みんなのシネマレビュー |
|
21. シービスケット 《ネタバレ》 私にとっては、「涙を流して感動する」ほどの作品ではありませんでした。期待感が9点くらいあったので、正直言って「ガッカリ感」が強いです。人間ドラマを描くには、2時間ちょっとで主役クラスが3人では多すぎです。たとえば、同じ人間の目線でも、主戦ジョッキーが引退後に人生を振り返るような形で、トビー・マグワイヤの目線だったら違った印象になったかもしれません。調教師役のクリス・クーパーがいい味を出していましたね。ああいう抑えめの演技も好いが、これがレースに負けた直後にいきなり上着をむしり取って突然ダイナマイトを見せつけるような役だったら……(←違うって?(笑) 参照:「アメージング・ハイウェイ」)。 でも、J・J・アノーの「小熊物語」や「トゥー・ブラザーズ」のような演出方法の方がしっくりくる身としては、やはり馬の目線で描いて欲しかったという気持ちが強いです。できれば、彼が生まれた頃からのね。 個人的にいちばん印象に残ったのは、ゲイリー・”顔がデカイ、アゴがデカイ”・スティーブンス!(笑) JCでゴールデンフェザントで優勝したジョッキーですぜ、旦那ぁ。それと同じくらい彼の登場には衝撃がありました(笑)。しかも、最後のレースで美味しいところ持って行っちゃうし(笑)。あれはどう見ても八百長でしょう?(笑) ま、そんなことは抜きにしても、久々に強腕の手綱さばきを堪能しました。やっぱり本物の一流ジョッキーは追い方が絵になるね。7点(2004-12-02 16:20:00)《改行有》 22. シャークアタック<TVM>(1999) 《ネタバレ》 1999年製作とは思えないほどローテクの嵐が炸裂するC級映画です(笑)。こういうの大好きなんだよな。いきなり鮫のエサにされてしまうダイバーが何者なのかわからず始まるオープニングは、「つかみはオッケー!」って感じですよ。で、その謎を解き明かすため(だけじゃないけれど)にアフリカに派遣される研究者が、ぜんぜん頭好さそうに見えないのもご愛敬。さらに、単なる漁師でタクシー運転手なロン毛の脇役がとっても好い味出してます。でもあんなにドライビングテクニックがあるなら、もっと別の道を歩めば好かったのにね(笑)。 ところで、主人公のライバルになる科学者、怪しいと思わせて実は好い奴だったかも知れないのにね。私には、あんなにムキになって主人公が糾弾するほど悪いコトしていたとは思えないんだよね。もし研究が成功していたらどうなったかわからないジャン。で、あらゆる陰謀が渦巻く中、突然現れたBPがらみの話には、もう大爆笑でした。 (1)そんなところにいきなり出てくるのか? (2)その利権を得るためにする陰謀がちゃちすぎる! などなどね。でもホントにそんなことで利権得られるの?誰か教えてください。 で、最後に。あのブロンドのねーちゃん、実はけっこう好みだったりして(笑)。7点(2004-08-17 10:24:52)《改行有》 23. 白い巨塔 《ネタバレ》 加藤嘉の役どころが好いですね。医者としての良心や、信念をもって事に当たるという態度は、他の医者にも見習って欲しいものです。仲間内で連んで、学校の権威にこだわるという態度は非常に胸くそ悪いものです。医者の立場の描写が中心になってしまうため、後半の焦点である医療過誤裁判のシーンがおざなりになってしまったのは非常に残念であり、欲求不満が残るものであります。21世紀の現在でも医療過誤裁判というのは、医師側に有利な判決が出がちなものですが、当時であれば、医療専門の弁護士も少なく、専門的知識の面や証拠保全の面で、巨大なブラックボックスである大学医学部に有利に働くことは推察されます。結論は最初からわかっていたような裁判であるだけに、もう少し審理過程の盛り上げ方があったのではないかという気がします。まあ、ただでさえ難解な医学用語の上に法律用語が絡んできたら、一般大衆の理解は難しいでしょうから、それは無理なんでしょうけどね。