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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. 新・少林寺伝説 《ネタバレ》 冒頭で清朝VS少林寺の説明から始まったので、かなりスケールのでかい話を想像したのですが、思いのほかスケールがちっちゃくて、逆にびっくりしました。なにしろ、おなかが空いて、頭の悪そうな金持ちの用心棒になってからが長い長い。「私がこの家にいる限り、盗みは許さない」って立派なことをおっしゃられていましたが、本来の目的ってそれだっけ?って感じで、早く当初の目標を思い出してほしかったです。どうでも良いようなエピソードが多すぎたんですね。 いろんな敵キャラが出てきたことや、仲間もみんな個性的で強かったことはエンターテイメント性が強くて大満足。ただ肝心のラスボスがゴレンジャーに出てくるような怪人レベルでなんとも興ざめ。面白いんですけど気持ちがどこか盛り上がりきれないまま終わっちゃいました。[DVD(字幕)] 5点(2013-11-28 15:20:30)《改行有》 22. ジャッジメント・ナイト 《ネタバレ》 殺人現場を目撃したために、4人の元不良が命を狙われるってだけの設定なのですが、その単純さ故のインパクトと臨場感に思わずひきこまれてしまいました。 落ち着いたとはいえ、血気盛んな4人の主人公たちは、初めからなんかやらかすんじゃないかという雰囲気たっぷり。だけど予想していたほどの暴走はせずに、純粋にトラブルに巻き込まれちゃいますので、素直に主人公たちを応援できる脚本なのは良かったです。よくある、自業自得だろパターンだと、個人的に感情移入しづらいんですよね。 ただ単純でわかりやすいストーリーに終始したため、中盤あたりからいつまでも主人公たちを追いかける動機に説得力を欠き、観ているこちらは若干の中だるみ感がおこります。途中で、被害者になることを拒み、反撃の狼煙をあげようかというところでは再び盛り上がりを見せますが、結局はその後も逃げ回り、盛り上がりきれずにラストまで突っ走ります。 最初の理不尽すぎる緊迫ムードがとても良かっただけに、中盤からラストにかけて普通の追いかけっこアクションになってしまったのはちょっと残念だったかも。 ただその分万人向けのサスペンスアクションムービーには仕上がっていますので、割と誰でも楽しめる良作だと思われます。[DVD(字幕)] 6点(2013-07-01 04:17:58)《改行有》 23. ジェニファー・ロペスの救命看護 《ネタバレ》 あくまで「救命看護」というのがこの映画のポイントです。 がっつり医療系のドラマを想像しがちですが、どちらかというとサバイバルの要素が強いような気がします。 実際この作品、メキシコのジャングルの中に仲間の乗ったセスナが墜落し、そのセスナに積んであった医療用品のほとんどを現地の盗人たちに盗られてしまうものですから、「手も足も出ない状態」が多いのです。 優秀な医師が何もできずにイライラしている状況。そこで新米看護師達が、何もできないながらも、けが人のそばにいて励まし続ける。そう、これは「医療」ではなく、「看護」の物語なわけです。 で、医師たちは治療したくてもできないとなれば、あとはひたすら救援要請をし続けることになっていきます。ですがこの救援要請も、メキシコの内部情勢がいろいろ絡んできて全然うまくいきません。 リアルといえばリアルな内容なのかもしれませんが、知らず知らずのうちにフラストレーションがたまっちゃうんですよ。それに、中だるみになっちゃうようなシーンが割りとちょこちょこ挿入されて、緊迫感がその都度そがれてしまいます。その割に、医療ものの醍醐味みたいなシーンは少ないので、期待していたほどの充足感は得られないのです。 ・・・なんか残念![DVD(字幕)] 5点(2013-06-15 10:10:30)《改行有》 24. 新ポリス・ストーリー(1993) 《ネタバレ》 ジャッキー主演で実話ってのが実に新鮮で面白かった。 と言うか、普通にこれはクライム・ムービーとして申し分のない佳作ではないでしょうか。 実話に基づいているだけに非常にマジメで丁寧な脚本ですが、商業用の映画として観ている人を楽しませるポイントをしっかり押さえてあると思います。それが、ひんしゅくを買わない程度のぎりぎりのラインにとどまっているところに、この映画のバランスの良さを感じます。 