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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. シド・アンド・ナンシー いろんな意味で実にキツイ映画だけど、作品的にはスプレンディド! な出来映え。ただ、コアな音楽ファンや「ノーフューチャー」なお若い方々には、オススメできかねます。だって、ここにあるのは、シド・ビシャスとパンク・ムーヴメントに対するアイロニカルな冷笑なんだもん。小生はミソジニー(女嫌い)でもなく、ドラッグもヤバそうだし、パンクにゃなれんと切実に悟りました。あの時、劇場を何とも言えない顔で出てきたパンクスたちのことも忘れられません(笑)。8点(2003-10-17 16:00:33) 2. 地獄の門 う~ん、こういうグログロな映画も決して嫌いじゃないんだけどねえ…。あの口からゲロゲロ内臓を吐き出す名高い(?)シーンとか、いかにもフルチらしい残虐描写は楽しいんだけど、いかんせん、単純なはずのストーリーが、全然ワケ分からないってのは、もはや物語なんぞグロ描写見せるための手段でしかないってことか。でもそれって本末転倒で、センセイやっぱりマズイんじゃないでしょうか? 3点(2003-10-16 12:08:53) 3. 地獄のデビル・トラック 「恐怖」よりも、あきらかに「笑い」を意識しているところが、いい感じ。まあ、スティーブン・キングがおのれの趣味に走って50年代B級SFスリラーの再現を目論んだ代物だけに、同好のマニア以外にゃ今イチ楽しめんでしょうなあ。小生、大好き。7点(2003-10-06 15:38:03)(良:1票) 4. 死霊のはらわた(1981) 劇場公開の何年か前に、「スゲエ怖い映画があるぞ」と友人の間で評判になり、”海賊版(!)”ビデオで見た時の衝撃ときたら…。ひたすらコケオドシに徹した演出のパワフルさ、カネはなくとも工夫次第じゃここまで「スゲエ」映画がつくれるんだ! と、当時の映画少年たちをどれだけ勇気づけたことか。個人的には『2』の方がよりフェイバリットだけど、大好きであります。8点(2003-08-06 18:05:14) 5. シャーキーズ・マシーン バート・レイノルズ、自作自演でオノレの最高傑作を作っちまった。このあたりが、無意識過剰(?)なこの御仁ならではの人徳ってやつ? とにかくホラーじみたヘンリー・シルバの殺し屋を相手に、レイノルズと仲間のオッサン刑事たちが頑張る姿にナミダ…。レイチェル・ウォードも、めちゃくちゃイイ女(スケ)っぷりだしね!8点(2003-05-24 19:39:26) 6. シーナ ジョン・ギラ-ミン監督って、その昔は本家タ-ザン映画を撮ってんですよね。しかも、『シベールの日曜日』の美少女パトリシア・ゴッジ主演の『かもめの城』なんていうセンシティヴなドラマも。そういう一面を知る者にとって、この映画は「底抜け超大作」監督のレッテルとは無縁な”本来の(?)”ギラーミンらしさが麗しい最後の1本と言えるのでは。タニア・ロバ-ツ扮するジャングルの美少女を見つめる眼差しが、実に好々爺していて、生臭くないのがいい気分です。7点(2003-05-24 13:10:03)
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