ところで余談ですが、藤村志保は同じ年に「大魔神」に出てるんだねえ。当時27才にしては若く見えるんですよね。台詞下手だけど、好きなんで許します(笑)。それにしても(←口癖(笑))、今あれだけのメンバーを揃えて撮ったらすごく豪華だね。でも、イタコをたくさん呼んで役者揃えないとな(苦笑)。7点(2004-05-29 21:46:27) 24. 新・刑事コロンボ/汚れた超能力<TVM> 文字通り命懸けの引っかけをするあたり、頑張ってるけど、一方で卑劣で汚いコロンボが前面に出た作品ですね。マジシャンや子供を小道具に使うのはお約束のようなパターンだね。7点(2004-03-04 23:49:42) 25. シザーハンズ 観てないと思ってたら、3回は観ていた(笑)。書いてなかったね、レビュー。最初は変わった奴としてコミュニティーに歓迎されてきた”エド”が、ちょっとしたことがきっかけで、疑われ、駆逐されていく様が、シニカルに描かれていたわけですね。おとぎ話に置き換えて話すという設定ではありますが、内容は子供向けというより、社会のいろいろな面を知っている大人向けのファンタジーなんでしょうね。ラブストーリーとしての側面は、私にはあまり受け取れませんでした。それよりも、怪物として駆逐される彼の悲劇の方が重点に感じられてしまったので。発明者の運命も皮肉だね。7点(2004-02-25 15:54:22) 26. 6デイズ/7ナイツ 《ネタバレ》 あれ、書いていると思ってました。アン・ヘッシュの高慢知己な女が、実はちょっと私の心を鷲掴みです(笑)。ハリソン・フォードはお腹がたるんじゃったけど、ハン・ソロのような雰囲気と、にやけた笑い顔がイケてます(笑)。不時着時に、あんな突っ込み方でデハビラントが無事でいる可能性も低いだろうとか、道具が揃いすぎているとか、海賊があんなに真剣におっかけてくるだろうか?とか、真上に撃った砲弾がまっすぐにあんなに早く落ちてくるはずがない!とか、突っ込みどころ満載なんですが(笑)、まあいいでしょう。そこの素敵な女性、誰か私と一緒に遭難します?(笑)7点(2004-02-09 10:43:11) 27. ジングル・オール・ザ・ウェイ たった一個のおもちゃのために必死になっている父親が如何に馬鹿げた騒動を起こしていたって、それは子供のためにやっていることなんだから、勘弁してあげてね(微笑)。7点(2003-12-28 00:13:36) 28. 少林寺 少林寺2も阿羅漢も、やってることはすべて同じに思えてしまう(笑)。しかし、本作はその第1弾として続く2作よりもまとまりがあって楽しめる。ジャッキー・チェンの軟派の動きに対して、素早い速さの硬派の拳法は、リーが若いこともあり堪能できる。でも、↑の俳優名は”ジェット・リー”ではなく、"リー・リンチェイ"にしないとねえ。7点(2003-12-06 04:24:41) 29. 七人の侍 「荒野の七人」との評価論争があります。まあリメークと本家の関係は難しいモノがあると思います。世間的な評価は高いようですが、わたし的には「荒野の七人」の方がずっと好きです。なぜか?それは私が単純バカなので、内面の葛藤を淡々と描写する黒澤の手法よりも、動きで魅せるジョン・スタージェスの演出方法の方が理解しやすかったからだと思うのです。雨の中の合戦シーンは、モノクロの効果もあって迫力ある映像になりましたが、首魁である勘兵衛の悟りきった態度に感情移入できず、菊千代の頑張りを観ても、客観的に外から眺めているという感じで、戦国時代の村に入り込めない気持ちが強くあるのです。それに対して、"荒野"の方は、メキシコの村に入り込めた気がしました。ブロンソンやコバーンが仲間のように思えました。これは個人的な感情なので、仕方ないことだと思います。批判めいたことを書いているように受け取られそうですが、時代劇として客観的に楽しめる作品だとは思います(・・・って、こんなこと書くと、黒澤天皇に対する”不敬罪”ですかね(汗))。