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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 仁義なき戦い 代理戦争 チンピラどもの実働だったこれまでとは違い近作は所謂「政治」が中心。こういう一つのテーマに偏った作りが出来るのはヒットするとわかっているシリーズモノの強みか。あくまでも中間であって勃発も決戦も無いのだが、何も回答がないからこそ味のある作品になっている。いや~決戦の足音がヒシヒシと聞こえてくる。そこへ至る盛り上げ方が上手いね。[DVD(邦画)] 8点(2006-01-11 11:12:06) 2. 仁義なき戦い 広島死闘篇 広能が中心の話ではなくシリーズのコンセプト・方向性を示す補足編のような役割を持っている番外編的位置付けであるため、シリーズの中では異色のエンターテイメント性を持つ。ということもあり面白さこそあるのだが、最後「若者の~」という補足で誤魔化してはいるがほとんど暴力黙認映画となってしまっている。本来決してそのような映画では無いのだが、この辺りの処理のまずさがのちのバトルロワイヤル問題などに繋がってゆくのだろう。仁義無きシリーズのうち特に本作品に多大な影響を受けたと思われるクエンティン・タランティーノはこの辺りの描き方が上手い。単品としてはそこそこ楽しめるがシリーズの中ではあってもなくても良い存在。[DVD(邦画)] 7点(2005-12-28 14:57:01) 3. 仁義なき戦い 仁義無きを謳っているだけありゴッドファーザーのような「ファミリー」とは無縁、絆など皆無の「個人同士の」縄張り争いを延々と描く。権力や感情の所在を描く力が薄弱でそこで話をわかりにくくしていると思うが、実録とはそういうことなのだろう。ヤクザ組織というよりタランティーノのように組織をあえて薄く、個人に焦点を当て、このテの映画は映像的には面白くても評価的には大ハズレすることがあるが、さすがに実話が基だという説得力があるためドキュメンタリータッチで楽しめる。シリーズを通し抗争が全て理解できればこれ以上の点もこれ以下の点を有りうるが現状はここに留めておく。[DVD(邦画)] 8点(2005-12-07 05:16:57) 4. 新・猿の惑星 タイムトラベル話によくある、こういう現代人側、未来人側両側からの「カルチャーショックの衝突」話が好きなので前作よりは楽しめた。次回へのつなぎに徹して前作のようなグダグダラストが無かったのが良かったのかも。[DVD(字幕)] 7点(2005-11-10 05:50:07) 5. JAWS/ジョーズ サイコを見た直後ということもあるが、サイコと音楽の演出技法や映像の使い方など類似点が見られる。単なるパニック映画ではなく「海の殺し屋」が主役の殺人スリラー映画的感覚が観客を惹きつけるのだろう。そして主役があくまで人間である殺人鬼ではなく能力の底や行動様式(生態)を我々があまり知らないサメであるということがスリルを倍増させている。ジュラシックパークのように次々と登場人物を殺すのではなく、タイミングの巧さで恐怖を煽るのも見事。(両方スピルバーグだがw)見る前の疑問はなぜ単なるサメの映画がスピルバーグの代表作になりえるのか。見て納得。[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-08-27 17:19:28) 6. 地獄の黙示録 ジャングルのクルーズはアナコンダとかのほうが迫力はあるし、ベトナム戦争映画としてはプラトーンが秀逸で、評判ほどいい映画とは思わなかった。特にカーツ大差が出てきてからは退屈で脚本に問題あり。むしろ評価されるのは撮影手法とか技術、演出のほうだろう。[DVD(字幕)] 5点(2005-08-27 16:47:00)
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