みんなのシネマレビュー |
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81. 少林サッカー このハチャメチャさは、それが受け入れられるかどうかで、評価も分かれて当然か。 少林拳を広めるためにダンスに手を出し、お次はサッカーでドタバタ劇。 初見ではおバカすぎてついていけなかったが、見直してみるとこのギャグテイストはそれなりにおもしろい。[ビデオ(吹替)] 5点(2012-12-16 23:57:07)《改行有》 82. 死刑にいたる病 好感、共感を持てる人物が一人もいないのがつらい。[インターネット(邦画)] 4点(2024-06-27 11:23:41) 83. シング・ストリート 未来へのうた 《ネタバレ》 学校でバンドを組んでの青春ラブストーリーだが、よくある類のストーリーで新鮮味がなかった。 ラストのボートでイギリスを目指す二人に、「小さな恋のメロディ」のトロッコを漕ぐ二人を思い出したが、「小さな恋のメロディ」はどこか懐かしい気持ちもかきたてられて共感もできた大好きな映画だけれど、本作はバンド活動に無縁だったこともあってかそういう思いになることもなく。 主人公が美形の少年なのでハートを捕まれる女性もいそうだけれど、このストーリーなら逆にイケてない少年が奮戦するほうがリアルな青春っぽくてまだ良かったような気がする。[DVD(吹替)] 4点(2020-12-09 18:51:04)《改行有》 84. 15時17分、パリ行き 《ネタバレ》 実話を本人たちが演じていると知らずに見たので驚いた。 演技もそんなド素人には見えなかったので。 イーストウッド監督も思い切ったことをするもんだ。 面白い試みだったが、映画は実話ものにありがちな、ストーリーの芯から外れた散漫な部分、そこはいらないでしょ?ってところがある。 それがあるからリアルさが増すということでこだわりがあったんだろうけど、その部分は見ててちょっと退屈。[DVD(吹替)] 4点(2019-07-03 21:28:52)(良:1票) 《改行有》 85. 人生の特等席 《ネタバレ》 イーストウッドもすっかりシワシワのお爺ちゃんになって、今回はMLBのスカウト役。 本物のMLBの迫力を知っていると、こういう映画でのベースボールのプレイは素人丸出しで、ドラフト1位の超大物スラッガー役のスイングなんてしょぼくて見ていられない。 仕事も家族も恋愛もすべてハッピーエンドに収まるまでのあまりのご都合主義には、見ているこちらが居心地の悪さを感じるくらい。 父娘がお互いを思いやりながらのすれ違いと関係回復は必殺の泣ける要素のはずなんだけど、まったく琴線に触れない。 でも、めちゃくちゃ嫌な性格の同僚スカウトがやりこめられるくだりはスッキリ。[CS・衛星(吹替)] 4点(2018-09-07 20:00:29)《改行有》 86. 少女(2016) 《ネタバレ》 教師が生徒の書いた原稿を盗んで新人賞――ってところで、もうありえなさすぎてゲンナリ。湊かなえの描く悪人はデフォルメしすぎたステレオタイプが多い気がする。この原作は未読だが、小説もこんな感じなのだろうか。 由紀に迫った変態エロ親父が痴漢の濡れ衣で金をせしめる紫織の父親。子が子なら親も親の典型だ。そこはオチがついてまだ良かったけど、それ以外でもあまりにも出来過ぎた偶然に笑ってしまう。由紀がボランティアで知り合った少年の父が、敦子のボランティア先での上司だったとか。 そんなこんなで随所で嘘っぽさが顔を覗かせるので、感情移入もできず。 本田翼の演技はまったく期待してなかったが、思ったより上手かった。山本美月は際立った美形が印象に残る。[DVD(邦画)] 4点(2017-09-08 19:40:07)《改行有》 87. ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦 《ネタバレ》 世間的には巨匠と評価されていても自分的にはそれほど・・・って監督もいる。相性の問題か。洋画ではサム・ペキンパー監督もその一人ということを再認識。 マックイーンは好きなのだが、ロデオにまったく興味が持てないこともあって退屈。人間様が勝手に勝負に熱くなってるだけで、牛や馬にしてみればいい迷惑かも。酒場での大乱闘も国歌が演奏されるとピタっと中断するのが印象的。[DVD(字幕)] 4点(2015-11-22 22:33:49)《改行有》 88. 17歳(2013) 《ネタバレ》 エロティックで観念的なフランス映画らしい作品。17歳の少女が売春に走った理由がピンとこない。離婚した父親への追慕なのか、レールを外れたワクワク感を求めているのか。娘を理解できない親のほうなら共感できるけど。 