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1. Jam Films
新進気鋭の日本映画監督の短編を集めた作品。一個ずつ取り上げるのも面倒なのでよかったのだけ。「月とキャベツ」コンビの作品はテンポ良くいい感じでした。っていうか山崎まさよしは演技じゃなくてほぼ素なんだろうな。篠原涼子はもっと役者として評価されていいのに、昔の仕事が足を引っ張ってるんだろう。可哀想に・・・。行定監督のはちょっとやりすぎかな。短編ってのを意識しすぎてるみたいでした。それとは逆に岩井監督のは奥行きがあってよかったな。演者が広末一人であそこまでになるのは監督の実力なんでしょうね。短編を毛嫌いしていたけどその悪いイメージを払拭するに十分な作品集でした。7点(2004-06-03 01:08:14)
2. 十二人の怒れる男(1957)
《ネタバレ》 名前も職業も知らない陪審員たちのやり取りが最高です。舞台はほぼあの一室だけ。音楽もほぼなし。たった12人の動きと言葉だけでこれほどまでの映画が作れるなんて・・・。今の陪審員制度はどうなってるかはわかんないけど、彼(陪審中は名乗らなかったので)みたいな人がたくさんいるわけではないのであんなに簡単に人が裁けてしまうのは怖いけど、検事と弁護士だけで決まってしまうよりはその陪審員が判決を背負えるならいい制度かもしれない。。頭からこうだと決め付けている人に対してあそこまで冷静で公平でいられる人がどれだけいるのかな。俺には出来ないな。Reasonable doubtという一言。この一言がいかに重要か。ある疑問があったらちゃんとその疑問が疑われたか、そういう時間、場所が与えられたか?いやー素晴らしいお話です。とにかく集中して見れる大傑作!!10点(2004-06-03 01:02:10)(良:1票)
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