映画全体に緊張感があります。ハン刑事が少しずつ追い詰められている様子が画面からひしひしと伝わってきます。チャン刑事とハン刑事の心理的なかけひきも良い味付けになっています。 そして、ラストの実話に基づいたメッセージはグッド。 あのメッセージは個人的に凄く良かった。あのメッセージのおかげで、この作品はただの娯楽作品では終わりませんでした。 終盤では満足のいくカンフーもしっかり見せてもらえたのは嬉しかった。 減点要素をあげるとすれば、やはり無駄なシーンと活かされなかった伏線がちょいちょいあったことですかね。 それからハン刑事がまるでプレイボーイみたいな設定はいったい・・・ あいつまるでドラ○ンクドラ○ンのつ○じ・・ [DVD(字幕)] 7点(2013-05-27 11:18:49)《改行有》 25. 死の標的 《ネタバレ》 ★「わ、私の娘が撃たれた!兄さん!あなたのせいよ!」 ★「黒魔術の力を信じよ~」 こ、これはいつもとは違うテイストなのでは? しかしパーフェクト超人が本気を出せば、どんなテイストでも、どんな路線でも、いつものパーフェクト超人によるパーフェクト超人のための映画になるのでした。 ばっきばきのぼっきぼきで、めでたしめでたし。 おかげさまで今回もすっきりさせていただきました☆ [ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-04-08 12:40:07)(笑:1票) 《改行有》 26. シングルス(1992) 《ネタバレ》 「40ドル!」 「200ドル!」 「60ドル!」 「150ドル!」 「80ドル!」 「・・・皿洗いつき!」 え~ほかいませんか、ほか・・・ はい、「80ドル皿洗いつきで自転車男落札!おめでとうございます!」 あー、笑った。自転車男の表情が最高です。 「俺に風邪うつすなよ。」→「恵みあれ。」 ふふ、最高ですね。 予想通り。予定調和。でもそれが良いのでございます。 群像劇。起伏のないストーリー。 やや苦手なタイプではありますが、それでも最後まで普通に楽しめました。 全然受け付けなかった登場人物たちに、いつの間にか愛着を感じていました。 きっと人物の描き方が上手なんでしょうね。 良い映画でございました。[DVD(字幕)] 6点(2012-06-20 16:28:19)《改行有》 27. 真実の瞬間(1991) 《ネタバレ》 このような映画が作成されること自体、今のアメリカは良い国になったのだろうなと思われます。 「赤狩り」。帰国したときのメリルにはまだ他人事。なぜなら共産党員ではない自分には関係のない話だと思っていたから。 ですがメリルの考えは甘かったようです。 密告の強要。自白の強要。事実の歪曲。仕事関係者への圧力。 メリルの想像もつかない国家権力の暴走がハリウッドを侵していました。 振り返れば、帰国時のラリーの様子は、これからメリルの身にふりかかる災難を予想させるうえで十分すぎる効果を発揮しています。 一人の無実の人間が、容疑をかけられ、仕事をうばわれ、友人関係を壊され、社会から強制的に排除され、何一つむくわれないままラストを迎えるので決して後味の良い映画ではありません。(ラストの友人の証言には少し救われますが) ですが「赤狩り」の歴史を知る映画としては、国家権力の暴走の恐ろしさを知る映画としては、とても良い映画だと思います。[DVD(字幕)] 8点(2012-06-10 16:03:37)《改行有》 28. 地獄の警備員 《ネタバレ》 まず、ゆすり男を殺してロッカーに入れておきます。 先輩警備員に見せてあげます。 先輩警備員は恐れおののきます。はい、手下の出来上がり。 今度は、先輩警備員を上手に使い、変態会社員をなぐってみましょう。 あれ?なかなか死にませんね。 そんなときは配電盤に連れて行って電気を流してみるというのもひとつの手です。 びりびりびり。 んー、まだ生きていますね。 わかりました!じゃあもう一回あちこち殴って、最後は窒息させて袋につめてしまいましょう! ・・・・・・・・・・・・・といった感じで、いろいろな殺害の仕方を紹介してくれる、サービス精神にあふれたポップなホラーサスペンスだと思います。 序盤だけネタバレしてしまいましたが、まだまだ見所はあります! 特に犠牲者のみなさん、洋画ホラーと違ってかなり丈夫でなかなか死にません。 