母親に更正させられ、同級生の男子と普通の付き合いをするも、少女にはそれが色あせて見える。また元の衝動に身を任せようとする少女に、性交死した初老の男の妻が現われて――。ずいぶん思わせぶりだけど何が言いたいのだかよくわからない。性交死した夫の相手に会って、妻と少女の間に何が芽生えるというのか。つかみどころのない17歳に、つかみどころのないストーリー。オゾン作品はどうも自分に合いそうにないことはわかった。マリーヌ・ヴァクトは魅力的なので、ストーリー次第でもっと生かせそう。[CS・衛星(字幕)] 4点(2015-06-16 00:08:59)《改行有》 89. ジャッジ! 《ネタバレ》 伊代も16歳だった頃があるとか、ところどころ笑える小ネタはあるけれど、ストーリーとしてみれば物足りない。 不器用で愚直な人間の一番生きていけそうにない業界において、ハッピーエンドがあまりに嘘っぽくて薄っぺらい。 乗っかっていけるような嘘にしてくれないと、すべてが嘘臭くては鼻白むだけ。 英語ができない主人公が、途中から急に聞き取りができたのも都合がよすぎる。 そもそも妻夫木がモテない男を演じることにも無理がある。 おとぎ話であったとしても、もう少し毒を効かせてくれたほうが。[地上波(邦画)] 4点(2015-03-09 01:36:18)《改行有》 90. 15歳、アルマの恋愛妄想 《ネタバレ》 思春期の女の子に共感できるかどうか。 エロ妄想癖のキャラなので、男子が自分のナニで腰を突いてきたというのも妄想と思わせる。 でも、いきなりそんなことする男子ってのも、なかなかの変態オヤジプレイだ。 村八分にされる女の子に罪をきせてしらばっくれるのも情けない。 最後に学校で自白する男気を見せたのはニヤリとさせられるけど、それでもあっさり許して付き合えるものかな。 もともと好きだったからだろうけど、普通だったら軽蔑して一気に冷めそうなものだけど。 かなり男に都合のいい展開。[DVD(字幕)] 4点(2015-03-05 01:27:19)《改行有》 91. 知りすぎていた男 《ネタバレ》 ヒッチコックの作品には必ず印象的なシーンがある。 コンサート会場でのシンバルを合図にした狙撃。 大使館でのケセラセラの歌に応じた子供の口笛。 印象に残るというのは、演出が巧いということ。 ただ、ストーリーとしては凡庸で、もっと裏に何かあるかと思ったが、ハッとするような展開はなかった。 人質・陰謀サスペンスとしてはこれがベースで、その後、いろいろ付け加えたバージョンが派生していったのだろう。 その付け加えた作品に慣れてしまった今となっては、あまりにもシンプルで物足りなさを感じてしまう。[DVD(字幕)] 4点(2014-11-10 22:14:03)《改行有》 92. SHAME -シェイム- 《ネタバレ》 真面目そうなイケメンなのにセックス依存症の男。 バーで出会った女と帰りに野外セックス。 オフィスのパソコンはエロ動画でいっぱい。 家で一人の時はオナニー三昧。 果てはゲイとの性行為に、女二人との3Pまで。 そうしなければならない男の深い哀しみは役者の熱演で伝わってくる。 心を通わせたい女とは関係が持てず、まるで何かトラウマを消し去るための手段としての性処理に没頭しなければならないような追いつめられた状態。 各種依存症は強いストレスから逃れるためだったり空虚さを埋めるためだったり心理的防衛機制が働く場合が多い。 ところが、なぜそうなったのか肝心なところが描かれておらず、観客に委ねて投げっぱなし。 あえて描いていないのだろうが、そういう映画は見ていて消化不良になる。 妹とのやりとりから、SHEME(恥部)は近親相姦か親からの虐待か、そういった類のものが推察される。 会話の端々から兄と妹の通常の関係を超えた結びつきが感じられる。 「私たちは悪い人間じゃない。居た場所が悪かっただけ」 妹の言葉が示すように、二人の成育環境に問題があったことは確か。 両親が登場せず、妹のリストカット癖から兄妹揃って心の問題で苦しんでいるのがわかるので、家族関係が崩壊していたのだろう。 その辺りをしっかり描き出したものが見たかった。[DVD(吹替)] 4点(2014-08-12 21:19:25)(良:1票) 《改行有》 93. 死ぬまでにしたい10のこと 《ネタバレ》 周囲の者を気遣って誰にも真相を話さずに死んでいこうとする。 かと思えば、夫に対する裏切り行為のようなこともする。 そんな主人公に共感できない[DVD(吹替)] 4点(2014-05-15 20:11:56)《改行有》 94. 紳士は金髪がお好き(1953) ストーリーはいたってシンプル。 