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1. ジャック
僕が初めてこの作品を観たのはたぶん中学生のときだと思う。まだ、何も考えずに、別に好きでもなく興味もないのにただボーっと映画を観ていた時。子供ながらにすごく感動したのをずっとこの年になるまで覚えていた。記憶が正しければこの映画を観て僕は初めて映画で泣いたと思う。7、8年たって久しぶりにこの作品をみた。どこで子供のとき泣いたのかはぜんぜん覚えていない。しかし今回は、最後ジャックのようになりたい。という作文のところで泣いた。子供が書いたとは思えないような優秀で詩的な作文だった。そんなことわかっていても泣いた。きっと子供のときの僕は、作文に対して「ありえないよ」なんて感情はいだかなかっただろう。最後のジャックの演説を、その前の作文と較べて、「しょぼい」なんて思わなかっただろう。きっと僕が子供の時は、すべてを真実としてみて、感じていたんだろう。秘密基地。映画と同じように木の上に作ったなぁ。
そんなことをこの作品をあらためてみて思った。なんか今の自分がむなしくなった・・・。8点(2004-09-01 20:42:29)《改行有》
2. ショーシャンクの空に
《ネタバレ》 僕は刑務所で最初に泣いたのは実はアンディーだと思う。まぁ、それはいいとして、なんだろうすごい考えさせられた。刑務所でもそこに長くいるとそこが自分の世界になってしまう、そこでの日常に慣れてしまう。みんながそうなってしまう中で彼だけはそうなってはいない。ビールをあげたり、図書館を作ったり、勉強させたり、音楽を聴かせたり、きっとこれらはアンディーがみんなに伝えたかった「希望を持て」というメッセージなんだろうと思う。レッドにハーモニカをあげるのも。しかしレッドはハーモニカを吹くことはできないし、他のやつらも刑務所での自分の位置、存在に甘んじていて外に出たときにそれが崩壊するのが怖い。僕はアンディーの選択が正しいとは思わない。人間社会という大きな枠組みの中で自分の存在意義を見つけるのはとても難しい。刑務所という小さな枠組みでも、自分の居場所がそこにあるとするならばそこに甘んじてもいいのではないか?9点(2004-01-05 00:24:04)
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