みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 白と黒のナイフ 《ネタバレ》 今思えば、悪名高き脚本家・エスターハスの奇跡的な傑作。観客の思考を巧みにミスリードする手腕は素晴らしい。小道具のタイプライターの使い方も含め、とても緻密なサスペンスに仕上がっている。もちろん、クローズ、ブリッジスの名演も文句のつけようがない。同じエスターハス脚本の『氷の微笑』が気に入った人も、しっくりこなかった人もこちらをどうぞ。というか、男女入れ替えただけなんだけどね、『氷の微笑』は・・・。 この成功から、エスターハスの暴走が始まったってことか。罪な作品だ。9点(2005-02-15 22:21:06) 2. 新宿純愛物語 みんな2点か・・・優しいね(笑)。深夜テレビで観て大爆笑。あの二人の演技はすごいね。特にヒロインの女の子は。当時人気のあったアイドルなのかどうかも知らないが、その後演技をする機会はもらえたのだろうか? ラストの格闘シーンもあまりの緊張感のなさと仲村トオルの大仰で棒読みの芝居に大笑い。本サイトの規定通り、「面白無さ過ぎて大笑いしそうな映画」なので1点。1点(2003-11-30 18:19:28) 3. ジョニー・ハンサム ハンサムって何なんだろう? この概念はいつも俺を悩ませる。女性みんなが惚れてしまうようないい男ってありえないしなぁ。中でも、作品タイトルにハンサムがつくと厄介である。観客の異論など受け付けず、彼はハンサムなのだから。本作のローク然り、ドラマ『ハンサムマン』のV6長野然り・・・。俺もHNを「ハンサム恭人」にするべきか検討中である。6点(2003-11-30 16:44:59)(笑:2票) 4. 13日の金曜日(1980) 《ネタバレ》 一度観ただけだが、ミステリーとしてもそれなりに楽しめた記憶がある。また思春期に観たので、エッチなシーンにドキドキしたもの。当時まだ経験のなかった俺は、「こんなヤツら殺しちゃえ、ジェイソン!」と訳のわからぬことも思ったりした。34のkazu_junさんのレビューを読み、真相に興味を持った。そこまで深い構造だったのか、ただ単に制作側がそこまで考えていなかったか? 個人的には後者のような気もするのだが・・・。7点(2003-11-28 19:42:41) 5. シャイニング(1980) 《ネタバレ》 "All work and no play makes Jack a dull boy"__古くからある諺がまるでこの作品のために創作されたかのように感じてしまうほどうまく使われている。ラストの雪の中でのチェイスもめまいがするほど幻想的。惜しむらくはジャック・ニコルソンの起用。さすがに終盤の狂気は素晴らしいが、あれでは初めから狂ってしまっている。真面目な男が次第に狂っていく過程を体現できる役者はほかにいなかったのだろうか?8点(2003-11-28 17:30:25) 6. 7月4日に生まれて 《ネタバレ》 クルーズ渾身の演技はある程度評価してあげてもいいところだろう。序盤のベレンジャーの軍服姿がまばゆいほど格好良く、特別出演ながら本作のテーマを浮き彫りにしている。すでに多くの方がご指摘の通り、正義の名の下に軍事行使を正当化するアメリカ批判こそがストーンの主張なのだろう。『JFK』の犯人特定と違い、本作のような主張は扱った人物の人権侵害になる可能性も低く、個人的には許容できる。7点(2003-11-28 14:36:17) 7. シー・オブ・ラブ 俺が初めてA・パチーノを観た作品。しわがれた声にやつれはてた顔。これが名優と呼ばれている俳優なのかと少々拍子抜けして劇場を出た記憶がある。まぁ、今思えばアル中からの復帰作で、肩慣らしというところだったのだろうが。作品としては、サスペンスの張り方が下手で、定番の疑心暗鬼の緊迫感すらあまり感じられない。しかし、主題歌の良さゆえそれなりにまとまってみえるのも事実。5点(2003-11-28 13:00:17)
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