退屈するかしないかは、マリリンやジェーン・ラッセル、華やかなミュージカルの魅力に引き込まれるかどうか。 自分にとっては引っかかるものがなく少々退屈だった。[DVD(字幕)] 4点(2014-03-08 14:01:06)《改行有》 95. 新・刑事コロンボ/だまされたコロンボ<TVM> 《ネタバレ》 いつもの倒叙法から離れて真相を隠しながらストーリーを進めるので、視聴者もコロンボと一緒にミスリードされる。 このやり方はコロンボシリーズに求めるものとはズレてしまうので好きじゃない。 新シリーズではマンネリにならないようにあれこれ工夫しているのだろうが、そのほとんどが逆効果で旧シリーズの良さを消しているように思える。 もしリムジンの中で殺されたなら血痕などの痕跡を空港に着くまでの間に完全に消すのは不可能で、そんな無理筋のストーリーに簡単にだまされるコロンボはキャラがブレて見えるし、そんな姿を見たいわけでもない。 遺体発覚につながった犯人の凡ミスもそれまでの周到さとはかけ離れている。 『ロンドンの傘』に出ていたダーク局長の名前が出てきて期待したが、出演はなかったのが残念。[DVD(吹替)] 4点(2013-12-06 18:03:44)《改行有》 96. 新・刑事コロンボ/幻の娼婦<TVM> 《ネタバレ》 旧シリーズとの差別化を心がけているのかもしれないが、セクシャルな要素はいらない。 浮気現場を目撃して、なおかつ恋人が自分のことを腐りかけのプリンと陰口を叩いていたら殺意も沸く。 高慢で憎々しい犯人ではないので、しつこいコロンボに溜飲が下がることもなく、捕まえる快感がない。 ムーディーなBGMを含め演出にも疑問が。 リンクとレビンソンが陣頭指揮を取らなくなり、製作も兼ねるようになったピーター・フォークが客の求めるものを見誤っている気がする。[DVD(吹替)] 4点(2013-12-06 18:02:35)《改行有》 97. 新・刑事コロンボ/迷子の兵隊<TVM> どうしても旧シリーズと比べてしまうが、魅力が半減したような…。 ずっとこの調子なら観る気がなくなりそう。[DVD(吹替)] 4点(2013-11-30 21:44:58)《改行有》 98. 白い婚礼 《ネタバレ》 ジョニー・デップとの交際で知られるヴァネッサ・パラディの映画デビュー作。 家庭環境が悪く子供の頃から麻薬をやり、買うお金は体を売って稼ぐ。 そんな過去を持ちながら頭脳明晰な才女で男を狂わす小悪魔的な影のある女子高生。 自殺未遂を繰り返す母と同じように精神的には不安定で、不倫相手の妻に仲間を使って嫌がらせするなど過激な面もある。 少女のほうからアプローチがあったとはいえ、その教え子と肉体関係に溺れる中年教師がプロ意識の欠片もなく情けない。 結局、他の学校に異動させられ、妻とは離婚、教え子も死なせてしまう超バッドエンド。 主人公の中年教師がしっかりしていればこんなことにはなっていないんだから、異動じゃなくてクビにすべきで、フラストレーションは残る。 ヴァネッサに魅力はあるけど、主人公にまったくないのが痛い。 ストーリーはパッとせず、10代から歌手でアイドル的存在だったヴァネッサの貴重なヌードが頼りの作品。 日本のアイドル歌手、今でいうならAKBの人気未成年メンバーが同じような映画でデビューしたら大騒ぎになるだろうけど、フランスの話なのでピンと来ず、その希少価値が実感できない。[ビデオ(吹替)] 4点(2013-06-28 21:15:56)《改行有》 99. 自虐の詩 《ネタバレ》 阿部寛のちゃぶ台返しが連発。 中学時代の貧乏仲間の熊本さんのキャラが強烈。 ギャグタッチのコメディシーンが結構あるが、全般的に起伏が乏しくてちょっとだれる。 シャブ中の売女に堕ちて幻覚から自傷した幸江を救ったのは、イサオの真面目で一途な思い。 それなのにどうしてイサオがダメ男になったのか、キャラが変わりすぎ。 凡庸なストーリーで内容が薄くて泣けもしないが、中谷美紀と阿部寛でなんとか持ちこたえている感じ。 同じように中谷美紀が不幸な女を演じた『嫌われ松子の一生』のほうが、ストーリーははるかに引き込まれる。[DVD(邦画)] 4点(2013-06-20 22:35:23)《改行有》 100. 幸せの向う側 《ネタバレ》 夫の正体が、全然知らない誰かの成りすましだった。 その誰かは十数年前に死んでいて、今度は夫が交通事故で死亡して、かと思ったら実は生きていて…。 あー、面倒くさい。 結婚相手に裏の顔があったというのはよくあるけど、ここまでいくとリアリティがない。[ビデオ(吹替)] 4点(2013-01-13 23:32:11)《改行有》
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