一人ひとりの犠牲者ができるだけ長く視聴者のみなさんを楽しませてくれるでしょう。[DVD(邦画)] 6点(2012-06-07 17:13:37)(笑:2票) 《改行有》 29. ジャングル・フィーバー 《ネタバレ》 焦点が定まっていないというご意見に大きく賛同いたします。 人種問題。不倫。ドラッグ。 大きく3つの問題がテーマとしてとりあげられているようです。 メインはおそらく人種問題。 ただ、不倫問題も映画内でかなりの割合を占めているため、 「ん?いったい何を原因にフリッパーとアンジーは責められているの?」 と少しわかりにくい気がします。 フリッパーの奥さんたちにとっては不倫をしたことが問題であり、アンジーの父親(つまり白人側)にとっては、黒人と関係をもったことが問題なのです。 登場人物たちも道徳感、倫理感に問題があり、今いち魅力を感じません。 唯一良かったのはポーリー。 冷静で中立、我慢強く、周りの人間を大切にする人物です。 彼は私たち日本人に最も性質が近いかもしれません。 [DVD(字幕)] 4点(2012-06-06 01:51:06)《改行有》 30. 邪神拳 《ネタバレ》 もっともっと、しょぼ~い映画かと思っていました。 女性も含めて、登場する人達には戦える人が多いので、脇役好きの僕としてはこういうノリは大好きです。 カンフーアクション+銃撃戦のバランスもかなり良かったです。 「王女」と「月魔」の戦いでは、伝説の剣や爆発する矢など多彩なウェポンを使ってくれるのも嬉しいですね。 つっこみどころがたくさんあるのも、こういった映画の個性かもしれません。 「月魔」のヴィジュアルがいまいち。 「ひげの女神」って何だ。 女刑事やめんのかい。 図書館の女性は結局どうなったかわからん。 スピード感出すために早送りすんのかい。 などなど。 探せばいくらでも出てくる突込みどころ満載のB級ホラーアクション。 変に爽快で、変にエロティックで、変にグロい。 たまにはこんな映画も良いもんですね。[DVD(字幕)] 7点(2012-05-25 12:14:52)《改行有》 31. シティ・スリッカーズ 《ネタバレ》 笑いと感動がぎっしり詰まった最高のエンターテイメント映画です。 一番盛り上がるのは当然カウボーイ体験が始まってからですが、そこにいくまでのプロローグの出来が尋常ではないくらいに良くできています。 漠然とした不安や悩みを、序盤でしっかり見せてくれるので、ツアーが始まってからの期待と解放感が半端ないです。 また、カウボーイ体験ツアーで出会う人々も、脇役ながら個性をしっかり発揮していて、魅力的です。 中盤くらいまでは、特にミッチがやたらとトークで笑わせてくれます。 次第に、感動のエピソードの割合も増えてきて、けっこう目頭の熱くなる場面も。 ただ、おそらく年齢層によって共感の仕方が変わってくると思うので、やはりアラサー、アラフォーあたりの人が一番共感できるだろうし、映画を楽しめると思いますね。[DVD(字幕)] 8点(2012-05-20 19:18:21)《改行有》 32. ジェイコブス・ラダー(1990) 《ネタバレ》 ずっと真相を考えていました。 パターン① 実はジェジーたちが出てくるほうが夢 パターン② いやいや、やっぱりサラや家族が出てくるほうが夢 パターン③ ベトナム戦争だけが真実で、それ以外はすべて夢の世界。 最初は、パターン①か、②しか思いつきませんでした。きっとこの世のものではない電車や車が見えるのは、戦争のけがによる後遺症か、軍の実験の副作用によって、ジェイコブがシックスセンス的なものを見につけたのだろうと。 ですが、ストーリーが進むにつれて、「もしかして・・・?」と思い始めたのがパターン③です。 でも個人的に、③だけはやだなー、と思いながら見ていました。 いろいろ想像していたことを、すべて台無しにされそうでしたから・・・ ですが話が終盤にさしかかると、③の可能性が濃厚になってきて、「まさか、まさか・・・」と思っていたら、そのまさかでしたね。 あーーーあ。 ひとつひとつの演出は素晴らしすぎて、かなり映画に入り込んでしまっていたので、オール夢オチはちょっと残念でした。[DVD(字幕)] 6点(2012-05-13 00:15:59)《改行有》 33. シザーハンズ 「バックトゥーザフューチャー」と同じくらい、複数回見ている作品です。なぜなら当時、確か家族がばらばらで借りてきたり(ほんとになぜだ?)、テレビでも放映されていたからです。 