけど…どこか屈折したような、脆さを秘めた哀愁漂う役柄はやっぱり御手の物よね。 …勝手に複数形にしちゃった日本語タイトルはやっぱりちょっと残念…でも映画史に残る作品であることに変わりはないわね。[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-04-24 16:52:13)(良:1票)
3. しのび逢い(1954)
《ネタバレ》 愛すべきダメ男、リポワ氏。 あんな困ったような上目づかいで見られたらアタシだって助けてあげたくなっちゃうわー。 言ってみれば映画全般どれだけ俺はモテるかっていう彼の自慢話なんだけど、ケッて思わないのはやっぱりジェラール・フィリップの美しさのせいかしら。 こんな男がいたら人生狂っちゃっても仕方ないわね。 ホホ。 でも、浮気グセってのは一生なおらないものよ。 こういう男には要注意だわ。 でも…惹かれちゃうわー。[地上波(字幕)] 6点(2008-01-22 11:45:21)
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