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1. シュリ
《ネタバレ》 ロミオは家同志の対立だが本作は国家同士の対立。
恋人が実は敵国のスパイだったということに気づかない諜報員もどうかと思うが、異民族ならまだしも同じ言葉を話し顔つきも変わらない同胞が殺し合わなければならないという現実の状況を題材にしたところに詩が生まれた。
主役はジュンオンなのかミョンホンなのか。
ジュンオンは筋を追いかける対役で、
ミョンホンが真の主役。
スパイとしての使命を全うするか、愛に生きるか。
ジュンウオンが最後にためらいなく撃ったのが冷厳な現実を反映していてよい。
後に残る留守番電話。
来ないで、といいつつ会いたい、という言葉に彼女の葛藤、主題が現れる。
アクションが激しかったり、いいときに助けが来たり、諜報部に民間の熱帯魚が入ってきたり、いろいろおかしいが本筋のところはいい内容だった。
さらに言えば、本作が韓国でタイタニックをこえる大ヒットとなったことに、アクションも貢献したろうが、祖国統一万歳、という本当の意味のところで人々がどう思ったのだろうか。
ちょうど南北会談が大々的に報道されていたのでいろいろ思うことはありますがまた別の機会で。
PS エンディングに流れる曲がすばらしい。[DVD(字幕)] 7点(2020-01-12 22:20:28)《改行有》
2. ジーン・ワルツ
《ネタバレ》 人気原作を忠実に映画化したため、ストーリーが広がりすぎて、絞れば良かった。扱っている問題は産科にかかわる物と、生命倫理。ムトウショウの子を堕胎して記念写真を撮り光を見せたいという神経が理解できない。代理母も件も現実感が感じられない。取り上げる問題には関心がそそられるが、解決が一方的すぎて、違和感を感じてならない。
妊婦たらいまわしは何故起きるのか。事前に診察して席を確保していないからでないか。
代理母までして子を持つ倫理に正義はあるか。
面倒だから堕胎する、相手の署名があればいい、という書類だけで通る物か。
「じゃあ早くしろよ」と乱暴な口調になった大杉漣の演技は原作がもう少しあったのではないか。路上駐車に「ここは困ります」と七三分けの点も描写不足。
望む患者を全て受け入れるという方針の現実感。
大森南朋は役者の使い方としてどうなのか。
医療事故ですぐ捕まる物か。訴訟が多いからなり手がいないのは事実か。
いろいろ問題提起はしていそうだ。
でもブラックジャックによろしくに全然追いついていない。
あるが、娘の子を母が代理するという設定は面白かったが。若い子の改心はありきたりだが、出産とその後のシーンはいい演技をしていた。桐谷美玲。粗暴な言葉、ガンを飛ばす。教え子に似ていたのかも知れない。菅野美穂を観たくて借りたが予想通りの作品。[DVD(邦画)] 2点(2020-01-12 22:17:13)《改行有》
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