1回目。ホラー映画と思い込んで家族と一緒に見ました。(当時父が借りてくる映画はホラーとSFとアクションばかりだったので、ハサミの手が出てきた瞬間そう思って・・・)途中でホラー映画でないことに気づきました。 2回目。不自然な点に多少つっこみ&イライラしながら見ました。「まだ手はできていないから、代わりにはさみを・・・」って。そっちのほうが作るの大変そうなんですけど。え?今まで誰も屋敷に入ったことがないの?そんなばかな・・・ 3回目。不自然な箇所は了承済みなので、もう単純にストーリーと演技を楽しみます。 すると意外なことに、3回目くらいが一番この映画が面白い。 4回目以降。もう無心で見ます。理屈ではありません。登山家が、そこに山があるから山に登るように、そこで「シザーハンズ」が流れているから、つい最後まで観ちゃうだけです。そしてやはり面白い。 僕は、同じ映画を2度見ようとはほとんど思いません。よほど1回目の鑑賞で面白いと思わなければ。ですが、この映画は「つい見てしまう。」数少ない映画の1つです。つまり、この映画は人を惹きつける不思議な魅力にあふれています。[DVD(字幕)] 7点(2012-05-10 09:13:05)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》 34. シコふんじゃった。 《ネタバレ》 ファッション以外、古さを感じさせないのがスポーツ映画の良いところですね。20年以上経っているのに楽しめるスポーツ映画は、それだけで価値があると思います。 成り行きで相撲を始めたはずが、OBに怒られ、他校から馬鹿にされ、みんな本気になり始める。このノリ大好きです。 一番良かったのは、3部リーグ優勝で終わらせなかったところ。これは軽く意表を突かれました。正直、田中君(田口豊作)や青木さん(竹中直人)の成長具合と、勝ち方は、やや中途半端かな、と思っていたところ、2部交代戦で完成形を見せたかったわけですね。納得です。 見る人に楽しんでもらいたいという思いがつまった良い映画だと思います。[DVD(字幕)] 7点(2011-07-16 12:11:51)(良:1票) 《改行有》 35. 13F 《ネタバレ》 面白いけど読めてしまいました。なぜ読めてしまったのだろう。でもなぜか、今いる現実世界もじつはバーチャルなんだろうなと思ってしまった。バーチャルの世界に行っている人がその世界で死ぬと、バーチャルの世界の人が現実世界で目を覚ますっていう発想は面白いと思います。[DVD(字幕)] 6点(2011-07-07 20:33:50) 36. 知らなすぎた男 《ネタバレ》 無理無理無理。無理がある。特に、最後浜辺でまだ気付かないのは無理ありすぎ。無理ありすぎなのに、最初から最後までめちゃめちゃ面白い。みんなが、「いったい何者だ。」「スーパーマンか。」と言っている人が、何者でもないのが面白すぎ。友人に胸張って「面白いよ」と薦められる映画ですね。[DVD(字幕)] 9点(2011-07-06 22:42:40)(良:1票) 37. 女優霊(1996) 結局おまえは誰やねん。[DVD(邦画)] 2点(2011-07-06 22:36:32) 38. ジャック・フロスト/パパは雪だるま 《ネタバレ》 こういう話だったんですね。ちょっと違う心構えで観てしまったもので、いきなり父親がなくなってしまうのが衝撃でした。ただのファンタジーではありませんね。正直言うと、雪ダルマが動き出す前くらいまでが一番楽しかった。特に、道を雪かきしていて、車から降りた母親に抱きかかえられるシーンは秀逸。さすがに鼻の奥がつーんと。このシーンだけでも、この映画を見た価値はありました。[DVD(字幕)] 6点(2011-07-06 22:00:31) 39. 12人の優しい日本人 2時間ずーと話し合い。なのにとても面白い。演技力と脚本だけで勝負している映画って見ごたえありますね。三谷さんの映画は、前半やや退屈なことが多く、中盤あたりからどんどんヒートアップしていくものが多いですね。この映画もそのタイプです。[DVD(邦画)] 9点(2011-07-05 22:49:43) 40. 真実の行方 《ネタバレ》 ロイの一人勝ち[DVD(字幕)] 8点(2011-07-04 15:18:03)
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