7点(2003-12-06 01:26:45)(良:1票) 30. 十階のモスキート 実際にあった事件をモチーフにした作品ですね。内田裕也が冴えない警官を好演しています。中村れい子、宮下順子、風祭ゆきってだけで、もう嬉しくなります(←何が?(笑)) やっぱり犯罪はいけませんね。映画の中だけで楽しみましょう。7点(2003-12-03 16:36:11) 31. 勝利への脱出 《ネタバレ》 「大脱走」と「ロンゲストヤード」を足して2で割ったものでしょう。当時の一流サッカー選手が技を見せるシーンは楽しかったですね。どうせなら勝ってから脱出すれば好かったのにと思うのは私だけ?7点(2003-12-02 01:25:07) 32. ショート・サーキット 無機物であるロボットを擬人化して生命を感じさせる手法というのは、昔から映画で扱われたテーマであり、本作もその系列ということになるでしょう。戦闘用に開発された”ジョニー5”がステファニー(アリ・シーディ)と知り合い、”人間的”になっていくというありきたりなストーリーですが私は好きです。”ナイト・フィーバー”するシーンは笑えます。「E.T.」と「ウォーゲーム」が好きな人なら楽しめるのではないでしょうか(微笑)。7点(2003-12-02 01:23:12) 33. 十戒(1956) 壮大なテーマを扱った一大スペクタクルなのだが、今の目で見ると、どうも中途半端に終わってしまった感じが否めない。有名な出エジプトの紅海が割れるシーンは圧巻だが、それ以外が印象に残らなかった作品。ユル・ブリンナーのエジプト王は好かった。7点(2003-12-02 01:16:55) 34. ジャズ大名 ビッグバンドになって延々と演奏を続けるシーンが印象的な楽しい作品ですね。7点(2003-12-02 01:04:37) 35. ジャガーノート 今は亡きリチャード・ハリスが爆弾解体作業をするシーンは今観てもハラハラドキドキします。いかにもイギリス映画という感じの役者が勢揃いして、いい雰囲気です。7点(2003-12-02 01:03:46) 36. シノーラ 「荒野の用心棒」の焼き直しという感じもしますが、そこそこ楽しめます。ラロ・シフリンの音楽はなかなか好い感じです。この頃のイーストウッドは好かったなあ。ロバート・デュバルは最近はいい人ばかりですが、この頃は悪役が似合っていましたね。7点(2003-12-02 00:36:21)(良:1票) 37. シティヒート(1984) 面白かったですよ。M・R・サイケデリコンさんおっしゃるとおり、たしかにあの銃は強調されていますね(笑)。ただ、わたし的にはバート・レイノルズ要らなかったなあ。イーストウッドだけで観たかった気もします。7点(2003-12-02 00:31:28) 38. 七年目の浮気 女性の皆さん、男って奴は暑いとついつい妄想がふくらんでしまうんです。すみません(笑)。「マリリンとアインシュタイン」で出てくるのは、この映画の撮影をしていた頃の設定ですよね。自分の女房がスカートヒラヒラではたしかにディマジオが怒るのもわかりますが(笑)。まあ、馬鹿な男のおバカな妄想を許してやって下さいな(平身低頭)。この映画のマリリンも魅力的でした。7点(2003-12-02 00:29:18) 39. 少林寺木人拳 あはは、みんなやってるんですね、木人のまね(笑)。あの木の人形だけが妙に印象に残っていて、それ以外のストーリーはまったく飛んじゃっているんですよね(苦笑)。でも、そうやって心に残るって大事なことだよね(←って残ってないジャン(笑))。でも楽しかったので、平均点です。7点(2003-11-20 18:21:15) 40. 白い肌の異常な夜 優しそうな女性ほど怖いっていう典型ですね。男はやっぱり馬鹿なんだよな。足切られたってわからないんだから(苦笑)。7点(2003-11-20 10:45:22)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS