みんなのシネマレビュー |
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21. 処刑人 最近デスノートが流行ってただけに結構タイムリーな映画。実際にキラ的な者が出現した場合社会がこのような反応になることは決して否定できない。対立側も描いたデスノートと比べると描き方安易過ぎる上に勘違いアーチストしちゃってる点が鼻につくが。もうちょっと慎重に扱うべき題材だったのでは[DVD(字幕)] 5点(2006-10-17 01:06:04) 22. シルミド/SILMIDO 国家の対外的評価を歪めかねないものを映画化してしまった関係者達に拍手です。実話とは違うなんて必死の弁論が聞こえてくる時点で実話なんでしょう。実行前の指揮官のあの演説、何ですかあの迫力。あんな小さな国がよくもこんな事件を抱えていたもんですね。デモ行為の激しさを見ればわかるが、考え付くと一気に燃え上がってしまって後先考えずに行動してしまうのは国民性なんでしょう。出来ればあまり係わり合いにはなりたくないが、外部から観察するには本当に楽しい国です。[DVD(字幕)] 9点(2006-05-19 18:22:26) 23. ジョンソン一家の ババババケーション 見所は無いごく普通のB級ドタバタコメディ。この程度でエンターテイナー名乗るなよ。[DVD(字幕)] 4点(2006-05-15 15:34:31) 24. 仁義なき戦い 代理戦争 チンピラどもの実働だったこれまでとは違い近作は所謂「政治」が中心。こういう一つのテーマに偏った作りが出来るのはヒットするとわかっているシリーズモノの強みか。あくまでも中間であって勃発も決戦も無いのだが、何も回答がないからこそ味のある作品になっている。いや~決戦の足音がヒシヒシと聞こえてくる。そこへ至る盛り上げ方が上手いね。[DVD(邦画)] 8点(2006-01-11 11:12:06) 25. シェーン 無駄に力をひけらかすことも無く(彼自身は自分が正義ではないことも知っていた)じっと耐えていたがお世話になった主人と、何よりその妻や子供に危機が及ぶようになると命を張って戦う、ああ、日本人の心(?)サムライ魂だよ。一方で典型的西部劇ヒロイズムも合わせ持つ作品で、それに拒否反応が出ない限り西部劇としては最高傑作。悪役の言い分もオヤジの意地もオヤジの妻とシェーンの間にある感情もシェーンに憧れる子供の気持ちもみんな理解できる。シェーン、カムバーク。ええ話や。惜しむらくは子供に眉毛があれば[インターネット(字幕)] 9点(2006-01-07 15:45:53)(笑:2票) 26. 仁義なき戦い 広島死闘篇 広能が中心の話ではなくシリーズのコンセプト・方向性を示す補足編のような役割を持っている番外編的位置付けであるため、シリーズの中では異色のエンターテイメント性を持つ。ということもあり面白さこそあるのだが、最後「若者の~」という補足で誤魔化してはいるがほとんど暴力黙認映画となってしまっている。本来決してそのような映画では無いのだが、この辺りの処理のまずさがのちのバトルロワイヤル問題などに繋がってゆくのだろう。仁義無きシリーズのうち特に本作品に多大な影響を受けたと思われるクエンティン・タランティーノはこの辺りの描き方が上手い。単品としてはそこそこ楽しめるがシリーズの中ではあってもなくても良い存在。[DVD(邦画)] 7点(2005-12-28 14:57:01) 27. ショウタイム 特に大きな見所があるわけでもないバッドボーイズに高得点をつけたくらい刑事モノのアクションコメディは好きなのでデニーロとエディマーフィーが組んだとなるともう盲目的に見てしまう。大根役者を演じるデニーロがケッサクで、あまりにもいつもと違うためまるでやる気の無いように取られるのも仕方が無い所か。デニーロはマフィア映画は別として、普通のアクションやるならこういうアクションコメディのほうが生きてると思うけどなあ。この系統はオキマリになりがちだが二番煎じにならないようにTVショウを絡めたストーリーも退屈しなくて成功。もっとコメディコメディしても良かったけどね。[DVD(字幕)] 8点(2005-12-25 14:52:43)(良:1票) 28. ジングル・オール・ザ・ウェイ 面白いがここまでバカバカしくする必要はあったのだろうか。飛びまくるシーンは何だろう。こち亀か?いろいろと幼稚な映画というのも見てきたがここまで幼稚さ(子供だまし感)を感じた映画はアニメ以外では初めてかもしれない。いや面白いけど。シュワはコメディやるならデニーロのように声質まで変えてやって欲しい。真面目にコメディ演じるいつも通りのシュワが売りなのかもしれんが。[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-25 14:30:17) 29. 仁義なき戦い 仁義無きを謳っているだけありゴッドファーザーのような「ファミリー」とは無縁、絆など皆無の「個人同士の」縄張り争いを延々と描く。権力や感情の所在を描く力が薄弱でそこで話をわかりにくくしていると思うが、実録とはそういうことなのだろう。ヤクザ組織というよりタランティーノのように組織をあえて薄く、個人に焦点を当て、このテの映画は映像的には面白くても評価的には大ハズレすることがあるが、さすがに実話が基だという説得力があるためドキュメンタリータッチで楽しめる。シリーズを通し抗争が全て理解できればこれ以上の点もこれ以下の点を有りうるが現状はここに留めておく。[DVD(邦画)] 8点(2005-12-07 05:16:57) 30. 女王陛下の007 シリーズ第6作。今回はとにかくスタントとカメラマンが良い仕事をしたとしか言いようが無い。凍結した道の上でのカーチェイス、車相撲やスキーチェイス、ボブスレーチェイス、ロープウェイでの綱渡りとアクションがバラエティに富すぎ。印象的なラストシーンまで含めて第2作と並ぶシリーズ最高傑作のうちの一つでしょう。第2作よりも機知に欠けていたので2作目よりは点数を低くしてありますが並ぶほど面白い作品です。ボンドが単発代打になったが特に問題なし。スキー場で感じるあの白々広々とした清涼的な開放感に溢れる作品です。[DVD(字幕)] 8点(2005-11-29 19:23:40)(良:1票) 31. 知らなすぎた男 本人はそのつもりは無くても、自然と問題をクリアして話がつながっていくという定番の喜劇を現代風にアレンジしたものですね。このテの話は大好きなので楽しめました。巻き添えを食った「被害者」が殺されてしまったりと笑い話じゃ済まないクロさはありますけど。『知らなすぎた男』というパロディな邦題もイイ!![DVD(字幕)] 9点(2005-11-26 00:27:12) 32. 市民ケーン なるほど、彼は最後まで薔薇の蕾の頃を追い求めて死んでいったということか。しかしこの映画の評価についてはそこに納得して終わり。パンフォーカスなど何のことやら全くわからない。映像的にはこれより古いバルカン超特急などのほうが斬新であった。他にもこれより古い映画でももっと斬新な、いわゆる「古さを感じさせない映画」は多数ある。この時点で既にマスメディア、政治の本質を啓発してしまっていることが今異常に過大評価される原因だろうか。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-11-22 08:38:18) 33. ジュラシック・パーク 恐竜をCGで動物園に再現し、主人公達が観客と共にそれを見て回る映画。皮肉SF的なストーリーも付いており入り方は良し。その後何か子供向けなアクション映画になっているが、恐竜の魅力の一つである「力」を描くためなら仕方が無い。少なくともストーリーの質もシリーズ3作の中で飛びぬけているし、恐竜をかつて無いクオリティで映像的に再現してくれたことにとりあえず満点。[地上波(吹替)] 10点(2005-11-17 15:56:24) 34. 新・猿の惑星 タイムトラベル話によくある、こういう現代人側、未来人側両側からの「カルチャーショックの衝突」話が好きなので前作よりは楽しめた。次回へのつなぎに徹して前作のようなグダグダラストが無かったのが良かったのかも。[DVD(字幕)] 7点(2005-11-10 05:50:07) 35. ジャンヌ・ダーク ジャンヌ・ダルクの伝記を初めて詳しく知ったのだが、あまりにも内容が眉唾モノすぎて入り込めない。ただのアブナイお嬢さんだよなあ…制作費をじゃんじゃんかけまくった割に戦闘も裁判も中途半端で、しかも前半がダラダラ長くどこで楽しめばよいのかよくわからなかった。[インターネット(字幕)] 2点(2005-11-07 18:53:44) 36. シンドラーのリスト 多くのユダヤ人を救ったという欧州版杉原千畝、オスカー・シンドラーの実話に基づく映画。「光の魔術師」スピルバーグがあえて全編モノクロに臨んでいるわけだが、単に技術の問題に過ぎなかったとしてもかつてのモノクロ映画には実際モノクロならでは、モノクロでこその味があるということは誰もがわかっているわけだが、それでもあえてモノクロに臨もうという監督はなかなか居ない。それをこれだけの大作で見事にやってのけてしまう。「光」を手の内に入れてしまっているスピルバーグだからこその芸当であろう。モノクロだからこそ伝わってくる時代感が浮き出ていた。自分は何の予備知識も無くこの話を見たが、シンドラーは単なる絶対主義者であって典型的な企業経営者にしか見えなかった。利己的に自分の理論で動いていたら結果的にユダヤ人を救ってしまったというような。そういう印象を与えたとすれば非常に中立な映画という事が出来るだけに「もっと救えた」という台詞だけが余分だった[ビデオ(字幕)] 8点(2005-08-27 17:24:31) 37. JAWS/ジョーズ サイコを見た直後ということもあるが、サイコと音楽の演出技法や映像の使い方など類似点が見られる。単なるパニック映画ではなく「海の殺し屋」が主役の殺人スリラー映画的感覚が観客を惹きつけるのだろう。そして主役があくまで人間である殺人鬼ではなく能力の底や行動様式(生態)を我々があまり知らないサメであるということがスリルを倍増させている。ジュラシックパークのように次々と登場人物を殺すのではなく、タイミングの巧さで恐怖を煽るのも見事。(両方スピルバーグだがw)見る前の疑問はなぜ単なるサメの映画がスピルバーグの代表作になりえるのか。見て納得。[CS・衛星(字幕)] 9点(2005-08-27 17:19:28) 38. ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 主人公を無実の罪に設定、「みんな無罪」というセリフで全員の罪をアヤフヤにし犯罪者達に対する反感を薄らげようというミエミエの演出。他にも製作者の意図が丸見えの下手な演出で法制度の矛盾を皮肉るだけに留まらずあわや犯罪者を正当化する所だったアブナイ映画なのだがそんなの無視して楽しめば良いのでは。美しいヒューマンドラマですから。この映画が単純に感動大作として評価されてるうちはこの国は安全だと思いますよ。ちなみに脱獄モノとしてかなりの傑作なんですが、これは大脱走やアルカトラズみたいに最初から脱走するというのがテーマな映画ではないので脱獄するということは知らずに見たほうがいいかもしれませんね。ネタばれマークつけときますが[DVD(字幕)] 9点(2005-08-27 17:16:47) 39. ジュラシック・パークIII 迫力とか自体は1とも2ともそんなに変わってないだが、恐竜パークの説明からストーリーが始まった皮肉SF的なストーリーの1が最高峰としてその後2作はどうもドタバタパニックでしかない印象。前々作、前作でほとんど目立たず不満だったプテラノドンをしっかり描いてくれたのは良かったのだがストーリーはやけに短いし、陳腐なアメリカン家族愛なストーリーは少し寒かった。標準以上の映画だと思うが不満に感じるのは少しマンネリか。あと個人的にティア・レオーニの役が利己的な上に煩く不快だった。これも演技力があるということなのかもしれないが…[DVD(字幕)] 7点(2005-08-27 17:13:20)(良:1票) 40. 12人の優しい日本人 名作『十二人の怒れる男』のパロディ。見事にジャパナイズされている。脚本は古畑の三谷だけありB級推理小説並だった本家よりも複雑。しかし様々な「思想」を書ききった本家のような本格社会派映画ではなくあくまでも個人の性格差レベルに留まっている所が本家より劣る。いや、確固たる思想を持たず他人に流されることが多い日本人を描いたのだろう。もともと本家は謎解きは二の次なだけに事件の謎解きを中心近くに置いて逆に深さは無くなった[DVD(邦画)] 8点(2005-08-27 17:05:03)
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