みんなのシネマレビュー |
|
【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
41. G.I.ジェーン 論議の的となる男女平等問題。しかし、本作はその視点からは逃げている感じを受ける。というのもあまりにもデミの設定をスーパーウーマンに設定しすぎていて、本質的な男女の肉体的・精神的な差異から生じる諸問題についての言及を行っていないためである。それにしても・・・デミは様々な作品で本当に頑張っている。その頑張りはすでに男勝りであるとともに、女性の共感を得られるヒロイン像の創造という点では全く空回りしているのが事実でもある。3点(2003-11-28 12:50:55) 42. 幸福の条件(1993) スキャンダラスな題材選びで話題をさらうエイドリアン・ライン監督だが、ネタぎれ? この題材ならば、レッドフォードの役を色気のない中年男性、ハレルソンに夫として申し分ないと思われる初期設定を与えて、はがれていく夫のメッキ、じわじわにじみだす中年男性の魅力、そして金で買ったことへの後悔、など人間の本質を浮き彫りにするための工夫が必要であったように思う。2点(2003-11-28 12:25:17) 43. 恐竜小僧(ジュラシック・ボーイ) M・ショートは決して嫌いな俳優ではないが、ちょっとこれはやりすぎ。元気良く彼が暴れれば暴れるほど、こちらはひいていく・・・。2点(2003-11-24 12:27:22) 44. ショーシャンクの空に 《ネタバレ》 芸達者を揃え、ユーモアたっぷりにうまくまとめ上げたなぁと感じる小品。ラストが完全な違法行為であるにも関わらず、映画を観ている時には「あぁ、よかったなぁ」と素直に感動させられてしまうのは、丁寧に主人公の周辺を描いているからだろう。それにしても・・・高い平均点ですねぇ。世の中を斜に見過ぎなのかな俺は・・・。7点(2003-11-21 08:00:18) 45. シックス・センス 《ネタバレ》 もう知らない人もほとんどいない本作の意外な真相。しかし、本当の見所は2回目の観賞にこそある。コール少年の台詞・言動全てが真相を知った後では違う意味を持ってくるのだから。そして、それが人間の様々な「愛」と「関係」を浮き彫りにしていく。コミュニケーション不足が指摘される現代をえぐった傑作。10点(2003-11-20 06:22:48)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS